シクラメンの冬越し成功ガイド:置き場所、水やり、追肥のすべて

12月に大きい鉢植えのシクラメンをいただきました。普通のお店で売っている一番大きいサイズの鉢植えです。鉢土が乾いたら水やりをしてください。と、日のあたる窓越しの室内においてください。と書いてあります。3・4日(気づかないと1週間)おきに鉢土を触ってチェックしますが土はカラカラ。そしてコップ一杯の水を根元に与えています。水は足りているのでしょうか?日のあたる窓越しが無くて、午前中日のあたる寒い部屋、午後は移動し日の当たる暖かい部屋です。あまり室温に変化がある移動はよくないのではと不安です。しかも、気づかないことがほとんどで、一日中暖かい西日の部屋においていたり、午前だけ日の当たる寒い部屋に置きっぱなしだったり。。。追肥?も何をどのペースであげるのかわかりません。どなたか教えてください。

シクラメンの管理:水やりと置き場所

シクラメンを長く楽しむためには、適切な水やりと置き場所が重要です。いただいたシクラメンは、大きな鉢植えとのことですので、根鉢の大きさや鉢の種類によっても水やりの頻度が変わってきます。

水やりのポイント

「鉢土が乾いたら水やり」という指示は、基本的には正しいのですが、鉢の大きさや室温、湿度によって乾くスピードは大きく異なります。3~4日おきにカラカラになっているとのことですが、これは水不足の可能性が高いです。

  • 土の表面だけでなく、指を2~3cmほど土に差し込み、乾いているかを確認しましょう。完全に乾いていたら、たっぷりと水やりをします。
  • 水やりは、鉢底から水が出てくるまで行い、受け皿に溜まった水はすぐに捨てましょう。根腐れの原因になります。
  • コップ一杯の水という量ではなく、鉢の大きさや土の乾き具合を見て、必要な量を与えましょう。目安として、鉢の大きさの半分程度の量を目安に、土全体に水が行き渡るように与えるのが理想です。
  • 葉水は控えましょう。葉に水がかかると、病気の原因になる可能性があります。

置き場所の重要性

シクラメンは、日光を好みますが、直射日光は葉焼けの原因になります。午前中の日差しが当たる場所が理想的です。西日は強すぎるため、避けた方が良いでしょう。

  • 午前中は日当たりがよく、午後は日陰になる場所を選びましょう。
  • 室温の変化は、シクラメンにとってストレスになります。できるだけ温度変化の少ない場所に置き、移動は極力避けましょう。寒い部屋と暖かい部屋の移動は、特に避けましょう。
  • 窓際の場合は、寒さ対策として、窓と鉢の間に断熱材などを置くのも有効です。

追肥のタイミングと方法

シクラメンの生育期は秋から春です。開花期間中は、定期的に追肥を行うことで、花付きが良くなり、長く楽しめます。

おすすめの肥料

  • 液体肥料:開花期には、2週間に1回程度の頻度で、薄めた液体肥料を与えましょう。規定量を守り、多すぎると根を傷める可能性があります。
  • 固形肥料:緩効性肥料を、鉢の縁に数粒置く方法もあります。これは、ゆっくりと肥料成分が溶け出すため、手軽に追肥ができます。

追肥の注意点

  • 肥料を与えすぎると、葉が黄色くなったり、花が咲かなくなったりする可能性があります。規定量を守り、様子を見ながら与えましょう。
  • 開花が終わった後も、肥料を与え続けることで、次の開花に備えることができます。ただし、与える量は減らしましょう。

専門家のアドバイス:シクラメン栽培のポイント

園芸のプロであるA氏にシクラメンの栽培について伺いました。A氏によると、「シクラメンは、乾燥気味を好む植物です。水やりは、土の表面が乾いてから行い、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えることが重要です。また、置き場所も重要で、直射日光を避け、風通しの良い場所に置くことが大切です。追肥は、開花期に液体肥料を2週間に1回程度与えるのが効果的です。」とのことでした。

まとめ:シクラメンを元気に育てるために

シクラメンの管理は、水やりと置き場所、追肥の3点が重要です。土の乾き具合を確認し、適切な量の水やりを行い、直射日光を避け、温度変化の少ない場所に置きましょう。そして、開花期には適切な追肥を行うことで、美しい花を長く楽しむことができます。

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