セキセイインコ２羽の多頭飼育とメガバクテリア症：ストレスと再発の関係

再度、メガバクについて先日も２歳オスのセキセイインコのメガバクテリア症について質問させて頂きました。夏に入院治療をしましたが、また再発してしまいました。嘔吐、体重減少などの症状です。別の良心的な病院に変えました。３日入院したのですが、病院ではとっても元気で吐かなくなり早くも退院したのですが、（菌などが全く無くなった訳ではなく投薬治療になりました）家に帰るとまた、吐くようになりました。何かストレスなどの原因の心当たりはありますか？とのことですが清潔にし保温もして、薬もきちんとあげていました。いろいろ考えてみると、生後６か月のオスのセキセイインコも飼っているのですが、（ゲージは別です）この子をお迎えした時期から症状がひどくなったような気がします。なつっこい性格でいつも２歳の子の後を追ってばかりいました。微笑ましくみていたのですが、嫌がっているようにも見えました。先生もその可能性も考えられると言っていました。そこで、２羽を別の部屋で飼うことになりました。こんな事でストレスで再発して・・・とかって考えられますか？確かに２歳の子は、人間にベタ慣れです。半年の子は、人間より２歳の子が大好きです。離したらかわいそうだな・・・と思います。アパートなので、別部屋でも声が聞こえたり、すると思います。どうしようと考えてもいい案が浮かびません。複数飼いに詳しい方・病気に詳しい方、ご意見お聞かせ下さい。宜しくお願いします。補足半年の子は２度診察を受け、１度目は糞にカビ？が出ましたが、医者を変えたら出ませんでした。でもひき続き検査を定期的に受けます。２歳の子は、昨日からまた入院させましたが、やはり見た目は元気だと連絡がありました・・・でも糞には、最近出ていなかったメガバクテリアが出てしまいました・・・病院では元気って、なんか育てる自信なくしちゃいます（涙）インコさんどうしの相性ってやっぱりあるのでしょうか・・・・・・

Contents

1 セキセイインコのメガバクテリア症とストレスの関係
- 1.1 メガバクテリア症とは？
2 複数飼育におけるストレス要因の特定
3 具体的な改善策
4 専門家の意見
5 まとめ

セキセイインコのメガバクテリア症とストレスの関係

セキセイインコ２歳の子のメガバクテリア症の再発、そして６ヶ月の子との関係性について、ご心配されている様子が伝わってきます。確かに、メガバクテリア症はストレスによって悪化することがあります。２歳の子が、６ヶ月の子の行動にストレスを感じている可能性は十分考えられます。常に追いかけられる状況は、たとえ微笑ましく見えても、２歳の子にとっては大きなプレッシャーになっているかもしれません。特に、人間にベタ慣れで繊細な性格の子の場合、環境の変化や新しい鳥との関係性に敏感に反応する可能性があります。

メガバクテリア症とは？

メガバクテリア症は、Macrorhabdus ornithogasterという細菌が原因で起こる病気です。消化器系の炎症を引き起こし、嘔吐、体重減少、食欲不振などの症状が現れます。治療には抗生物質が用いられますが、再発することも珍しくありません。重要なのは、ストレスを軽減し、インコが健康的に過ごせる環境を整えることです。

複数飼育におけるストレス要因の特定

２羽のセキセイインコを飼育する上で、ストレス要因となりうる点をいくつか考えてみましょう。

1. 縄張り意識と順位争い

鳥類は縄張り意識が強く、特にオス同士では順位争いが起こることがあります。６ヶ月の子が２歳の子を追いかける行動は、優位性を示そうとする行動、あるいは単なる遊び心からくる行動とも解釈できますが、２歳の子がそれをストレスと感じている可能性があります。 ゲージの配置や広さ、エサ場、止まり木などの配置を見直すことで、縄張り意識によるストレスを軽減できる場合があります。例えば、それぞれの鳥が落ち着いて過ごせる隠れ家を用意する、エサ場を複数設置する、止まり木を分散させるなどが有効です。

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2. 個体差による性格の不一致

インコ同士の相性は、個体差によって大きく異なります。性格の穏やかなインコ同士であれば問題なく共存できますが、性格の異なるインコ同士では、ストレスや喧嘩の原因となる可能性があります。２歳の子が人間にベタ慣れである一方、６ヶ月の子が２歳の子に執着しているという状況は、性格の不一致によるストレスの可能性を示唆しています。

3. 環境の変化

新しい鳥をお迎えしたことが、２歳の子にとって大きな環境変化となり、ストレスの原因になっている可能性も考えられます。 新しい鳥を迎える際には、十分な時間をかけて慣れさせることが重要です。最初は別々のケージで飼育し、徐々に距離を縮めていく方法が有効です。

具体的な改善策

現状では、２羽を別の部屋で飼育するという対策を取られていますが、それでも声が聞こえるという状況では、完全なストレス軽減には至らないかもしれません。以下のような対策を検討してみてください。

1. ケージの配置と環境の工夫

* ケージを離れた場所に設置する： 別の部屋が理想ですが、それが難しい場合は、ケージの間に仕切りを設けたり、視界を遮るものを置くことで、直接的な視覚的な接触を減らすことができます。
* 視覚的な刺激を軽減する： ケージの近くに鏡や反射するものを置かないようにしましょう。これらは鳥を興奮させ、ストレスを増大させる可能性があります。
* 騒音対策： アパートの場合、騒音はストレス要因となります。ケージを壁際に設置したり、防音シートなどを活用して騒音を軽減しましょう。
* 隠れ家の設置： それぞれのケージに、鳥が安全に休息できる隠れ家を設置しましょう。これは、鳥が落ち着いて過ごせる空間を提供し、ストレスを軽減するのに役立ちます。

2. ２歳の子への個別ケア

* 十分な休息時間： 鳥は十分な睡眠が必要です。静かな場所で、鳥が落ち着いて眠れるように配慮しましょう。
* お気に入りの場所： ２歳の子が落ち着ける場所を確保し、そこに自由にアクセスできるようにしましょう。
* コミュニケーション： ２歳の子に、優しく声をかけてあげたり、優しく触れ合うことで、安心感を与えましょう。

3. 定期的な健康チェック

メガバクテリア症の再発を防ぐためには、定期的な健康チェックが不可欠です。糞便検査を定期的に行い、早期に異常を発見することが重要です。獣医師と相談しながら、適切な治療とケアを行いましょう。

専門家の意見

鳥類専門の獣医師に相談することが最も重要です。獣医師は、インコの状態を正確に判断し、適切な治療法や飼育方法をアドバイスしてくれます。メガバクテリア症の治療だけでなく、ストレス軽減のための具体的な対策についても相談しましょう。複数の獣医師の意見を聞くことも有効です。

まとめ

セキセイインコのメガバクテリア症の再発は、ストレスが大きく関わっている可能性があります。複数飼育においては、個体差を考慮した適切な環境整備と、それぞれのインコへの配慮が不可欠です。獣医師との連携を密にし、適切な治療とケアを行うことで、インコたちが健康に暮らせる環境を築きましょう。大切なのは、インコたちの幸せを第一に考えることです。