コザクラインコの繁殖と巣作り:初めての繁殖に備えて

コザクラインコの巣作りについて。去年の九月に生まれたコザクラインコを二羽飼ってます。飼いだしたのは11月でもちろん、男の子か女の子かわからず、ただ、仲のよかった二羽をそのまま購入して育ててました。12月くらいから慣れて部屋の中でも遊びだし、紙をちぎったり、割り箸をかじったりして遊んだりしてるのはどうってことなくみてたのですが、最近、そのうちの一羽がとても大きくなり、体に紙とかタケザルをちぎり、一生懸命かごの中に運んでどうやら巣を作ってる行為をしてるみたいです。二、三日前から始まり、今も一生懸命運んでます。でも、「巣」らしきものはまったくできておらず、無関心でした。でも、昨日あたりから、お尻の肛門付近が異様に膨らんでる気がするんです。これはもしかしたら、卵を産むんですか?もう一羽は、体に紙とか刺す行動はしないのですが、「オス」と判断する証拠みたいなものがなく、どちらか判断できずにいます。できることなら、自然に任せて卵から雛に・・と協力してあげたい気もするのですが、まだ、生まれて半年のインコですから、大丈夫でしょうか?巣箱は入れてません。この状態で巣箱は入れてあげたほうがいいんでしょうか?一生懸命作ってるのをみると、心配してるんですが、わからなくなってきました。産む準備をするべきか、今はまだ、発情を抑えるように工夫したほうがいいのか・・・どうぞよろしくお願いします。

コザクラインコの繁殖と年齢

まず、コザクラインコの繁殖についてですが、生後半年で繁殖するのは早すぎます。通常、コザクラインコは生後1年以上経過し、十分に成熟してから繁殖させるのが一般的です。生後半年での繁殖は、親鳥の体力や健康に大きな負担がかかり、雛の育成にも悪影響を及ぼす可能性が高いです。

早すぎる繁殖の危険性

* 親鳥の健康被害:若すぎる親鳥は、栄養不足や体力不足により、産卵や育雛に失敗したり、自身の健康を損なう可能性があります。最悪の場合、死亡することもあります。
* 雛の健康被害:栄養不足の親鳥から生まれた雛は、発育不良や病気にかかりやすくなります。生存率も低くなります。
* 遺伝的な問題:若すぎる親鳥から生まれた雛は、遺伝的な問題を抱えている可能性があります。

性別の判別と発情の兆候

コザクラインコの性別判別は、専門家でも難しい場合があり、外見だけでは判断できないことが多いです。しかし、巣材を集め、巣作り行動を示している個体は、メスである可能性が高いです。肛門付近の膨張も、産卵の兆候と考えられます。

もう一羽の個体がオスかどうかは、メスが産卵するまで断定できません。オスは、メスが巣作りや産卵の準備をしている際に、協力的な行動を示すことが多いです。

発情のサイン

* 巣材集め:紙くず、割り箸、布などを集めてかごに運ぶ行動は、明確な発情のサインです。
* 肛門付近の膨張:メスの場合、産卵が近づくにつれて肛門付近が膨張します。
* 落ち着きのなさ:普段と比べて落ち着きがなく、興奮している様子が見られる場合があります。
* オスの行動:オスは、メスに餌を運び、求愛行動を示すことがあります。

巣箱の設置と環境調整

現在、巣箱を設置していないとのことですが、生後半年での繁殖は避けるべきです。巣箱を設置すると、発情を促進する可能性が高まります。

発情抑制策

* 巣箱の撤去:巣箱はすぐに撤去しましょう。
* 環境の変化:ケージの位置や配置を変えることで、落ち着きを取り戻させる効果があります。
* 日照時間の調整:コザクラインコは日照時間の長さに影響を受けやすいです。日照時間を短くすることで、発情を抑えることができます。
* 栄養バランスの見直し:栄養バランスの偏りは、発情を促進する可能性があります。適切な餌を与えましょう。
* ストレス軽減:騒音や大きな音など、ストレスとなる要因を極力減らしましょう。

獣医師への相談

生後半年での発情は、健康面での問題を抱えている可能性も考えられます。獣医師に相談し、健康状態をチェックしてもらうことを強くお勧めします。獣医師は、適切なアドバイスや治療法を提案してくれるでしょう。

具体的なアドバイス

1. 巣箱は撤去する:発情を促進しないため、巣箱はすぐに撤去しましょう。
2. 獣医師に相談する:鳥類に詳しい獣医師に健康状態を診てもらいましょう。必要であれば、血液検査などを行い、健康状態を確認します。
3. 環境を整える:ケージの位置、配置、日照時間などを調整し、落ち着ける環境を作ります。
4. 栄養バランスの良い餌を与える:適切な餌を与え、栄養不足を防ぎます。
5. ストレスを軽減する:騒音や大きな音などを避け、静かな環境を保ちます。
6. 繁殖は1年以上後に:コザクラインコが十分に成熟するまで、繁殖は待ちましょう。

専門家の意見

鳥類専門の獣医やブリーダーは、若すぎる繁殖の危険性について警告しています。親鳥と雛の健康を守るためにも、適切な時期に繁殖させることが重要です。

まとめ

コザクラインコが巣作り行動を示していることは、発情のサインである可能性が高いです。しかし、生後半年での繁殖は早すぎます。まずは獣医師に相談し、健康状態を確認しましょう。そして、発情を抑えるための環境調整を行い、繁殖は1年以上後に延期することをお勧めします。

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