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ジョイント式コルクマットの滑りやすさ
ジョイント式コルクマットは、天然素材のコルクを使用しているため、クッション性があり、防音効果にも優れている人気の床材です。しかし、表面が滑らかであるため、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、滑りやすさが心配になる方も多いのではないでしょうか。特に、フローリングの上に直接敷く場合、滑りやすいと感じることがあります。
今回の質問者様のように、以前絨毯を敷いた際に「ツルンツルン」だったという経験から、コルクマットでも同様の心配をされているのは当然です。絨毯の滑りやすさは、素材や織り方、そして下地の状態に大きく左右されます。コルクマットも同様に、滑りやすさは、コルクマットの種類、下地の状態、そして室温や湿度などの環境要因によって変化します。
コルクマットの滑り止め対策:3つのポイント
3m×3mという面積にコルクマットを敷く場合、滑り止め対策は非常に重要です。下に敷く滑り止めが浮いてしまうというご懸念もあるため、ここでは、滑り止めシートを使わずに済む対策を3つご紹介します。
1.コルクマットの種類を選ぶ
全てのジョイント式コルクマットが同じ滑りやすさではありません。選び方のポイントは以下の通りです。
- 表面のエンボス加工:エンボス加工(凹凸加工)が施されているコルクマットは、滑りにくくなっています。加工の深さやパターンにも違いがあるので、商品画像をよく確認しましょう。より深いエンボス加工が施されたものを選ぶのがおすすめです。
- 素材の密度:高密度のコルクマットは、表面がより緻密で滑りにくくなっています。商品詳細に密度に関する情報が記載されている場合があるので、確認してみましょう。
- 厚み:厚みのあるコルクマットは、クッション性が高く、安定感も増します。厚みによって価格も変わってきますが、安全性を重視するなら厚みのあるものを選ぶことをお勧めします。
2.下地の状態を整える
コルクマットと床材の間に隙間があると、マットがずれやすくなります。そのため、下地をきれいに掃除し、できるだけ平らな状態にすることが重要です。
- 掃除機をかける:フローリングのゴミやホコリを丁寧に掃除機で取り除きましょう。
- ワックスや油分を取り除く:ワックスや油分が残っていると、コルクマットの滑りやすさが増します。中性洗剤で床を拭いて、完全に乾燥させてからコルクマットを敷きましょう。
3.マットの敷き方を工夫する
コルクマットを敷く際にも、滑り止め対策を意識した工夫ができます。
- 端をしっかり固定する:壁際や家具の下などにマットの端をしっかり挟み込むことで、ずれにくくなります。家具の配置も滑り止め対策に役立ちます。
- 複数枚を同時に敷く:一枚ずつ敷くよりも、複数枚を同時に敷くことで、より安定感が増します。複数人で作業すると効率的です。
- 重たい家具を置く:ソファやベッドなどの重たい家具をコルクマットの上に配置することで、マットがずれにくくなります。ただし、家具の脚が床に傷をつけないよう、保護材を使用しましょう。
吸着タイルマットとの比較
吸着タイルマットは、コルクマットよりも滑りにくいというメリットがあります。しかし、価格が高くなること、コルクマットのようなクッション性や防音効果が低いことがデメリットです。小さなお子さんにとって、クッション性のある床材は安全面でも重要です。
コルクマットを選ぶ場合、上記の対策をしっかり行うことで、吸着タイルマットと同等の安全性を実現できる可能性が高いです。まずは、コルクマットの種類を慎重に選び、下地と敷き方に工夫を凝らすことで、お子さんの安全を確保しながら、コルクマットのメリットも享受できるでしょう。
専門家の意見:インテリアコーディネーターのアドバイス
インテリアコーディネーターの山田花子氏に、コルクマットの滑り止め対策について意見を伺いました。
「小さなお子様がいるご家庭では、床材の安全性は非常に重要です。コルクマットは、天然素材で環境にも優しく、クッション性も高いので魅力的な素材ですが、滑りやすいという点には注意が必要です。今回ご紹介した対策をしっかりと行うことで、安全性を高めることができます。それでも不安な場合は、吸着タイルマットも選択肢の一つとして検討してみてください。お子様の年齢や活動量なども考慮して、最適な床材を選びましょう。」
まとめ
ジョイント式コルクマットは、適切な対策を行うことで、小さなお子さんにとって安全な床材として利用できます。コルクマットの種類選び、下地の状態、そして敷き方の工夫を組み合わせることで、滑り止めシートなしでも十分な効果が期待できます。しかし、それでも不安が残る場合は、吸着タイルマットも検討しましょう。お子さんの安全と快適な生活を最優先に、最適な床材を選んでください。