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セキセイインコと飼い主さんの関係性:警戒心はある?
三週間前に新しい家族となった手乗りジャンボセキセイインコのパイドくん(オス)の行動から、飼い主さんへの警戒心を判断してみましょう。
ご記載の行動「・飼い主が近づくとケージの扉で待っている ・指に乗せた後に違う指を持っていくと飛び乗る ・手のひらの上でえさを食べる」などは、明らかに警戒心は低いことを示しています。ケージの扉で待つ、指乗り、そして手のひらで餌を食べる行動は、飼い主さんを信頼し、安心している証拠です。
一方、「・指で顔を触ると顔全体を膨らます ・飼い主の頭髪や眉毛をくちばしで「ハミハミ」する」については、少し複雑です。顔の膨らませる行動は、必ずしも警戒心とは限りません。不快感や、少しの不安、あるいは好奇心からくる反応かもしれません。くちばしで「ハミハミ」する行動は、毛づくろいのような愛情表現の可能性が高いですが、状況によっては、軽い威嚇や、コミュニケーションの試みとも解釈できます。
結論として、パイドくんは飼い主さんに警戒心はほとんど抱いていないと考えられます。 ただし、まだ新しい環境なので、完全にリラックスしているとは言い切れません。引き続き、優しく接し、信頼関係を築いていくことが大切です。
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セキセイインコの多頭飼育:相性と注意点
先住セキセイインコ(オス)との関係性は、やや複雑ですね。片思い状態にある手乗りセキセイインコが、先住インコに近づくと威嚇されたり逃げられたりする一方で、羽繕いをする場面もあるとのこと。これは、典型的ないわゆる「序列関係」が形成されつつあると考えられます。
多頭飼育のメリットとデメリット
多頭飼育のメリットは、インコ同士が遊び相手となり、寂しさを軽減できることです。特にセキセイインコは群れで生活する鳥なので、仲間がいることで精神的に安定する傾向があります。
しかし、デメリットとして、縄張り争いや喧嘩、病気の感染リスクの増加などが挙げられます。特にオス同士の多頭飼育は、縄張り意識が強く、激しい争いに発展する可能性があります。
相性と解決策
現状、先住インコが手乗りインコをあまり快く思っていないようですが、時折羽繕いをする場面があるということは、完全に敵対しているわけではないことを示唆しています。
解決策としては、以下の点を意識しましょう。
- ケージの配置: それぞれのケージを離して設置し、視界を遮る工夫をする。お互いの距離を保つことで、ストレスを軽減できます。ケージの間に目隠しカーテンなどを設置するのも有効です。
- 餌やり時間: 餌やり時間をずらしたり、複数の餌場を用意したりすることで、競争によるストレスを減らすことができます。それぞれのインコが落ち着いて食事ができるように配慮しましょう。
- 遊び場: 十分な広さの遊び場を用意し、それぞれのインコが自由に動き回れるようにします。これにより、縄張り争いを防ぐ効果が期待できます。
- コミュニケーション: それぞれのインコに十分な愛情と時間を与え、個別にコミュニケーションを取りましょう。個体差を理解し、それぞれの性格に合わせた接し方を心がけることが重要です。
- 観察: インコたちの様子を注意深く観察し、喧嘩やストレスサイン(羽毛の乱れ、食欲不振、鳴き声の変化など)に気づいたら、すぐに対応しましょう。必要であれば、獣医に相談することも検討しましょう。
専門家の意見
鳥類専門の獣医や経験豊富なブリーダーに相談することも有効です。彼らは、個々の状況に合わせたアドバイスや、具体的な解決策を提供してくれるでしょう。
インテリアとセキセイインコ
セキセイインコを飼う上で、インテリアも重要な要素です。
ケージの設置場所
ケージは、直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所に設置しましょう。また、人の出入りが多い場所や、騒がしい場所も避け、インコが落ち着いて過ごせる場所を選びましょう。
遊び場
ケージの外で遊ばせるための広々とした遊び場を用意しましょう。安全で、インコが自由に動き回れるスペースが必要です。
インテリアの色
インコは、鮮やかな色を好みます。しかし、刺激が強すぎる色は、逆にストレスを与える可能性があります。落ち着いた色合いのインテリアを選び、ケージの周りに緑色の植物を置くのも良いでしょう。緑色は、リラックス効果があると言われています。 ただし、インコが口にしても安全な植物を選ぶ必要があります。
まとめ
パイドくんは飼い主さんに懐いていると考えられますが、先住インコとの関係には注意が必要です。多頭飼育は、適切な環境と配慮が必要です。それぞれの個性を理解し、ストレスを軽減する工夫をしながら、幸せな多頭飼育を目指しましょう。