サボテンの植え替えと水やり:翠晃冠と猩々丸の育て方

鉢に植えていない、根がむきだしのサボテンの苗?株?を貰ったのですが、鉢に植えた後は水をあげた方がいいでしょうか? 因みに、貰ったのは翠晃冠と猩々丸です。

サボテンの植え替え後、水やりは必要?

根出し状態の翠晃冠と猩々丸を譲り受け、植え替え後すぐに水やりをすべきか迷うのは当然です。結論から言うと、植え替え直後の水やりは控えましょう。理由は、傷ついた根が腐敗するリスクを避けるためです。

サボテンは乾燥に強い植物ですが、根がむき出しの状態では、水分が失われやすく、傷つきやすい状態です。新しい鉢に植え替えた直後は、根が土と馴染んでおらず、十分に水分を吸収できません。そのため、すぐに水を与えると、根腐れを起こし、せっかくの翠晃冠と猩々丸が枯れてしまう可能性があります。

植え替え後の適切な管理方法

1. 植え替え作業

まず、植え替え作業自体を丁寧にしましょう。根を傷つけないように、優しく土と馴染ませることが重要です。使用する鉢は、サボテンのサイズに合ったものを選び、底穴のあるものを推奨します。鉢底には、排水性を高めるために、軽石や鉢底石を敷き詰めます。用土は、サボテン専用の培養土を使用するのがベストです。水はけの良い土壌を選ぶことで、根腐れを防ぎます。

2. 植え替え後の置き場所

植え替え後、直射日光を避けた明るい場所に置きましょう。特に夏場は、強い日差しによってサボテンが傷んでしまう可能性があるため、注意が必要です。風通しの良い場所を選ぶことも重要です。風通しが悪いと、蒸れて根腐れを起こしやすくなります。

3. 水やりのタイミング

植え替え後、最低でも1週間から10日は水やりを控えましょう。この期間中に、根が新しい環境に適応し、傷が癒えてきます。水やりのタイミングは、土が完全に乾いてから行いましょう。指で土の表面を触って、乾燥していることを確認してから水やりをするのがおすすめです。

水やりの頻度は、季節や環境によって異なります。一般的には、春と秋は1週間に1回程度、夏は2〜3日に1回程度、冬は月に1回程度を目安にしましょう。ただし、これはあくまで目安であり、サボテンの状態をよく観察し、必要に応じて調整することが大切です。土の乾燥具合、気温、湿度などを考慮して、適切な水やりを心がけましょう。

4. 水やりの方法

水やりは、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与え、その後は受け皿に溜まった水を捨てましょう。受け皿に水が溜まったままの状態だと、根腐れの原因となります。また、水やりは、午前中に行うのがおすすめです。日中に土が乾燥することで、根腐れを防ぐ効果があります。

翠晃冠と猩々丸の特徴と育て方のポイント

翠晃冠

翠晃冠は、緑色の肌に白い棘が特徴的なサボテンです。比較的成長が早く、大きくなる種類なので、鉢選びも重要です。日当たりを好みますが、真夏の直射日光は避ける必要があります。水やりは控えめに行い、乾燥気味に管理しましょう。

猩々丸

猩々丸は、赤みを帯びた肌と短い棘が特徴的なサボテンです。翠晃冠と同様に、日当たりを好みますが、真夏の直射日光は避ける必要があります。水やりは控えめに行い、乾燥気味に管理しましょう。猩々丸は、翠晃冠よりもやや乾燥に強い傾向があります。

専門家のアドバイス

サボテンの栽培に詳しい園芸家のA氏によると、「サボテンの植え替え後、すぐに水やりをするのは禁物です。根腐れを防ぐためには、土が完全に乾いてから水やりをすることが重要です。また、サボテンの種類によって、水やりの頻度や管理方法が異なるため、それぞれのサボテンの特徴を理解した上で、適切な管理を行う必要があります。」とのことです。

まとめ

根出し状態のサボテンを植え替えた後は、最低1週間から10日は水やりを控え、土が完全に乾いてから水やりを行うことが重要です。翠晃冠と猩々丸は、日当たりを好みますが、真夏の直射日光は避け、風通しの良い場所で管理しましょう。水やりの頻度は、季節や環境、サボテンの状態をよく観察して調整してください。これらの点を注意深く守れば、健康で美しい翠晃冠と猩々丸を育てることができます。

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