コザクラインコの多頭飼い:仲良くなるための具体的なステップと注意点

コザクラインコの2羽飼いについて質問です。 生後9ヶ月ほどのコザクラインコを飼っていて、私と主人にとてもよく懐いています。 他の人が来ても愛嬌振りまいて人見知りもしない感じだったので、先月の中旬に もう一匹雛を迎え入たのですが、すごく威嚇してしまい困っています。 コザクラインコのペアリングは難しいことは調べたうえだったのですが、「うちの子に限って」という安易な判断で買ってしまいました… 先住の子はとても活活発で放鳥すると籠に戻すのが大変くらいなのですが、 新しい子はとてもおとなしく、籠から出しても手の中でじっとして眠ったりします。 性格が正反対でおっとりした子なので、この先のことがとても心配です。 籠は別々で、慣らすために隣合わせて置いています。 籠ごしだと先住鳥も興味があるようで近づいて話したりしてます。 新入りちゃんは先住鳥が好きみたいで、しっぽをプルプルさせて甘えたような鳴き方をします。 でも籠から出すと先住鳥がいじめる感じで、怖くて出せません。。。 どちらかだけ放鳥すると一方が籠の中で暴れて「出して~」みたいな感じになるので、先住鳥も以前より放鳥時間が短くなっていて可愛そうで… こんな2羽が仲良くなる日は来るのでしょうか…? まだ迎え入れて半月足らずなので、もっと時間をかけなければいけないとは覚悟していますが、やはり不安です。 アドバイスお願いします。

コザクラインコの多頭飼いの難しさ

コザクラインコは、本来群れで生活する鳥です。そのため、多頭飼いは可能ですが、必ずしも仲良くなるとは限りません。特に、性格や年齢の異なる個体を飼う場合は、縄張り意識や順位争いから、激しいケンカに発展する可能性があります。今回のケースのように、先住インコが新入りインコを威嚇する行動は、よくある現象です。

仲良くなるための具体的なステップ

  • 十分な時間をかける: 半月ではまだ短い期間です。インコ同士が互いに慣れるには、数ヶ月、場合によっては1年以上かかることもあります。焦らず、じっくりと時間をかけてください。
  • ケージの配置: 隣り合わせにケージを置くのは良い方法です。視覚的・聴覚的に互いの存在を認識させることで、警戒心が徐々に薄れていきます。ただし、ケージ同士が近すぎる場合は、ストレスになる可能性があるので、適度な距離を保つことが重要です。
  • 個別でのコミュニケーション: それぞれのインコと個別に時間を過ごし、信頼関係を築くことが大切です。優しく撫でたり、おやつを与えたりすることで、安心感を与えましょう。特に、おとなしい新入りインコには、十分な愛情をかけてあげましょう。
  • 同時放鳥は段階的に: いきなり同時放鳥するのは危険です。まずは、短い時間から始め、様子を見ながら徐々に時間を延ばしていきましょう。先住インコが新入りインコを威嚇する場合は、すぐに分離し、落ち着かせてあげましょう。安全な場所(例えば、高い止まり木など)を用意しておくのも有効です。
  • 遊び道具の工夫: 複数の遊び道具を用意し、インコたちがそれぞれ楽しめるように工夫しましょう。競争心を煽らず、それぞれが自分の空間を持つことで、ストレスを軽減できます。例えば、異なる種類の止まり木や、隠れる場所などを用意するのも効果的です。
  • ストレス軽減: ケージ内は清潔に保ち、新鮮な水と餌を常に用意しましょう。十分な睡眠も重要です。ストレスを感じているインコは、攻撃的になりやすい傾向があります。
  • 専門家の相談: どうしても仲良くなれない場合は、動物病院や鳥専門の飼育相談窓口に相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応策を見つけることができます。

具体的な事例と専門家の視点

鳥類行動学の専門家によると、コザクラインコの多頭飼いの成功率を高めるには、「導入方法」「環境整備」が非常に重要です。

まず、新入りインコを導入する際には、先住インコにストレスを与えないように、ケージを完全に隔離した状態で、数日間様子を見る必要があります。その後、徐々にケージの距離を縮め、匂いを共有させるなど、段階的に慣れさせていくことが重要です。

環境整備としては、十分な広さのケージを用意し、それぞれのインコが落ち着いて過ごせるスペースを確保する必要があります。隠れ家となる場所や、複数の止まり木、遊び道具などを用意することで、縄張り意識による争いを軽減できます。

よくある間違いと解決策

  • 「すぐに仲良くなるだろう」という安易な考え: 今回のケースのように、性格や年齢の違うインコをいきなり一緒に飼うと、激しいケンカに発展する可能性があります。十分な時間と配慮が必要です。
  • 放鳥時間を短くしすぎる: どちらか一方だけを放鳥すると、もう一方がストレスを感じます。同時放鳥は難しい場合でも、交互に、そして徐々に放鳥時間を長くしていくことが大切です。
  • 威嚇行動を放置する: 威嚇行動は、初期段階では正常な反応ですが、放置するとエスカレートする可能性があります。威嚇行動が見られたら、すぐに分離し、落ち着かせてあげましょう。

まとめ

コザクラインコの多頭飼いは、時間と忍耐が必要です。しかし、適切な方法で対応すれば、仲良くなる可能性は十分にあります。焦らず、一つずつステップを踏んで、インコたちが幸せに暮らせる環境を整えてあげましょう。

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