ゴールデンハムスターのケージ外への執着:ストレス軽減と理想的な飼育環境の構築

現在飼っているハムスターについて質問です。ゴールデンハムスターのメス生後6ヶ月をかっているのですが、ケージの外に出たがって困っています。飼育環境はケージはケースバイケースという爬虫類用のガラス製ケージ。サイズは90cm×45cm。ケージ前面が引き違い戸になっているもの。床材:ウッドチップ。入ってるもの:幅30cmくらいの木の巣箱。真ん中に通路と二つの部屋があるもの。回し車(サイレントホイール21)。砂のトイレに水飲み機。温度管理はサーモスタットとケージの半分にヒーターを敷き、17~23度くらいに保っています。エサはニッパイのハムスターフードと種類をたまに、野菜もキャベツなどを少量与えています。飼育書やインターネットなどでいろいろと調べ飼育環境を整えました。ですが飼い始めて三ヶ月頃からケージの隅のプラスチック部分を必死に齧って外に出たがります。起きている時にエサをあげようとケージ前面の戸を開けると、エサに目もくれず一目散に外に出ようとするので、単にエサが欲しいというよりかはやっぱり外にでたいみたいでケージを齧るようです。外に出れないのがストレスなようなので、思い切って散歩させてみようと、部屋より一回り小さい段ボールの囲いを作って外に出しました。(部屋は六畳ほど、テレビボードや本棚のしたなど隙間がおおいので囲いの中で散歩させることに)しかしその段ボールの囲いより外に出ようと囲いを齧りまくってボロにしてしまいます。とにかくすごい勢いで齧ります。時間も15~30分ほど外に出してても一行に満足する気配はありません。ケージに戻すとまた外に出せとケージを齧ります。そこで出してしまうとケージを齧れば出してもらえると学習してしまうのでケージを齧っている時は出さないようにしています。どうすればうちのハムちゃんは満足してストレスのない生活をおくれるでしょうか?必死でケージや囲いを齧ってるのを見るととても不満があるようで気の毒なのでなんとかしてあげたいです。ご回答をいただけると嬉しいです。よろしくお願い申し上げます。

ハムスターのケージ外への執着:その原因を探る

ゴールデンハムスターのメス、生後6ヶ月。広々とした90cm×45cmのケージ、適切な温度管理、充実した設備…一見、完璧な飼育環境に見えます。しかし、それでもケージの外に出たがるのはなぜでしょうか? 原因をいくつか探っていきましょう。

1. 飼育環境の不足

いくら広々としたケージでも、ハムスターにとって「退屈」な空間かもしれません。 ハムスターは、掘ったり、隠れたり、探索したりすることが大好きです。現在のケージ内では、これらの本能を満たすのに十分な要素が不足している可能性があります。

* 床材の深さ:ウッドチップの深さは十分ですか? ハムスターは、床材の中に潜り込んで巣を作ったり、隠れたりするのが大好きです。最低でも15cm以上の深さが必要です。さらに、複数の隠れ家やトンネルを用意することで、探索欲を満たすことができます。
* エンリッチメントの不足:回し車、巣箱、砂浴び場に加え、様々なタイプの遊具や隠れ家を追加してみましょう。例えば、木の枝、小さなトンネル、紙製のボール、安全な素材の噛むおもちゃなどを設置することで、環境を豊かにし、ハムスターの知的好奇心と運動欲求を満たすことができます。
* 視覚的な刺激:ハムスターは、周囲の環境の変化に敏感です。ケージの中に、様々な色や模様のものを配置することで、視覚的な刺激を与え、退屈さを軽減することができます。ただし、色鮮やかなものは、ハムスターによってはストレスになる可能性もあるので、自然な素材や落ち着いた色合いのものを選ぶようにしましょう。

2. 社会的な欲求

ハムスターは基本的に単独性ですが、それでも仲間との交流を必要とする場合があります。ケージの中に、もう一匹のハムスターを入れることは、喧嘩の原因となり危険なので避けてください。代わりに、鏡や、ハムスターの仲間の動画を流すことで、社会的な欲求を満たす試みもできます。ただし、効果は個体差が大きいため、様子を見ながら行いましょう。

3. ストレスと不安

ケージの隅を齧る行為は、ストレスや不安のサインである可能性があります。 ケージの位置や周囲の環境を見直してみましょう。騒音や振動、直射日光などがストレスの原因となっている可能性があります。

* ケージの位置:ケージは、静かで安全な場所に設置されていますか? 人の往来が多い場所や、テレビなどの騒音の近くは避けましょう。
* ケージの素材:ガラス製のケージは、ハムスターにとって視覚的な刺激が強すぎる可能性があります。布製のカバーなどでケージの一部を覆うことで、安心感を高めることができます。

具体的な解決策と実践的なアドバイス

ハムスターのストレスを軽減し、満足のいく生活を送らせるためには、以下の対策を段階的に試してみましょう。

1. ケージ環境の改善

* 床材の増量:ウッドチップを最低15cm以上に増やし、ハムスターが自由に潜れるようにします。
* 隠れ家の追加:様々な形状とサイズの隠れ家、トンネルを追加します。
* エンリッチメントアイテムの導入:安全な素材の噛むおもちゃ、木の枝、紙製のボール、小さなトンネルなどを追加し、探索や遊びの機会を増やします。
* 視覚的な刺激の調整:自然素材や落ち着いた色合いのアイテムを配置し、視覚的な刺激を与えます。
* ケージの位置の変更:静かで安全な場所にケージを移動します。
* ケージカバーの使用:布製のカバーなどでケージの一部を覆い、安心感を高めます。

2. 定期的なケージ清掃とメンテナンス

清潔な環境を保つことは、ハムスターの健康とストレス軽減に不可欠です。ケージは定期的に清掃し、汚れた床材や食べ残しをきちんと取り除きましょう。

3. 散歩の工夫

段ボールの囲いは、ハムスターにとって逃げ場がない閉鎖的な空間だった可能性があります。代わりに、ハムスター専用のプレイサークルを使用し、安全で広々とした空間を提供しましょう。プレイサークル内には、おもちゃや隠れ家などを配置し、探索や遊びの機会を増やします。散歩の時間は、最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくことが大切です。ハムスターの様子をよく観察し、疲れたり、ストレスを感じているようであれば、すぐにケージに戻しましょう。

4. 専門家への相談

それでもハムスターの行動が改善されない場合は、獣医師やハムスター専門家に相談することをお勧めします。病気やその他の健康問題が原因となっている可能性もあります。

まとめ

ハムスターのケージ外への執着は、飼育環境の不足、ストレス、不安などが原因である可能性があります。ケージ環境の改善、定期的な清掃、適切な散歩の工夫、そして必要であれば専門家への相談を通じて、ハムスターがストレスのない快適な生活を送れるようサポートしましょう。 ハムスターの行動をよく観察し、そのニーズに応えることが、幸せなハムスターライフを送るための鍵となります。

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