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「キーン」という高周波音の原因究明
クリナップSSシリーズのKURAキャビネットから発生する「キーン」という高周波音の問題、大変お困りのことと思います。冷却ファンの音ではないとご指摘の通り、原因特定が重要です。 メーカーからの回答では冷却ファンと断定されていますが、実際に発生している音と冷却ファンの作動音が異なるというご指摘は非常に重要です。 この音は、冷却ファン以外の部品から発生している可能性が高いと考えられます。
考えられる原因をいくつか挙げ、それぞれについて対策を検討してみましょう。
1. 共振による高周波音
キャビネット内部の部品や構造、あるいはキャビネット自体が特定の周波数で共振し、高周波音を発生させている可能性があります。キッチン周りの振動(食器洗い機、冷蔵庫など)が共振を引き起こしているケースも考えられます。
* **対策:**
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- キャビネット内部の部品を点検する: 緩んでいるネジや接触している部品がないかを確認し、必要に応じて固定します。 この際、アルミフィンに特に注意を払ってください。 緩みや変形がないか、しっかり確認しましょう。
- 振動源の特定: 食器洗い機や冷蔵庫などの家電製品を一時的に停止させて、音が変化するか確認します。 もし音が小さくなったり消えたりすれば、それらの家電製品からの振動が原因の可能性が高いです。
- キャビネットの設置状況を確認する: キャビネットが壁や床にしっかり固定されているか、また、設置面が平らであるかを確認します。 設置状況によっては、振動が共振を引き起こす可能性があります。
- 防振材の使用: キャビネットと壁、床の間に防振材(ゴムシートなど)を挟むことで、振動を吸収し、共振を抑制する効果が期待できます。ホームセンターなどで手軽に購入できます。
2. 電気部品からのノイズ
キャビネット内部の電気部品(コンデンサ、モーターなど)から発生するノイズが原因の可能性もあります。特に、高周波数のノイズは、耳に不快に聞こえることがあります。
* **対策:**
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- 電気部品の点検: 専門業者に依頼して、キャビネット内部の電気部品を点検してもらうことをお勧めします。 目視では発見できない不具合も、専門家の知識と機器を用いれば発見できる可能性があります。
- ノイズフィルターの設置: 電気部品にノイズフィルターを取り付けることで、ノイズを低減できる可能性があります。ただし、これは専門知識が必要なため、専門業者に依頼することをお勧めします。
3. その他の要因
上記以外にも、配管の振動や、建物の構造上の問題などが原因となっている可能性も考えられます。
専門家への相談
何度かメーカーに連絡されていますが、原因が特定できていない状況では、専門家の意見を聞くことが重要です。
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- 建築士またはリフォーム業者への相談: リフォームを担当した業者に改めて相談し、原因究明と対策を依頼しましょう。 彼らは現場の状況を良く理解しており、適切なアドバイスをしてくれるはずです。
- 騒音測定専門業者への相談: 騒音レベルを測定してもらうことで、問題の深刻さを客観的に把握できます。 測定結果に基づいて、より具体的な対策を検討できるでしょう。
- クリナップ以外の専門業者への相談: クリナップからの回答に納得できない場合は、クリナップ以外のキッチン設備に詳しい専門業者に相談してみるのも良いでしょう。 第二の意見を聞くことで、新たな解決策が見つかるかもしれません。
具体的な解決に向けたステップ
1. **音の発生状況を詳細に記録する:** 音の大きさ、発生時間、発生場所などを記録します。 動画や音声で記録できれば、より客観的な情報となります。
2. **クリナップに再度連絡する:** 記録した情報を元に、クリナップに改めて連絡し、問題の再調査を依頼します。 専門家の派遣を強く求めるべきです。
3. **専門業者に相談する:** クリナップの対応に満足できない場合は、建築士、リフォーム業者、騒音測定専門業者などに相談します。
4. **対策を実施する:** 専門家のアドバイスに基づいて、適切な対策を実施します。
インテリアとの調和を再び
KURAキャビネットは、キッチンの収納性を高める優れた製品のはずです。 しかし、この「キーン」という音は、快適な空間を大きく損なっています。 原因究明と適切な対策によって、静かで快適なキッチン空間を取り戻しましょう。 グレーの落ち着いたキッチンに、この不快な音は全く似合いません。 解決に向けて諦めずに、粘り強く対応していくことが重要です。