セキセイインコの性格変化と飼い主との距離感:信頼関係を取り戻すための具体的な方法

生後半年を過ぎた性別不明のインコの性格についてです。 最近羽根が生え変わり見た目も大人っぽくなってきたのですがそれに伴い性格が荒っぽくなってしまいました。 少し前までは沢山顔をカキカキさせてくれたのに今は餌を取り替える為にカゴに手を近づけるだけで、キキキッキキキッと威嚇。餌箱を取ろうと手を入れると本気で噛んできます。風穴が空きそうな勢いで。 おもちゃが原因の発情かと考え、ブランコや鈴などのおもちゃを取り除いて約一週間。まだまだ様子は変わりません。 放鳥しても、身体や手には自らとまってくるものの、前みたく指を近づければ本気で噛みます。 此方はいつも通りの世話をしている間に自分では気づかないけどインコさんにとって気に入らないことでもあったのでしょうか。 何れにしても悔やんでも悔やみきれません。 正直とても悲しいです。 放鳥してもなかなかカゴにもどってもらえない時があり手に終えず、捕まえて無理やりカゴに帰らせたりもしてしまいました。 今後このようなことが続いて放鳥する度にこんなことをしていたら余計に距離が遠のいてしまう気がして怖いです。 様子がおかしいのは先週くらいからです。 最近手を怖がっているような気もします。 こういう時は放鳥は控えた方が良いのでしょうか? またインコさんとの触れ合いも極力避けるべきなのでしょうか? まだ手には乗ってくれるものの手にすら乗ってもらえなくなったらと考えると心配で心配でなりません 回答よろしくお願いします

セキセイインコの性格変化:思春期と大人の階段

セキセイインコは生後半年頃から、性成熟期(思春期)を迎えます。この時期はホルモンバランスの変化により、性格が変化することが多く、攻撃性が増したり、警戒心が強くなったりすることがあります。羽が生え変わり、見た目も大人っぽくなるのは、まさにこの性成熟期と重なっているため、あなたのインコさんの行動変化は、成長過程における自然な現象と言えるでしょう。

しかし、単なる思春期と片付けるには、噛みつきが激しく、飼い主さんとの信頼関係に影響が出ていることが心配です。 大切なのは、この変化を「問題行動」として捉えず、「コミュニケーションの変化」として理解することです。

噛みつき行動の原因を探る:インコさんのサインを読み解く

インコさんの噛みつきは、単なる攻撃性だけでなく、様々な感情表現の可能性があります。

  • 恐怖や不安: あなたの手に近づけることに恐怖を感じている可能性があります。無理やりカゴに戻したり、捕まえたりした経験が、インコさんの心にトラウマとして残っているかもしれません。
  • ストレス: 環境の変化、ケージの掃除、新しいおもちゃなど、インコさんがストレスを感じている可能性もあります。 餌箱の交換も、インコさんにとっては「脅威」に感じられるかもしれません。
  • 縄張り意識: ケージやその周辺を自分の縄張りだと認識し、あなたの手を侵略者とみなしている可能性があります。
  • 発情期: おもちゃを取り除いたとのことですが、発情期は他の行動(羽繕い、鳴き声など)の変化も伴います。完全に発情が収まっているとは言い切れません。

信頼関係回復のための具体的なステップ

インコさんと再び良好な関係を築くためには、焦らず、ゆっくりと時間をかけて信頼関係を回復させる必要があります。

1. 距離を置く:一時的な空間の確保

現在、インコさんがあなたの手を怖がっている状態ですので、まずは距離を置くことが重要です。 放鳥はせず、ケージの中で過ごさせ、インコさんが落ち着くまで様子を見ましょう。 無理強いは禁物です。

2. 安心できる環境づくり:ケージ内環境の見直し

ケージ内は、インコさんが安全でリラックスできる空間である必要があります。

  • 隠れ家: ケージの中に隠れ家となる場所(布や小箱など)を設置しましょう。インコさんが落ち着いて休める場所が必要です。
  • 適切な温度と湿度: 温度と湿度の管理も重要です。エアコンや加湿器などを活用し、快適な環境を保ちましょう。
  • 清潔さ: ケージの掃除はこまめに行い、清潔な環境を保ちましょう。

3. 積極的なコミュニケーション:ポジティブな強化

距離を置いた後、徐々にコミュニケーションを取り戻しましょう。

  • 声かけ: 優しく穏やかな声で話しかけましょう。インコさんの名前を呼び、存在を認識させましょう。
  • おやつ: お気に入りの餌を、ケージの入口から少し離れた場所に置き、インコさんが自ら近づいてくるのを待ちましょう。 近づいてきたら、褒めてあげましょう。
  • ゆっくりとした動作: ケージに手を近づけるときは、ゆっくりとした動作を心がけましょう。急に手を近づけると、インコさんは驚いてしまいます。

4. 専門家への相談:獣医や飼育経験者からのアドバイス

状況が改善しない場合は、獣医への相談を検討しましょう。病気や怪我の可能性も考慮する必要があります。また、セキセイインコの飼育経験が豊富なブリーダーやペットショップの店員などに相談してみるのも良いでしょう。

放鳥と触れ合いについて

現在の状況では、放鳥を控えた方が良いでしょう。無理やりカゴに戻す行為は、インコさんをさらに怖がらせてしまいます。 インコさんが自らケージに戻ってくるのを待ちましょう。 触れ合いに関しても、インコさんが自ら近づいてくるまで待ち、無理強いは避けましょう。

まとめ:時間と忍耐が鍵

インコさんと再び信頼関係を築くには、時間と忍耐が必要です。焦らず、ゆっくりと進めていきましょう。 インコさんのサインを丁寧に読み取り、適切な対応をすることで、必ず信頼関係は回復します。 大切なのは、インコさんの気持ちに寄り添うことです。

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