セキスイハイムの断熱性能と築10年住宅の暑さ対策:壁内断熱の確認方法と改善策

セキスイハイムの断熱性能ってどんなものでしょうか。パルフェの築10年に住んでいます。外壁はタイル系、陸屋根です。なぜか、ここ2,3年、夏に1階2階とも部屋がとても暑く感じられます。だからといって冬特別暖かいという事もないです。明らかに外からの熱が入ってきているように感じます。遮光カーテン、雨戸など閉めてもあまり変化ないみたいです。エアコンが駄目なのかと思い買い換えました。が、エアコンの設定温度も新築当初より2,3度低くしてもじりじりした不快な暑さを感じます。セキスイハイムの家って、10年程度で断熱材は相当劣化してしまうのでしょうか。何か手抜きをしたのではと思ってしまうほどです。それと、壁の内側の断熱が今どうなっているのか調べる方法ってあるでしょうか。

セキスイハイムの断熱性能と経年劣化

セキスイハイムは、高気密・高断熱住宅を謳っており、一般的に高い断熱性能を有しています。しかし、断熱性能は経年劣化の影響を受けます。築10年となると、断熱材の性能低下や、気密性の低下が考えられます。断熱材の種類や施工方法、建物の構造(今回のケースではタイル外壁、陸屋根)によっても、劣化の程度は異なります。特に陸屋根は、太陽熱を直接受けやすく、夏場の室温上昇に大きく影響します。

断熱材の劣化とは?

断熱材の劣化は、主に以下の要因が考えられます。

  • 経年変化:時間の経過とともに、断熱材の性能が低下する。
  • 湿気:結露などによる湿気は、断熱材の性能を低下させる。
  • 紫外線:紫外線は、一部の断熱材の性能を低下させる。
  • 施工不良:施工時の不備により、断熱性能が低下する。

セキスイハイムの場合、使用されている断熱材の種類や施工状況によって劣化の程度が異なります。10年で「相当劣化」するとは断言できませんが、性能低下が起こる可能性は否定できません。

築10年住宅の暑さの原因と対策

エアコンを買い換えても改善が見られないことから、エアコンの故障ではなく、建物の断熱性能の低下が原因である可能性が高いです。

考えられる原因

  • 断熱材の劣化:経年劣化により、断熱性能が低下している。
  • 気密性の低下:建物の隙間から熱が侵入している。
  • 陸屋根の影響:太陽熱を直接受けやすく、室温上昇しやすい。
  • 外壁タイルの蓄熱:タイルは太陽熱を吸収しやすく、夜間も熱を放出し続ける。
  • 窓からの熱侵入:窓からの日射熱が室温上昇に大きく影響している。

具体的な暑さ対策

  1. 断熱性能の確認:まずは、専門業者に断熱性能の検査を依頼しましょう。サーモグラフィー検査などにより、熱の侵入箇所を特定できます。これにより、断熱材の劣化状況や気密性の問題点を把握できます。
  2. 窓対策:遮光カーテンや雨戸だけでは不十分な場合があります。断熱効果の高い窓ガラスへの交換や、窓用フィルムの貼付を検討しましょう。Low-Eガラスへの交換は効果的です。
  3. 屋根・外壁対策:陸屋根の場合、遮熱塗料の塗装や、トップライトの設置などを検討しましょう。外壁タイルの蓄熱対策として、外壁に遮熱シートを施工するのも有効です。専門業者に相談し、最適な方法を選びましょう。
  4. 換気対策:適切な換気を行うことで、室温上昇を抑えることができます。24時間換気システムの確認とメンテナンスを行いましょう。また、夜間は窓を開けて自然換気を行うのも効果的です。
  5. 日射遮蔽:日射を遮ることで室温上昇を抑えることができます。庇やオーニングの設置を検討しましょう。植栽も効果的です。

壁内断熱の確認方法

壁の内側の断熱状況を確認するには、専門業者に依頼するのが確実です。しかし、ある程度自分で確認することも可能です。

簡易的な確認方法

  • 壁の叩き音:壁を叩いてみて、空洞音がする場合は、断熱材が不足している可能性があります。
  • 点検口の確認:点検口があれば、そこから断熱材の状態を確認できます。
  • 床下・屋根裏の確認:床下や屋根裏から、断熱材の状態を確認できる場合があります。

ただし、これらの方法はあくまで簡易的なものであり、断熱状況を正確に把握するには専門業者への依頼が不可欠です。

専門家の視点

建築士や住宅診断士などの専門家に相談することで、的確な原因究明と対策を立てることができます。彼らは、建物の構造や断熱材の種類、施工状況などを考慮し、最適な改善策を提案してくれます。特に、セキスイハイムのような大手ハウスメーカーの住宅の場合、専門家の知識と経験が重要になります。

まとめ

築10年のセキスイハイム住宅で夏場の暑さを感じている場合、断熱材の劣化や気密性の低下が原因である可能性があります。専門業者に断熱性能の検査を依頼し、原因を特定した上で、適切な対策を行うことが重要です。早めの対処で、快適な住環境を取り戻せるでしょう。

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