Contents
セアカゴケグモの特徴と危険性
ご自宅にセアカゴケグモが出現したとのこと、大変驚かれたことと思います。 一週間留守にしていた間に、多くの蜘蛛、そしてセアカゴケグモまで出現した状況は、不安に感じられるのも当然です。 まず、セアカゴケグモの特徴と危険性について理解しておきましょう。
セアカゴケグモは、体長約1cmの小型のクモで、背中に赤い模様があるのが特徴です。 この赤い模様は、砂時計型をしていることが多いですが、個体差があります。 黒く光沢のある体と、赤い模様が特徴的なので、他のクモと区別しやすいです。
セアカゴケグモの毒は、神経毒で、刺されると激しい痛み、腫れ、発汗、吐き気などの症状が現れる可能性があります。 重症化することも稀にあるため、刺された場合は、すぐに医療機関を受診することが重要です。 お子様や高齢者など、抵抗力の弱い方が刺されるとより危険性が高まります。
セアカゴケグモの生息場所と駆除方法
セアカゴケグモは、暖かい場所を好むため、日当たりの良い場所、物陰、隙間などに巣を作ることが多いです。 具体的には、以下の場所によく潜んでいます。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
- 玄関先
- 家の外壁の隙間
- ブロック塀の隙間
- プランターや植木鉢の下
- エアコン室外機
- 物置
- 靴の中
- 自転車のカゴ
ご自宅の玄関(中)にいたとのことですので、玄関周辺の隙間や、靴箱の中なども念入りに確認しましょう。 特に、暗くて湿った場所は注意が必要です。
ゴキブリ殺虫剤での駆除
ゴキブリ殺虫剤は、セアカゴケグモへの効果が低い可能性があります。 セアカゴケグモ専用の殺虫剤を使用するか、専門業者に駆除を依頼することをお勧めします。 もし、ゴキブリ殺虫剤を使用する場合は、直接噴射するのではなく、巣の周辺に散布し、クモが触れるようにしましょう。
卵の処理
セアカゴケグモの卵嚢(らんのう)は、白い球状で、直径約1cmです。 卵嚢を発見した場合は、素手で触らず、殺虫剤を噴射するか、厚手のビニール袋に入れて密封し、ゴミとして処分しましょう。
刺された場合の対処法
セアカゴケグモに刺された場合は、以下の対処法を心がけましょう。
- 安静にする
- 患部を冷やす
- 毒を絞り出す(強く絞らないように注意)
- 医療機関を受診する
絶対に患部を切開したり、口で吸ったりしないでください。 医療機関では、抗ヒスタミン剤や痛み止めなどの治療を受けることができます。
市への通報と専門業者への依頼
埼玉県では、セアカゴケグモの発見報告を受け付けています。 お住まいの市町村の環境衛生課などに連絡し、状況を報告しましょう。 市町村によっては、専門業者による駆除を手配してくれる場合があります。 また、自分で駆除を行うのが不安な場合は、専門業者に依頼することも検討しましょう。 専門業者は、適切な薬剤を使用し、安全に駆除を行うことができます。
インテリアへの影響と予防策
セアカゴケグモの発生を防ぐためには、以下の予防策が有効です。
- 家の周りの草木を刈り込む
- 家の周りのゴミを片付ける
- 家の隙間を塞ぐ
- 定期的に家の周りを清掃する
- 窓やドアに網戸を取り付ける
- セアカゴケグモを寄せ付けないための忌避剤を使用する
これらの対策を行うことで、セアカゴケグモの発生リスクを低減することができます。 インテリアに影響が出ないように、安全に配慮しながら対策を行いましょう。 例えば、植栽を整理する際は、クモの巣に注意しながら作業を行いましょう。
まとめ
セアカゴケグモは危険な毒グモですが、適切な対策を行うことで、被害を最小限に抑えることができます。 発見したら慌てず、上記の対処法を参考に、安全に駆除を行いましょう。 ご自身の安全を第一に考え、必要であれば専門家の力を借りることを検討してください。 埼玉県内の各市町村の環境衛生課に問い合わせることで、具体的な対応方法について相談できます。