コンクリート打ちっぱなしの部屋ってどんな部屋?防音性と部屋の種類について徹底解説

画像のような両壁コンクリート壁になっている部屋のことを 不動産の方が〜部屋と言ってたのですが、上手く聞き取れませんでした。 部屋の種類で言うと何部屋と言うのでしょうか?? また両壁のコンクリート壁で、厚さが15cmだと防音性においてはどれぐらい期待できますか?? 一般的なマンションや、防音マンションと比べてどれぐらいのものなのかも教えていただきたいです。 ちなみに上下の階に関しては緩衝材があり、防音性はあるようです。 よろしくお願いします。

コンクリート打ちっぱなしの部屋の種類と名称

不動産会社がどのような名称で呼んでいたのかは不明ですが、画像のような両壁がコンクリート打ちっぱなしの部屋は、一般的に以下の名称で呼ばれることが多いです。

  • コンクリート打ちっぱなし部屋:最も一般的で分かりやすい名称です。素材の特徴をそのまま表現しています。
  • コンクリート素材の部屋:よりフォーマルな表現です。資料や不動産サイトなどで使用されることが多いでしょう。
  • インダストリアルデザインの部屋:コンクリート打ちっぱなしはインダストリアルデザインの代表的な要素です。部屋全体のデザインがインダストリアルであれば、この名称も適切です。
  • 倉庫風部屋:コンクリート打ちっぱなしは倉庫をイメージさせるため、この名称が使われることもあります。ただし、実際には倉庫とは異なる内装であることが多いです。

具体的な名称は、物件の立地やターゲット層、その他のインテリアデザインによって異なります。不動産会社に確認するのが最も確実です。

コンクリート壁15cmの防音性:一般的なマンションや防音マンションとの比較

15cm厚のコンクリート壁の防音性能は、一般的なマンションや防音マンションと比較してどの程度なのでしょうか?これは、いくつかの要素によって大きく変わってきます。

遮音性能を表す指標:遮音等級

建物の防音性能は「遮音等級」で表されます。これは、空気伝搬音(会話やテレビの音など)に対する遮音性能を示す指標で、数字が大きいほど遮音性能が高いことを意味します。 一般的なマンションの壁の遮音等級は、40~45等級程度です。防音マンションでは、50等級以上が一般的です。

15cm厚コンクリート壁の遮音等級

15cm厚のコンクリート壁単体の遮音等級は、約45~50等級程度と推定されます。しかし、これはあくまで壁単体の性能です。実際の音の遮断効果は、壁の施工方法、窓やドアの性能、そして隣接する部屋の構造など、多くの要素に影響を受けます。

その他の影響要素

* 壁の施工方法:コンクリートの打設方法や仕上げによって、遮音性能は変化します。
* 窓やドアの性能:窓やドアは、音の侵入経路になりやすい部分です。高性能な防音窓や防音ドアを使用することで、遮音性能を大幅に向上させることができます。
* 隣接する部屋の構造:隣室の構造や材質によっても、音の伝わり方が変わります。
* 空気層の有無:コンクリート壁と壁の間の空気層の有無も遮音性能に影響を与えます。空気層があることで、より効果的な遮音効果が期待できます。

上下階からの防音性

質問文によると、上下階には緩衝材があるとのことです。これは、床衝撃音(足音など)に対する防音対策として有効です。しかし、空気伝搬音については、壁の遮音性能が重要になります。

結論:15cmコンクリート壁の防音性

15cm厚のコンクリート壁は、一般的なマンションよりは防音性が高いと言えるでしょう。しかし、防音マンション並みの性能を期待するには、窓やドアなどの他の部分の防音性能も高める必要があります。 完全に静かな環境を求めるのであれば、専門業者に相談し、追加の防音対策を検討することをお勧めします。

具体的な防音対策のアドバイス

より効果的な防音対策を行うためには、以下の点を考慮しましょう。

1. 窓とドアの防音対策

* 防音窓への交換:二重窓やトリプル窓など、防音性能の高い窓に交換することで、騒音の侵入を大幅に軽減できます。
* 防音ドアへの交換:防音性能の高いドアに交換することで、ドアからの音の侵入を防ぎます。
* 気密性の向上:窓やドアの隙間を埋めることで、音の侵入を防ぎます。

2. 壁の防音対策

* 吸音材の設置:壁に吸音材を取り付けることで、室内の音を吸収し、反響音を減らすことができます。
* 遮音シートの施工:壁の内側に遮音シートを貼ることで、遮音性能を向上させることができます。

3. その他の対策

* カーペットやラグの敷設:床にカーペットやラグを敷くことで、床衝撃音を軽減できます。
* 家具の配置:家具を適切に配置することで、音を吸収し、反響音を減らすことができます。
* 専門業者への相談:より高度な防音対策が必要な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

専門家の視点:建築音響エンジニアの意見

建築音響エンジニアの視点から見ると、15cm厚のコンクリート壁は、一般的なマンションの壁よりも遮音性能が高いのは事実です。しかし、完璧な防音効果を期待するのは難しいでしょう。 音の伝搬経路は複数存在し、壁だけでなく、窓、ドア、床、天井など、あらゆる部分から音が侵入する可能性があります。 そのため、総合的な防音対策を検討することが重要です。

まとめ

コンクリート打ちっぱなしの部屋は、その独特の雰囲気から人気が高まっています。15cm厚のコンクリート壁は、一般的なマンションよりも防音性が高いですが、防音マンションレベルの性能を期待するには、窓やドアなどの他の部分にも防音対策が必要です。 快適な住環境を実現するためには、それぞれの状況に合わせて適切な対策を講じることをお勧めします。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)