スズメのヒナを保護した場合の対処法と野生復帰の可能性

スズメのヒナの育て方。分かる人いませんか? ガソリンスタンドで落ちていたので拾ってきました。巣立ちの失敗か、落ちただけか、分かりませんが、口ばしはまだ黄色で、羽をばたつかせるものの、飛び上がることはできません。下手に拾っても・・・そのままにしてたら飛べたのかな~と思うとちょっと後悔。マッシュポテトと卵黄を混ぜた、魚の撒き餌が家にあったので、水でやわらかくして、口を開け食べさせました。父が言うには、じゃんじゃん食べさせないとだめだということですが、本当でしょうか?確かに、親鳥がひっきりなしに餌をとっては食べさせる光景を見るので、そうなのかな?父が言うには、一晩明けて生きていれば、希望がもてるかもね、とも言っていました。←本当か^^;?順調に育ったとして、飛べるようになったり、野生に返すことはできるのでしょうか?特に、餌のとり方などは、本能でできるもんじゃなく、親鳥と一緒に覚えていくものですよね?人間の手でどこまでできるか心配です。

スズメのヒナを発見した場合の対応

野生動物、特に鳥類のヒナを発見した際は、安易に保護する前に、まず状況の確認が必要です。本当に保護が必要なのか、親鳥が近くにいるのか、などを慎重に判断することが大切です。

本当に保護が必要か?

* 巣から落ちている場合: 巣がすぐ近くにあれば、そっと元の巣に戻してあげましょう。親鳥はヒナを認識し、引き続き育雛します。
* 怪我をしている場合: 明らかに怪我をしている、または衰弱している場合は保護が必要ですが、そうでない場合は、まずは様子を見ましょう。
* 親鳥の姿を確認: 近くで親鳥が様子を伺っている可能性があります。親鳥が近くにいる場合は、人間の手を介さずに、自然に育つ可能性が高いです。安全な場所に移動させ、遠くから様子を見守りましょう。

スズメのヒナの飼育:適切な餌と注意点

今回のケースでは、既にヒナを保護されています。まずは、ヒナの命を守るための適切なケアが必要です。

適切な餌

絶対に与えてはいけないもの: 人間の食べ物は、スズメの消化器官に負担をかけ、最悪の場合、死に至る可能性があります。マッシュポテトと卵黄の混合餌は、一時的な応急処置としては良いですが、継続的な給餌には向きません。

適切な餌: ペットショップなどで販売されている「フィンチ用の人工餌」が最も適切です。これは、スズメに必要な栄養素がバランス良く配合されています。 他に、煮込んだひき肉(鶏ひき肉など)を細かく刻んだもの、細かく砕いた昆虫(コオロギなど)なども与えることができます。ただし、必ず清潔な状態を保ち、腐敗を防ぎましょう。

給餌頻度と量

親鳥が頻繁に餌を与えるように見えるのは、ヒナが体温調節が未発達で、常に体温を維持するために多くのエネルギーを必要とするためです。そのため、頻繁な給餌が必要となります。ただし、「じゃんじゃん」と無制限に与えるのではなく、ヒナの状態を見ながら、お腹が膨らむ程度に与えることが重要です。

給餌方法

ピンセットやスポイトなどを使って、口の奥に優しく餌を送り込みます。無理やり口を開けさせると、ヒナを傷つける可能性があります。

野生復帰の可能性と課題

スズメのヒナを人間が育てた場合、野生復帰は非常に困難です。

餌の確保と捕食行動

野生で生き抜くためには、自分で餌を探し、捕食行動をとる必要があります。これらは、親鳥から学習するものであり、人間の手では教え込むことができません。

社会化と群れへの適応

スズメは群れで生活します。人間の手で育てられたヒナは、他のスズメと社会化できず、群れに適応できない可能性が高いです。

野生復帰に向けた取り組み

もし、野生復帰を目指すのであれば、専門家の助言が必要です。鳥類の保護団体や獣医に相談し、適切なアドバイスを得ることが重要です。

専門家の意見

鳥類の専門家によると、スズメのヒナは、親鳥がいない状態でも、適切なケアと環境があれば生き延びる可能性はあります。しかし、野生復帰は非常に困難であり、専門家の指導なしに安易に試みるべきではないと指摘しています。

まとめ:スズメのヒナ保護における倫理と現実

スズメのヒナを保護する際は、まず、本当に保護が必要なのかを慎重に判断する必要があります。保護が必要な場合は、適切な餌を与え、清潔な環境を維持することが大切です。しかし、野生復帰は困難であり、専門家の助言を得ながら、ヒナの将来を真剣に考える必要があります。 安易な気持ちで保護し、結果的にヒナが苦しむことのないよう、十分に配慮しましょう。 インテリアとは直接関係ありませんが、生き物への配慮は、生活空間全体を豊かにする上で大切な要素です。

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