ショートステイの現状と改善策:要介護3の父を預けた経験から

昨日から父がショートステイを利用しています。父は要介護3で、右片麻痺・失語症があり、車椅子を使用しています。初めてのショートステイなので、今日様子を見に行ったのですが、父が「夜もパジャマに着替えず、このままで寝るんだ」と言っていました。事前の説明では、日中はパジャマから日常着に着替えさせるとの事で、パジャマと日常に着る洋服を持参しました。しかし、着替えをさせてもらっていませんでした。預けた荷物(衣類等)は部屋にはなく、スタッフが管理しているとの事。部屋に時計がないとの事だったので、持参した時計も部屋にはありませんでした。それに夜中に漏らしてしまったようで、シーツにシミがあったのでスタッフに言いました。スタッフからは「気がついていたのだけれど、前からあるシミだと思います」と言われました。私は疑問を感じ、布団とタオルケットをめくってみたところ、タオルケットにもシミがあり、それを伝えて初めて、シーツとタオルケットを交換してくれました。(夜中のおむつ交換もしていないようです。)ショートステイってこんなものでしょうか?このようなことについて、クレームを言っても良いものなのでしょうか?クレームはケアマネージャーと施設の責任者のどちらへ言うべきでしょうか?補足部屋は一人部屋です。荷物については、施設からいただいていた持参品の一覧表を、当方で記入し提出しました。その場でスタッフの方がチェックしていました。荷物の管理をスタッフでするか本人にするかの確認や、荷物をスタッフの方で預かるなどの説明はありませんでした。

ショートステイにおける疑問点と対応策

ご心配されているお気持ち、よく分かります。要介護3のお父様を初めてショートステイに預け、様々な点で疑問を感じられたことと思います。今回のケースでは、着替え、持ち物管理、夜間の排泄ケアなど、いくつかの問題点が指摘できます。一つずつ見ていきましょう。

1. 着替えについて

事前に「日中はパジャマから日常着に着替えさせる」との説明があったにも関わらず、実際には着替えが行われていませんでした。これは、施設側の説明不足、あるいはケアプランと実際のケアにずれが生じている可能性があります。ご本人にとって、パジャマのまま過ごすことは不快感や不安につながる可能性があります。 快適な生活を送るためには、日中の着替えは非常に重要です。

2. 持ち物管理について

持ち物が部屋になく、スタッフが管理しているとのことですが、事前に持ち物の管理方法について説明がなかった点が問題です。利用者本人の意思を尊重し、可能な範囲で本人に管理させるか、スタッフが管理する場合は、その方法や保管場所について明確に説明する必要があります。持ち物一覧表の提出だけでは不十分です。

3. 夜間の排泄ケアについて

夜間の尿漏れに対する対応も問題です。シーツやタオルケットの汚れに気づいていながら、放置していたことは、清潔な環境を維持するというショートステイの基本的な役割を果たせていないと言えます。また、夜間のおむつ交換が行われていない可能性も懸念されます。

クレーム対応と具体的な行動

これらの問題点について、クレームを言うことは全く問題ありません。むしろ、利用者の権利を守るためにも、積極的に問題提起をするべきです。

1. クレーム先

クレームは、ケアマネージャーと施設の責任者両方に伝えるのが適切です。ケアマネージャーは、サービス内容の調整や改善を促す役割を担っています。施設の責任者には、具体的な問題点と改善を求める必要があります。

2. クレームの内容

クレームを伝える際には、感情的になるのではなく、事実を淡々と伝え、具体的な改善策を求めることが重要です。例えば、以下のように伝えましょう。

* 「着替えについて、事前に説明と異なる対応がなされていました。日中の着替えを確実に行うよう、ケアプランの見直しをお願いします。」
* 「持ち物の管理方法について、事前に説明がなかったため、不安を感じています。今後は、利用者本人の意思を尊重した上で、管理方法を明確に説明してください。」
* 「夜間の尿漏れについて、適切な対応がなされていませんでした。夜間の排泄ケアについて、改善策を講じてください。」

3. 具体的な改善策の提案

クレームと同時に、具体的な改善策を提案することも効果的です。例えば、

* 「日中の着替え時間などを具体的にケアプランに記載してください。」
* 「持ち物の保管場所を明確にし、利用者本人が確認できるシステムを導入してください。」
* 「夜間の巡回頻度を増やし、排泄ケアを徹底してください。」

専門家の意見:ショートステイの質を高めるために

ショートステイの質は、施設の体制やスタッフの意識によって大きく左右されます。高齢者の尊厳を尊重し、安全で快適な生活を提供するために、以下の点に配慮する必要があります。

* 適切な人員配置:十分な数のスタッフが配置されているか。
* スタッフの教育:介護技術や高齢者への対応について、適切な研修が行われているか。
* ケアプランの作成:利用者の状況やニーズを踏まえた、個別的なケアプランが作成されているか。
* 定期的なモニタリング:サービスの質を維持するために、定期的なモニタリングが行われているか。

これらの点をチェックすることで、ショートステイの質を客観的に評価することができます。

まとめ:安心してショートステイを利用するために

ショートステイは、高齢者の生活の質を向上させるための重要なサービスです。しかし、今回のケースのように、問題が発生することもあります。問題が発生した際には、積極的に施設に連絡し、改善を求めることが重要です。ケアマネージャーや施設の責任者と連携を取りながら、安心してショートステイを利用できるよう努めましょう。 ご自身の体験を共有することで、他の利用者の方々にとっても有益な情報となるでしょう。

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