コンセント増設工事の費用と、物置を部屋として活用する際のポイント

玄関横にある物置を部屋として使いたく、そこにコンセントが欲しいのです。コンセントの無い部屋にコンセントをつけてもらうのっていくらぐらいかかりますか?

コンセント増設工事の費用:様々な要素が価格に影響

物置を快適な部屋として活用するためには、コンセントの増設が不可欠です。しかし、コンセント増設工事の費用は、いくつかの要素によって大きく変動します。単純に「いくら」と断言することはできません。以下に、費用に影響する主な要素を挙げ、具体的な金額の目安と、費用を抑えるための工夫について解説します。

1. 工事内容の複雑さ

* 既存の配線からの距離:既存のコンセントから近い場所であれば、比較的安価に済みます。しかし、離れている場合、新たな配線を長く引く必要があり、費用が高くなります。特に、壁の中を通す場合、壁を壊したり、補修したりする手間も加わるため、費用は増加します。
* 壁の種類:コンクリート壁や石膏ボードなど、壁の種類によって施工難易度が異なり、費用も変わってきます。コンクリート壁は石膏ボードに比べて、穴を開ける作業が難しく、費用が高くなる傾向があります。
* 必要なコンセントの数:コンセントを増設する数が多いほど、当然費用は高くなります。必要な電化製品の数や将来的な使用用途を考慮して、必要なコンセントの数を事前に計画しましょう。
* ブレーカーの増設の必要性:既存のブレーカー容量では足りない場合、ブレーカーの増設が必要になります。これは、電気工事の中でも比較的大きな工事となるため、費用も高くなります。

2. 業者選びによる費用差

* 電気工事士の資格を持つ業者を選ぶ:必ず、電気工事士の資格を持つ業者に依頼しましょう。無資格業者に依頼すると、安全面や法的問題に巻き込まれる可能性があります。
* 複数の業者から見積もりを取る:複数の業者から見積もりを取り、価格を比較検討することが重要です。相見積もりを取ることで、適正価格を把握し、無駄な費用を抑えることができます。
* 業者の評判を確認する:インターネット上の口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選びましょう。

3. 費用の目安

上記の要素を考慮すると、コンセント1個の増設工事費用は、5,000円~30,000円程度と幅があります。場合によっては、5万円を超えることもあります。物置の構造や状況によっては、さらに高額になる可能性もあることを理解しておきましょう。

物置を部屋として活用するためのポイント

コンセントの増設以外にも、物置を快適な部屋として活用するためのポイントはたくさんあります。

1. 断熱・防湿対策

物置は、一般的に断熱性や防湿性が低いため、快適な空間にするには断熱・防湿対策が不可欠です。

* 断熱材の施工:壁や天井に断熱材を施工することで、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるようになります。
* 防湿シートの設置:湿気によるカビや腐食を防ぐために、防湿シートを敷設しましょう。

2. 照明の設置

コンセントと同様に、照明の設置も快適な空間を作る上で重要です。LED照明は省エネで長寿命なのでおすすめです。

3. 床材の変更

コンクリートの床は冷たく、硬いため、床材の変更も検討しましょう。クッションフロアやウッドデッキなどを敷くことで、快適性が向上します。

4. 防犯対策

物置は、外部からアクセスしやすい場所にあることが多いので、防犯対策も重要です。窓やドアに鍵をつけたり、防犯カメラを設置するなど、セキュリティを強化しましょう。

5. その他

換気扇の設置、収納の工夫なども快適な空間を作る上で重要な要素です。

専門家の視点:電気工事士からのアドバイス

電気工事士の視点から、コンセント増設工事についてアドバイスします。

「コンセント増設は、一見簡単なように見えますが、電気の知識がないと危険な作業です。必ず資格を持つ電気工事士に依頼してください。安価な業者に依頼して、後からトラブルが発生するケースもあります。安全で安心な工事を行うためにも、信頼できる業者を選び、見積もりをしっかり確認しましょう。」

まとめ:計画的な工事で快適な空間を

物置を部屋として活用し、コンセントを増設する工事は、費用や工事内容によって大きく異なります。事前にしっかりと計画を立て、複数の業者から見積もりを取り、信頼できる業者に依頼することが重要です。快適な空間を実現するためには、コンセント増設だけでなく、断熱・防湿、照明、床材、防犯対策など、様々な要素を考慮しましょう。

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