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セキスイハイムドマーニの断熱性と暖房システムについて
セキスイハイムドマーニ、特に「あったかハイム」は、基礎断熱と床下蓄熱暖房を組み合わせた優れた断熱性能を備えています。しかし、質問者様のご自宅のように、吹き抜けのある間取りや広さによっては、2階への熱伝導が不十分となり、寒さを感じることがあります。これは、鉄骨ユニット工法の特性と、吹き抜けによる熱の逃げやすさが原因として考えられます。
床下蓄熱暖房とペレットストーブの併用
床下蓄熱暖房は、深夜電力を利用して床を暖めるシステムです。効率的ですが、電気代が高くなることと、空気が乾燥しやすいというデメリットがあります。ペレットストーブは、暖房効果が高く、燃料費も比較的安価ですが、燃料の管理や灰の処理が必要になります。両方を併用することで、1階は快適な温度を保てているものの、2階への暖気上昇が不十分な点が課題となっています。
2階が寒い原因と対策
2階が寒い主な原因は、以下の3点です。
- 吹き抜けによる熱の逃げ:吹き抜けは開放感がありますが、暖気を逃しやすい構造です。特に天井が高くなればなるほど、熱が上に逃げてしまうため、2階が寒くなります。
- 天井断熱の不足:グラスウールを16k、120㎡分追加されたとのことですが、それでも十分な断熱性能が確保できていない可能性があります。吹き抜け部分の断熱が不足しているか、グラスウールの施工方法に問題があるかもしれません。
- 鉄骨ユニット工法の特性:鉄骨造は、木造に比べて熱伝導率が高いため、外気温の影響を受けやすい傾向があります。特に、断熱材の施工が不十分だと、寒さがより感じられます。
2階断熱の改善策
現状の対策として、天井裏にグラスウールを追加されたのは効果的です。しかし、それでも寒さを感じる場合は、以下の追加対策を検討しましょう。
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- 吹き抜け部分の断熱強化:吹き抜け部分に、断熱効果の高いカーテンやブラインドを設置する、または断熱材を追加施工することを検討しましょう。断熱材の種類は、グラスウール以外にも、セルロースファイバーやウレタンフォームなど、様々な選択肢があります。専門業者に相談して、最適な断熱材と施工方法を選ぶことが重要です。
- 窓の断熱強化:2階の窓が単板ガラスであれば、複層ガラスへの交換を検討しましょう。複層ガラスは、断熱性能が非常に高く、冷暖房効率を大幅に向上させることができます。また、窓に断熱フィルムを貼るのも効果的です。
- 2階への暖房設備の追加:床暖房やエアコンを追加設置するのも有効な手段です。特に、エアコンは、比較的簡単に設置でき、費用対効果も高いです。ただし、設置場所や機種選びは慎重に行う必要があります。
- 気密性の向上:建物の気密性を高めることで、暖気を逃げるのを防ぎます。隙間風などをチェックし、必要に応じてシーリング材などで補修しましょう。
インテリアと断熱性の両立
断熱対策に加え、インテリアコーディネートで快適性を高めることも可能です。
カーテンやブラインドの活用
厚手のカーテンや断熱効果のあるブラインドは、冷気を遮断し、暖気を逃がさない効果があります。色の選択も重要で、濃い色のカーテンは、より高い断熱効果が期待できます。ブラウン系のカーテンは、落ち着いた雰囲気を演出するだけでなく、断熱効果も期待できます。
ラグやカーペットの活用
床からの冷気を遮断するために、ラグやカーペットを敷くのも効果的です。厚手のものや、保温性の高い素材を選ぶと、より効果的です。ブラウン系のラグは、暖かみのある空間を演出します。
家具の配置
家具の配置も、室温に影響を与えます。例えば、窓の前に大きな家具を置くことで、日射を遮断し、室温が下がる可能性があります。逆に、日射を最大限に活用するために、家具の配置を工夫することも重要です。
専門家への相談
断熱対策や暖房システムの改善には、専門家の意見を聞くことが重要です。建築士や住宅設備業者に相談することで、最適な解決策を見つけることができます。
まとめ
セキスイハイムドマーニでの断熱対策は、吹き抜けや鉄骨ユニット工法の特性を考慮した上で、適切な対策を行う必要があります。2階が寒い場合は、天井裏の断熱強化に加え、吹き抜け部分の断熱、窓の断熱強化、2階への暖房設備の追加などを検討しましょう。インテリアコーディネートと併せて、快適な住空間を実現してください。