シクラメンの鉢植えが枯れそう…適切な水やりと育て方のコツ

子供が植物園の見学に行って、シクラメンの鉢をもらってきました。3日にいっぺん水をあげたらいいといわれたそうで、もらってきて3日目に水をあげた途端、どんどんしおれて全滅しそうです。水を上からかけてはいけないとも言っていたというので、花や葉には直接水が触れないようにあげたのですが…どうしたらいいんでしょう。

シクラメンの枯れの原因と対処法

植物園から持ち帰ったばかりのシクラメンがしおれてしまったとのこと、心配ですね。原因を特定し、適切な対処をすることで、まだ復活できる可能性があります。まず、シクラメンの枯れの原因として考えられるのは以下の通りです。

1. 水やりの方法が間違っている

「3日に1回」という目安は、あくまで一般的なもので、環境によって大きく異なります。特に、植物園のような環境と家庭環境では、温度、湿度、日照条件が大きく異なるため、同じ頻度で水やりをしても、植物の生育状況は変わってきます。

重要なのは土の乾燥具合を確認することです。 指で土の表面を2~3cmほど押してみて、乾燥しているようであれば水やりが必要です。鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与え、受け皿に溜まった水は捨てましょう。花や葉に直接水がかからないように、ジョウロの先を土に向けて優しく水やりするのがポイントです。 水を上からかけることで、葉が傷んだり、病気の原因になったりすることがあります。

2. 根腐れ

水やりが多すぎると、根腐れを起こし、植物がしおれてしまいます。特に、鉢底に排水穴がない鉢を使用している場合、根腐れの危険性が高まります。 受け皿に水が溜まっている状態が長時間続くと、根が呼吸できなくなり、枯れてしまうのです。

3. 環境の変化

植物園から家庭へ環境が変わったことで、シクラメンがストレスを受けている可能性もあります。温度や日照、湿度などの変化は、植物に大きな影響を与えます。

4. 病気や害虫

シクラメンは、灰色かび病などの病気や、アブラムシなどの害虫にかかりやすい植物です。葉や茎に異常がないか、よく観察してみましょう。病気や害虫を発見した場合は、適切な薬剤を使用する必要があります。

シクラメンの復活と今後の育て方

まずは、現在の状態を確認しましょう。根腐れしている場合は、根を丁寧に洗い、腐っている部分を切り取り、新しい土に植え替えましょう。植え替え後は、明るい日陰で管理し、土の乾燥具合を確認しながら水やりを行います。

具体的な復活のためのステップ

1. 鉢からシクラメンを取り出す: 優しく鉢からシクラメンを抜き取ります。根を傷つけないように注意しましょう。
2. 根の状態を確認: 根が黒くなっていたり、腐敗臭がしたりする場合は根腐れです。腐っている部分をハサミで切り取ります。
3. 新しい土を用意: 水はけの良い、シクラメン用の培養土を使用しましょう。
4. 植え替え: 新しい鉢に新しい土を入れ、根を傷つけないように丁寧に植え替えます。
5. 水やり: 植え替え後は、土が乾いてからたっぷりと水やりをします。
6. 置き場所: 直射日光を避け、風通しの良い明るい場所に置きます。

今後の水やりと管理

* 土の乾燥具合を確認する: 指で土の表面を2~3cmほど押してみて、乾燥しているようであれば水やりをします。
* 鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをする: 水やりは、土が完全に乾いてから行いましょう。
* 受け皿に溜まった水は捨てる: 根腐れを防ぐために、受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。
* 肥料を与える: 生育期(秋~春)には、緩効性肥料を月に1回程度与えます。
* 適切な温度と湿度を保つ: シクラメンは、10~15℃程度の温度と、やや乾燥気味な環境を好みます。
* 定期的に観察する: 病気や害虫の発生がないか、定期的に観察しましょう。

専門家のアドバイス

園芸のプロであるフラワーショップの店員さんや、植物園のスタッフに相談してみるのも良い方法です。写真や動画でシクラメンの状態を伝えれば、より的確なアドバイスをもらえるでしょう。

まとめ

シクラメンがしおれてしまった原因は様々ですが、適切な水やりと管理によって復活できる可能性は十分にあります。土の乾燥具合を確認し、根腐れに注意しながら、愛情をかけて育てていきましょう。 今回の経験を活かして、植物の生育に合わせた適切な管理を心がけてください。

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