シクラメンの育て方|長く伸びた茎と乱れた葉を改善し、来年も花を咲かせる方法

シクラメンどうしたら元気になりますか? 12月に頂いたシクラメンですが、部屋の中に置いておいたら葉っぱの茎が 長く伸びて、葉が鉢の外にだらしなく伸びている感じになりました。 シクラメンといえば葉っぱが集まっていて、真ん中から茎が伸びて花がある イメージですが、花も葉も茎の長さが同じで、花も散らばっていて変な形になってしまっています。 葉っぱは元気なのでそのままにしてあります。 花は3月になり、だんだん少なくなってきました。 今は室内の窓側の床においてあります。(暖房のある部屋ではありません) 肥料は、小さいボトルみたいなので、鉢に刺す形のものを以前あげましたが、 あまり効果がなかったです。水は土が乾いたらたっぷりあげています。 植物に詳しくないのですが、折角頂いたので来年も花を咲かせたいし、 何よりシクラメンらしく(?)元気になればいいなぁと思っています。 これからの季節どうしたらいいでしょうか? 置く場所と、世話の仕方、伸びきった葉は取ってもいいのか教えてください。 マンションで、あまり日当たりはよくありません。補足底面給水鉢ではないので、いつも上から水をあげています。 普通の鉢でも、受け皿に水をためてあげるのでしょうか?

シクラメンの現状と問題点

12月にいただいたシクラメンが、葉や茎が伸びて形が崩れ、花数も減ってきたとのこと。これは、光不足温度・湿度、そして肥料が原因として考えられます。窓際とはいえ、マンションの室内では、特に冬場は日照時間が短く、光量が不足しがちです。また、暖房のない部屋とはいえ、室温が高すぎる可能性や、乾燥した環境も生育に影響を与えていると考えられます。

シクラメンの復活プラン:置き場所、水やり、肥料、葉の処理

シクラメンを元気に復活させるには、以下の点を改善しましょう。

1. 置き場所の変更:光と温度に配慮

  • 日当たりの良い場所へ移動: 窓際とはいえ、日当たりが良くないとのことですので、できるだけ日光の当たる場所に移動しましょう。南向きの窓際が理想的ですが、西日があたる場所でも効果があります。ただし、直射日光は葉焼けの原因となるため、レースのカーテンなどで遮光する工夫が必要です。
  • 温度管理: シクラメンは寒さに比較的強い植物ですが、5℃以下になると生育が止まり、10℃以上になると生育が旺盛になりすぎて、葉が伸びやすくなります。10℃~15℃程度の比較的涼しい場所に置くのが理想です。暖房の風が直接当たらないように注意しましょう。
  • 風通しの良い場所: 風通しの良い場所に置きましょう。ただし、強い風は避けてください。

2. 水やりの見直し:土の乾燥状態を確認

  • 土の表面が乾いてから水やり: 水やりは、土の表面が乾いてから、鉢底から水が出るくらいたっぷり与えましょう。受け皿に水をためる必要はありません。ただし、常に土が湿っている状態は根腐れの原因となるため注意が必要です。指で土の表面を触って、乾いていることを確認してから水やりをするのがベストです。
  • 水の温度: 水道水はそのまま使うのではなく、室温と同じ温度の水を使うと、植物への負担を軽減できます。

3. 肥料の与え方:適切な肥料を選択

  • 緩効性肥料を使用: 以前使用した肥料が効果がなかったとのことですが、緩効性肥料を使用しましょう。固形肥料や、液体肥料を規定量で与えるのがおすすめです。肥料の種類は、シクラメン用の肥料を選びましょう。パッケージに記載されている使用方法をよく読んでから与えましょう。
  • 施肥時期: 秋から春にかけて、生育期に肥料を与えましょう。花の終わった後も、球根を充実させるために肥料を与え続けることが重要です。ただし、肥料を与えすぎると葉ばかりが茂って花が咲かなくなるため、注意が必要です。

4. 葉の処理:伸びすぎた葉の整理

  • 伸びすぎた葉は切り取る: 伸びすぎた葉や枯れた葉は、株の生育を阻害するため、早めに切り取りましょう。清潔なハサミやカッターで、葉柄の付け根から切り取ります。切り口から病気が侵入するのを防ぐため、切り口に殺菌剤を塗布するのも効果的です。
  • 切り取る際の注意点: 葉を切る際は、株の中心部にある新しい葉を傷つけないように注意しましょう。また、一度に多くの葉を切り取ると、植物に大きな負担がかかるため、少しずつ切り取るようにしましょう。

5. 専門家のアドバイス:園芸店に相談

  • 園芸店での相談: 状況を説明し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。園芸店では、シクラメンの生育状況や、適切な肥料、置き場所などを具体的に教えてもらえます。

来年も花を咲かせるためのポイント

シクラメンは球根植物なので、夏場は休眠期に入ります。夏の間は涼しい場所で管理し、水やりを控えめにしましょう。秋になったら、再び水やりと肥料を再開し、適切な管理を続けることで、来年も美しい花を咲かせることができます。

まとめ

シクラメンの復活には、適切な光、温度、水やり、肥料が重要です。今回ご紹介した方法を実践し、シクラメンが再び元気な姿を見せてくれることを願っています。

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