シニア犬のトイレ問題解決ガイド:愛犬との快適な暮らしのために

柴系の愛犬(ミックス)が粗相をします。どう躾(注意)をしたらいいでしょうか。ちなみに11歳2ヶ月です。普段はとてもいい子で自慢の子ですが、何か気に入らないことがあるときなのか、普段入らない部屋に行って おしっこをしたりします。(もちろん引き戸を閉めてます。)今朝はしたことのない部屋(寝室)でされました。朝の6時ごろトイレに行こうとしたら足元のあたりにタップリと。実は今朝、妻が所要で5時過ぎに出かけて行きましたものですから、すこし引き戸が開いていたんです。でも今までにも開いている時もありましたが、寝室は初めてです。思わずきつく叱りましたが、分かったのやら。部屋のなかでだいたい居場所はあるんですが自由にしています。おしっこシートももちろん常設してあります。毎日朝晩タップリと相手もしているのですこぶる健康です。食事から体の健康チェックまでほとんど人間なみかわいがりです。(完全に犬馬鹿です)爺さん犬の躾ではないんですが、その場できつく言うだけしか思いつきませんが、何か良い知恵はないものでしょうか。たまになので妻はダメでしよう、などとあきらめています!?寂しいとかの腹いせでしょうか。アドバイスください。

11歳シニア犬のトイレの失敗:原因を探る

11歳という高齢の愛犬のトイレの失敗は、単なるいたずらや反抗ではなく、健康面や環境の変化、そして老化による認知機能の低下などが原因として考えられます。 叱るだけでは効果がなく、かえって愛犬を不安にさせる可能性があります。まずは、なぜ寝室で粗相をしたのか、その原因を丁寧に探ることから始めましょう。

考えられる原因

  • 加齢による認知機能の低下(認知症):高齢犬は、トイレの場所を忘れてしまったり、排泄のタイミングをコントロールできなくなったりすることがあります。これは病気ではなく、加齢による自然な変化です。
  • 身体的な問題:関節炎や尿路感染症などの病気によって、トイレまで行くのが困難になっている可能性があります。排尿・排便の回数の増加や、いつもと違う排泄の様子にも注意しましょう。
  • 環境の変化:奥様の外出による寂しさや不安、普段とは違う部屋の開放など、環境の変化がストレスとなり、粗相につながっている可能性があります。
  • おしっこシートの位置:おしっこシートの位置が愛犬にとって使いにくい場所にある、もしくはシートの種類が気に入らない可能性も考えられます。
  • 体の不調:食欲不振、体重減少、元気がないなど、普段と違う様子があれば、すぐに獣医に相談しましょう。

具体的な解決策:愛犬と快適な生活を送るために

愛犬の状況を把握した上で、具体的な対策を講じましょう。

1. 獣医への相談

まずは、獣医さんに相談することが重要です。尿検査や血液検査などを通して、身体的な問題がないかを確認してもらいましょう。加齢による認知機能の低下であれば、適切なサポート方法をアドバイスしてもらえます。

2. トイレ環境の見直し

  • おしっこシートの場所と種類:愛犬が落ち着いて排泄できる場所におしっこシートを置きましょう。複数枚設置したり、種類を変えてみるのも効果的です。吸収力が高いシートや、犬が好む香りのシートなども検討してみましょう。
  • トイレトレーニングの見直し:高齢犬の場合、頻回にトイレに連れて行く必要があります。特に夜間や早朝は、こまめなトイレ休憩を心がけましょう。
  • 部屋の整理整頓:愛犬が自由に動き回れるスペースを確保し、危険な物やストレスとなるものを片付けましょう。落ち着いた雰囲気の空間を作ることも大切です。

3. 認知機能サポート

認知機能の低下が疑われる場合は、獣医の指示の下、サプリメントなどを利用することも検討しましょう。

4. ストレス軽減対策

  • 寂しさを解消:奥様が出かける際は、愛犬が安心できるおもちゃや、ぬいぐるみなどを与えましょう。犬用のラジオやテレビなども効果的です。また、留守番中の様子を監視できるカメラを設置するのも良いでしょう。
  • 安心できる空間の確保:愛犬が落ち着いて過ごせる、安全で快適な場所(クレートなど)を用意しましょう。
  • 十分なコミュニケーション:毎日朝晩だけでなく、日中もこまめに声をかけてあげたり、一緒に遊んだりすることで、愛犬の不安を軽減しましょう。

5. 叱ることの弊害と代替策

愛犬を叱ることは、逆効果になる可能性が高いです。叱られたことで、愛犬は恐怖を感じ、さらに不安になり、粗相をする可能性を高めてしまいます。代わりに、粗相をした後すぐに、落ち着いておしっこシートに連れて行き、成功したらたくさん褒めてあげましょう。 ポジティブな強化で、愛犬に正しい行動を覚えさせましょう。

6. 専門家のサポート

どうしても改善が見られない場合は、動物行動学の専門家やドッグトレーナーに相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、愛犬に合った適切な解決策を見つけ出すことができます。

インテリアとシニア犬の共存:快適な空間づくり

高齢犬と快適に暮らすためには、インテリアにも工夫が必要です。

滑りにくい床材

高齢犬は足腰が弱くなっているため、滑りやすい床材は転倒のリスクを高めます。カーペットやマットなどを敷いたり、滑りにくい床材を選んだりすることで、安全性を高めましょう。

段差の解消

段差は高齢犬にとって大きな負担となります。スロープを設置したり、段差を解消したりすることで、愛犬が自由に動き回れるように配慮しましょう。

落ち着ける空間

愛犬がリラックスできる、落ち着ける空間を作ることも大切です。犬用のベッドやクッションなどを用意し、安全で快適な場所を確保しましょう。

ブラウンインテリアと愛犬

ブラウン系のインテリアは、落ち着いた雰囲気で、愛犬もリラックスしやすい空間を作り出します。 木製家具やブラウン系のカーペットなどを効果的に取り入れることで、温かみのある空間を演出できます。

まとめ:愛犬との幸せな時間を大切に

高齢犬のトイレの失敗は、病気や老化によるものの場合が多く、叱るだけでは解決しません。 まずは獣医に相談し、愛犬の状態を把握することが大切です。そして、愛犬の気持ちを理解し、適切な環境を整えることで、愛犬との幸せな時間を長く続けることができます。 焦らず、根気強く、愛犬と向き合っていきましょう。

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