サラリーマン大家デビュー!7800万円、20部屋物件の購入判断基準と注意点

サラリーマン大家をしようと思っています。7800万ぐらいで20部屋で表面利回りが11%です。駅から歩いて2分で現在満室です。場所は兵庫で大学が歩いて7分の所にあります。築15年でユニットバスで頭金(1000万)諸費用(500万程度)出すつもりなのですがいかがでしょうか?ユニットバスは最近嫌われる傾向にあるらしいのてすが・・ 鉄骨造りなのですが阪神大震災の影響とかは心配しなくて大丈夫でしょうか?外見だけみればひび割れとかはしていないのですが満室で室内がどうなっているか等がわからない状態です。 融資に関してはなんとか大丈夫そうなのですが・・初めて購入するつもりなので不安なんです。20年のローンを組むつもりです。 不安なので詳しい方に教えていただきたいのですが購入するにあたって物件の善し悪しを判断する基準を教えてください。また注意することや最低限知っておかなければならない事など何でもよいのでお願いします。 あと瑕疵担保責任なしとはどういう意味でしょうか? 補足利回りが良い物件は違法建築が多いので銀行は物件の半分ぐらいしか融資してくれません。それに将来売りにくいと思います。違法建築ではない物件にしたら利回りは良いと思うのですが・・ 管理会社に任せるつもりです とりあえず買う前に住人に聞き込み調査してみます。 違法物件で利回りはよいが融資の金利が高い物件を買うか違法のない物件を買うのかどちらがよいでしょうか?

物件購入の判断基準:収益性とリスクのバランス

7800万円、20部屋、表面利回り11%という物件は魅力的ですが、初めての不動産投資で不安を抱くのは当然です。物件の善し悪しを判断するには、収益性とリスクの両面を総合的に評価する必要があります。

収益性の評価

* **表面利回り11%の検証:** 表面利回りはあくまで「表面的な」利回りです。空室率、修繕費、管理費、固定資産税、ローン返済額などを考慮した「実質利回り」を計算しなければ、本当の収益性はわかりません。 専門家(不動産鑑定士や税理士)に相談し、シミュレーションを作成してもらいましょう。
* **満室状態の維持可能性:** 現在満室でも、将来ずっと満室とは限りません。大学近くなので学生需要はありますが、競合物件の状況、家賃相場、大学生の卒業・入学時期による変動などを調査し、空室リスクを予測する必要があります。
* **家賃設定の妥当性:** 現在の家賃設定が相場と比べて妥当かどうかを確認しましょう。近隣物件の家賃相場を調べ、競争力があるか判断します。家賃を上げられる余地があるかどうかも重要なポイントです。

リスクの評価

* **築15年、ユニットバスの問題点:** 築15年でユニットバスは、老朽化による故障リスクが高く、入居者から敬遠される可能性があります。リフォーム費用を考慮に入れて、収支計画を立て直す必要があります。リフォーム費用は、ユニットバス交換だけでなく、水回り全体や内装の修繕費用も考慮しましょう。
* **鉄骨造と阪神大震災の影響:** 外見にひび割れがないからといって、地震の影響がないとは断言できません。専門家による建物診断が不可欠です。特に、鉄骨造の耐震性については、詳細な調査が必要です。
* **瑕疵担保責任なしの意味:** 瑕疵担保責任とは、売主が物件に隠れた欠陥があった場合に、その責任を負うというものです。「瑕疵担保責任なし」とは、売主が物件の欠陥について一切責任を負わないことを意味します。そのため、売買契約前に、建物の状態を徹底的に調査する必要があります。専門業者による建物診断を依頼し、報告書を基に判断しましょう。
* **違法建築の可能性:** 高利回りの物件は、違法建築の可能性も否定できません。融資が通りにくく、将来売却も困難になるリスクがあります。必ず、建築確認済証などの書類を確認し、違法建築でないことを確認しましょう。
* **管理会社の選定:** 管理会社に任せきりにせず、定期的に物件の状態を確認し、管理会社との連携を密にする必要があります。信頼できる管理会社を選ぶことが重要です。

最低限知っておくべきこと

* **物件調査:** 外観だけでなく、室内も徹底的に調査しましょう。水回り、設備、構造、内装の状態を確認し、修繕が必要な箇所をリストアップします。できれば、専門業者に依頼するのがおすすめです。
* **周辺環境調査:** 治安、交通アクセス、生活利便性などを確認します。近隣住民への聞き込み調査も有効です。
* **資金計画:** 頭金、諸費用、ローン返済額、修繕費、管理費、固定資産税などを含めた詳細な資金計画を作成します。最悪のシナリオ(空室が続くなど)も想定し、余裕を持った計画を立てましょう。
* **税金:** 不動産取得税、固定資産税、所得税など、不動産投資にかかる税金について理解しておきましょう。税理士に相談することをお勧めします。
* **法律知識:** 不動産に関する法律(宅地建物取引業法など)の基本的な知識を身につけましょう。

違法物件か合法物件か?どちらを選ぶべきか

利回りの高さに惑わされず、違法建築ではない物件を選びましょう。違法建築は、将来的なリスクが非常に大きいです。融資が受けにくいだけでなく、売却も困難になり、大きな損失を被る可能性があります。たとえ利回りが低くても、安心して投資できる物件を選ぶことが重要です。

具体的なアドバイス

1. **専門家への相談:** 不動産投資は専門知識が必要です。不動産鑑定士、税理士、建築士などに相談し、客観的な意見を聞きましょう。
2. **物件調査の徹底:** 外観だけでなく、室内、設備、構造などを徹底的に調査します。専門業者に依頼することを強くお勧めします。
3. **リスク管理:** 空室リスク、修繕リスク、金利上昇リスクなどを想定し、リスクヘッジを考えましょう。
4. **資金計画の綿密化:** 詳細な資金計画を作成し、最悪の事態も想定した上で、余裕を持った計画を立てましょう。
5. **継続的な学習:** 不動産投資に関する知識を継続的に学び、常に最新の情報を得るようにしましょう。

まとめ

サラリーマン大家は魅力的な投資ですが、リスクも伴います。物件選びは慎重に行い、専門家のアドバイスを積極的に活用しましょう。収益性だけでなく、リスクもしっかりと評価し、自分にとって最適な物件を選び取るようにしてください。

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