シックハウス症候群の疑い?新築住宅での体調不良と対策

シックハウス症候群について教えて下さい 家を新築してから約1年半経ちます。夫と二人暮らしです。 入居してから約3か月後に夫が大きなめまいを発症し、メニエールと診断されました。 その時から今まで体調が思わしくなく、倒れてしまう様なめまいはなくなった物の、めまい・食欲不振・胃もたれ・吐き気・咳が数か月とまらない・ほぼ毎日風邪をひいている状態・疲れやすい・倦怠感…等の症状がでています。 夫が最初にめまいで倒れた約2か月後、今度は私も同じような症状にかかってしまいました。 私の場合は、めまい・食欲不振・胃もたれ・吐き気・下痢・微熱・肩こり・頭痛・疲れやすい・倦怠感…等です。現在でも続いています。 胃カメラ・バリウム・エコー・血液検査等何度かやりましたが、いずれも異常なしでした。 目の症状は二人ともありません。 心理的症状というより主に身体的な症状です。 内科の薬では全く改善せず、心療内科に行ってみた所、自律神経失調症・適応障害と言われました。追って夫も同じ病院を受診した所、適応障害との診断でした。 私は発症時に比べればだいぶ症状は落ち着いてきたものの、いまだに上記症状が続いています。 夫は大きなめまいはなくなりましたが、同じく症状が続いています。 先日父親に、「2人とも新築してから発症したなら、シックハウスとかも考えられるんじゃないの?」と言われたのですが、確かにシックハウス症候群を検索すると、症状が似ています。 シックハウス症候群にかかった場合、一生治らないと書かれてあるのを見たのですが本当でしょうか? また、もし家が原因だとすると、同じ家に住み続けている限り一生治らないのでしょうか?有害物質を排除、もしくは希釈できるような方法はありますか?? ちなみに各部屋の24時間の換気口はあけっぱなしですが、夫が換気が好きではない?ため(冬は「寒い」、夏は「暖房がきかない」、からの様です…)、あまり積極的に窓を開けての換気を行っていませんでした。 平日日中は誰もいない為、やっと最近夜にだけ数十分やる様にしています。 そもそもシックハウス症候群ではないのかもしれませんが、おわかりになる方いましたらお教え下さい。補足「換気扇は回しっぱなしが基本」というのは、各部屋についている換気部分の事でしょうか?台所の換気扇の事ですか? 一応換気口は常に開けっ放しで、ファン?がついている換気口も回しっぱなしにしています。 旅行は具合が悪くて行けないのです;; ただ、2人とも家・外出時いずれに関わらず具合が悪くなります。シックハウスではないのでしょうか…? それと原因の場所・モノの特定というのは、どのようにしたらわかるのでしょうか?

シックハウス症候群とは?症状と原因物質

シックハウス症候群とは、住宅の建材などから放出される揮発性有機化合物(VOC)などの化学物質によって引き起こされる健康被害のことです。 新築住宅やリフォーム直後の住宅で多く発生し、頭痛、めまい、吐き気、倦怠感、呼吸器症状など、様々な症状が現れます。質問者様ご夫婦の症状は、シックハウス症候群の症状と類似している部分が多く見られます。

主な原因物質としては、以下のものが挙げられます。

  • ホルムアルデヒド:接着剤、塗料などに含まれる。強い刺激臭があり、眼や喉の刺激、喘息などを引き起こす可能性があります。
  • トルエン:塗料、接着剤、シンナーなどに含まれる。中枢神経系への影響があり、頭痛、めまい、吐き気などを引き起こす可能性があります。
  • キシレン:塗料、接着剤、シンナーなどに含まれる。トルエンと同様、中枢神経系への影響があります。
  • スチレン:発泡スチロール、合成樹脂などに含まれる。頭痛、めまい、吐き気などを引き起こす可能性があります。

これらの物質は、建材から徐々に放出されるため、入居後数ヶ月から数年後に症状が現れるケースが多いです。

シックハウス症候群は一生治らない?

シックハウス症候群は、必ずしも一生治らないわけではありません。 原因物質への暴露を止め、適切な対策を行うことで症状は改善することが期待できます。しかし、症状の重症度や体質、生活環境などによって回復期間は異なります。

「一生治らない」という記述は、適切な対策をせずに原因物質に曝露し続けると、症状が慢性化し、回復が困難になる可能性を示唆していると考えられます。

シックハウス症候群の改善策

ご自宅がシックハウス症候群の原因である可能性を考慮し、具体的な改善策を提案します。

1. 徹底的な換気

24時間換気システムは、各部屋に設置された換気口からの換気を指します。台所の換気扇とは別です。 しかし、24時間換気だけでは十分な換気とは言えません。

  • 窓を開けての換気:特に日中は、窓を積極的に開けて換気をしましょう。天気の良い日は、窓を全開にして数時間換気することをお勧めします。冬場や夏場は、短時間でもこまめな換気を心がけてください。
  • 換気扇の活用:台所の換気扇や浴室乾燥機なども積極的に活用しましょう。特に調理中や入浴後は、しっかり換気をしましょう。
  • 空気清浄機の導入:空気清浄機は、室内の空気中の有害物質を除去するのに役立ちます。HEPAフィルター搭載のものを選ぶと効果的です。

2. 原因物質の特定

原因物質の特定には、専門業者による室内空気質調査が有効です。 調査では、空気中のVOC濃度を測定し、具体的な原因物質を特定することができます。 調査結果に基づいて、適切な対策を講じることができます。

3. 建材の対策

室内空気質調査の結果に基づき、原因物質を多く含む建材の特定と対策が必要です。

  • ホルムアルデヒド吸着剤の設置:ホルムアルデヒドを吸着する効果のある製品を置くことで、空気中のホルムアルデヒド濃度を低減できます。
  • 建材の交換:深刻な場合は、原因物質を多く放出する建材の交換が必要になることもあります。専門業者に相談しましょう。

4. 生活習慣の見直し

  • 休息を十分にとる:睡眠不足は、シックハウス症候群の症状を悪化させる可能性があります。質の高い睡眠を心がけましょう。
  • バランスの良い食事:栄養バランスの良い食事を摂ることで、体の抵抗力を高めることができます。
  • ストレス軽減:ストレスは、自律神経失調症などの症状を悪化させる可能性があります。ストレスを軽減するための工夫をしましょう。

5. 専門家への相談

シックハウス症候群の症状が改善しない場合は、医師や専門業者に相談することをお勧めします。 医師は、症状の診断と治療を行い、専門業者は、原因物質の特定と対策を支援します。

まとめ

シックハウス症候群の疑いがある場合は、まずは徹底的な換気を行い、空気清浄機を使用するなど、ご自身でできる対策を講じることが重要です。症状が改善しない場合は、専門家への相談を検討しましょう。 早期に適切な対策を行うことで、症状の改善が期待できます。 ご夫婦の健康回復を心よりお祈りしています。

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