セキセイインコとの幸せな暮らし方:羽切り、噛み癖、爪切りに関する疑問を解決!

生後2か月半くらいから可愛がっているセキセイインコがおります。 現在生後6か月です。 最近よく懐き、私が帰宅すると籠から出してほしいと暴れます。 基本的に危険がない場合は放鳥しています。 ショップで購入してきた時は羽を切られていましたが、 最近生え変わったようで自由に空を飛べるようになりました。 インコが活き活きしているように思います。 絶対に家の外に逃げ出さないように、 部屋に私以外の人が居る時は踏まれないように最新の注意を払っていますが、 「事故防止の為に羽切れば?」と友人に言われました。 私はせっかく鳥に生まれたんだから、自由に羽ばたいてほしいと思っています。 もちろん、危険がないようにずっと気をつけています。 インコを飼っている皆さんは羽を切っていますか? それと、噛みクセがあるんですが血が出るまで噛んできます。 私がイスに座ると私に飛んできてすごく可愛いのですが、 噛まれるとものすごく痛いです。 岩塩?のような硬いモノを籠に入れていますし、 人を噛む事をやめてほしいんですが、インコの噛み癖は治らないと本で読みました。 治らないんでしょうか? あと、爪なんですが、刺さって痛いです。 インコの爪を切る事は虐待になるんでしょうか? 時々、爪を抜かれた猫をみるので、インコもあるのかな?と疑問に思いました。

セキセイインコと暮らす上での3つの悩み:羽切り、噛み癖、爪切り

この記事では、セキセイインコを飼っている方から寄せられた、羽切り、噛み癖、爪切りに関する3つの悩みに、専門家の意見も交えながら詳しく解説します。 愛鳥とのより良い関係を築くため、ぜひ最後まで読んでみてください。

1.羽切りは本当に必要?セキセイインコの羽と自由

友人の「事故防止のために羽を切れば?」というアドバイスは、確かにインコが外に飛び出したり、事故に遭うリスクを減らす効果があります。しかし、羽を切る行為は、鳥本来の行動を制限することになります。 自由に飛び回ることは、セキセイインコにとって大きな喜びであり、健康な生活を送る上で重要な要素です。

多くの獣医師や鳥類専門家は、特に理由がない限り、羽切りは推奨していません。 事故を防ぐためには、以下の対策を徹底することで、羽を切る必要性を最小限に抑えることができます。

  • 窓やドアを閉める: 最も基本的な対策です。常に閉まっていることを確認し、換気扇などからも逃げ出せないように注意しましょう。
  • ケージの安全確認: ケージの扉がしっかり閉まっているか、隙間がないかを確認しましょう。脱走防止対策として、ケージカバーを使用するのも有効です。
  • 放鳥エリアの安全確保: 放鳥する際は、危険な場所(キッチン、浴室など)へのアクセスを制限し、常にインコの様子を見守りましょう。 天井の高い部屋では、落下防止対策として、柔らかいマットなどを敷くのも良いでしょう。
  • 室内環境の整備: コード類を隠す、危険な物を片付けるなど、インコが安全に過ごせる環境を整えましょう。 植物など、インコにとって有害なものを置かないように注意が必要です。
  • しっかりとした訓練: 「おいで」などの簡単なコマンドを覚えさせ、インコを呼び戻せるように訓練しましょう。 これは、万が一インコが危険な場所に近づいた時にも有効です。

羽を切るかどうかは、飼い主さんの責任において判断する必要があります。 インコが自由に飛び回る喜びと、安全性のバランスを考慮し、最善の選択をしてください。 もし迷う場合は、信頼できる獣医師に相談することをおすすめします。

2.セキセイインコの噛み癖:原因と対策

セキセイインコが血が出るほど噛んでくるのは、非常に辛いですね。 噛み癖の原因は様々ですが、恐怖心、遊び心、コミュニケーション不足、ストレスなどが考えられます。

岩塩を与えているのは良い試みですが、噛み癖の根本的な解決にはなりません。 以下のような対策を試してみましょう。

  • 噛むと嫌なことをする: 噛まれた瞬間に「痛い!」と大きな声で言い、一時的に部屋を出て、インコを無視します。 これを繰り返すことで、噛むと嫌なことが起こるとインコに学習させます。
  • 噛む前に注意する: インコが噛みつきそうになったら、「ダメ!」と優しく注意します。 同時に、おもちゃなどを与えて気を紛らわせるのも有効です。
  • コミュニケーションを増やす: 毎日一定時間、インコとコミュニケーションを取りましょう。 話しかけたり、撫でたり、一緒に遊んだりすることで、信頼関係を築き、ストレスを軽減できます。
  • 十分な睡眠と休息: インコが十分な睡眠と休息を取れるように、静かな環境を用意しましょう。
  • 環境エンリッチメント: ケージの中に、おもちゃや止まり木、ブランコなどを豊富に用意し、インコが飽きないように工夫しましょう。 これは、ストレス軽減に非常に効果的です。
  • 専門家への相談: 改善が見られない場合は、動物病院や鳥類専門家に相談しましょう。 病気やその他の原因が隠れている可能性もあります。

噛み癖は、一朝一夕に治るものではありません。 根気強く、継続的な努力が必要です。 インコとの信頼関係を築くことが、噛み癖改善の鍵となります。

3.セキセイインコの爪切り:虐待ではない!正しい方法

猫の爪抜きとインコの爪切りは全く異なる行為です。 インコの爪切りは、適切な方法で行えば虐待ではありません。 伸びすぎた爪は、ケガや病気の原因となるため、定期的な爪切りは必要です。

爪切りは、専用の爪切りバサミを使用し、血管を傷つけないように注意深く行います。 血管の位置は爪の色で判断できます。 白い部分だけを切るようにしましょう。 もし不安であれば、獣医師やペットショップのスタッフに相談し、正しい方法を学ぶことをおすすめします。

  • 爪切りバサミを用意する: ペット用の小さな爪切りバサミを使用しましょう。
  • インコを落ち着かせる: 爪切りをする前に、インコを落ち着かせましょう。 おやつを与えたり、優しく撫でたりすることで、リラックスさせることができます。
  • 血管の位置を確認する: 爪の先端からピンク色の血管が見える部分まで切らないように注意しましょう。
  • 少しずつ切る: 一度にたくさん切ろうとせず、少しずつ丁寧に切りましょう。
  • 出血した場合の対処法: 万が一出血した場合には、止血剤を塗布するか、軽く圧迫して止血しましょう。

爪切りに抵抗がある場合は、獣医師に爪切りを依頼することもできます。 初めての場合は、専門家にお願いするのが安心です。

インテリアとインコとの共存

インコを飼う上で、インテリアにも配慮が必要です。 例えば、自然素材の家具や、落ち着いた色のインテリアは、インコにとってリラックスできる環境を作り出します。 一方で、鮮やかな色や刺激的な柄のインテリアは、インコを興奮させる可能性があります。 インコが安全に過ごせる空間を作るためにも、インテリア選びにも気を配りましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)