コザクラインコとの絆を育む:2羽飼いでも大丈夫!安心安全な懐かせ方

2羽飼いのコザクラインコ(成鳥)を懐かせるには、どのように接するのが良いですか? 2週間前、ペットショップでペアのコザクラインコを購入しました。 2羽飼えるサイズとはいえ、狭いケージの中にずっと入れておくのはなんだか可哀想で、早く懐かせて時々でもケージの外に出してあげたいと思っています。 1羽ずつで飼えばベタベタに慣れるとは聞いたのですが、仲睦まじい姿に癒されて購入したため、引き離したくはありません。 店員さん曰く、2羽で飼ったらベタベタには慣れないが、手を怖がらない程度にはなるとのことです。しかし、インコを飼うのも初めてで、どのように慣らすのが一番良いのか分かりません。 母は「あなたの部屋で飼っているから慣れないのであって、複数の人間の居る部屋(居間等)で飼えば人間に慣れるんじゃないの?」と言いますが、我が家には猫がいる為、猫が入ってこない私の部屋以外で飼うのは、猫とインコのストレスにならないか心配ですし、居間では時々、耳の遠くなりつつある祖父が大きな音でテレビを見ます。 試しに今朝、インコと猫を初めて会わせてみた所、インコは殆ど猫を警戒していませんでした。むしろ、猫より私の方が怖いみたいで若干凹んでいます。猫の方は私が見張っているので、インコに手を伸ばしたいのを必死で我慢しているような様子……長時間一緒にしたり、インコと猫だけにした場合は籠越しに手を出しそうで心配です。猫自体は室内猫で、時々窓から雀等を眺めたりするのが好きみたいです。因みに、猫より古株の金魚が猫と同じ部屋にいますが、お互い見向きもしません。以前、妹の飼っていたベタ慣れハムスターと、子猫だった頃のその猫が同じ部屋にいたことはありますが、柵をしていたので事故もなく、ハムスターも長生きしました。 インコは、最初の頃は私が部屋の中で動くたびに「ギャッギャ」と大騒ぎしていましたが、今はそういうことは少なくなり、私が見ている前でも餌を食べるようになりました。でも、近づくとやはり怖いみたいです。ベタベタに慣れてくれなくてもよいのですが、お部屋の中をお散歩させてあげられる程度には慣れてくれたら良いなぁと思っています。どのようにしてあげたら良いでしょうか?

コザクラインコを懐かせるためのステップバイステップガイド

2羽飼いのコザクラインコを懐かせるのは、一羽飼いより時間がかかりますが、不可能ではありません。大切なのは、鳥たちのペースを尊重し、信頼関係をじっくりと築いていくことです。以下に、具体的なステップをご紹介します。

ステップ1:安全で快適な環境づくり

まず、ケージの環境を見直しましょう。ケージは、コザクラインコが自由に動き回れる広さ、そして安全な場所であることが重要です。

  • ケージのサイズ:2羽飼いの場合、十分な広さが確保されているか確認しましょう。止まり木は複数設置し、それぞれが自由に移動できるスペースを確保します。ケージの素材は、鳥が噛んでも安全なものを選びましょう。
  • ケージの位置:直射日光や冷暖房の風が直接当たらない、静かな場所に設置しましょう。テレビの音や人の話し声など、大きな音もストレスになります。
  • おもちゃの設置:様々な種類のおもちゃを用意し、飽きさせないように工夫しましょう。おもちゃは、鳥が遊ぶことでストレス解消にも繋がります。
  • 清潔さ:ケージ内は常に清潔に保ちましょう。毎日、糞や食べ残しを取り除き、定期的にケージ全体を清掃します。清潔な環境は、鳥の健康にも繋がります。

ステップ2:信頼関係の構築:ゆっくりと時間をかけて

いきなり近づいたり、手を差し伸べたりせず、まずは鳥たちがあなたの存在に慣れていくことから始めましょう。

  • 距離を保つ:最初はケージから離れた場所で、鳥たちを観察する時間を設けます。彼らの行動パターンや好む場所などを把握しましょう。彼らがあなたの存在に慣れてきたら、少しずつ距離を縮めていきます。
  • 静かに話す:鳥たちに話しかける時は、優しく静かな声で話しかけましょう。大きな声や急な動きは、鳥たちを驚かせ、警戒心を高めてしまいます。
  • 餌やり:餌やりは、信頼関係を築くための絶好の機会です。毎日決まった時間に、優しく餌を補充しましょう。この時、鳥たちにあなたの存在を意識させ、安心感を与えましょう。
  • おやつ:おやつとして、嗜好性の高い野菜や果物を少量与えるのも効果的です。ただし、与えすぎには注意しましょう。

ステップ3:ケージの外でのコミュニケーション

鳥たちがあなたに慣れてきたら、ケージの外でコミュニケーションをとる練習を始めましょう。

  • 手の慣らし:ケージに手を入れる際は、ゆっくりと優しく行いましょう。最初は、鳥たちが警戒しないように、ケージの隅に手を置き、徐々に近づけていきます。鳥たちが手を怖がらなくなったら、指に餌を乗せて与えてみましょう。
  • ケージの外での時間:鳥たちがあなたの手に慣れてきたら、ケージの外で少しの時間だけ遊ばせてみましょう。最初は、安全な場所で、短時間から始めます。鳥たちが落ち着いていられるように、常に監視し、安全な場所を確保しましょう。
  • お散歩:鳥たちがケージの外で自由に動き回れるようになったら、お部屋の中をお散歩させてあげましょう。ただし、猫や危険な場所には近づかせないように注意が必要です。安全な場所で、短時間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。

ステップ4:猫との共存

猫とインコを同じ空間に置くことは、危険が伴います。猫がインコを捕食する可能性があるため、常に監視が必要です。

  • 完全分離:猫とインコを完全に分離するのが最も安全です。別々の部屋で飼育するか、ケージを猫の届かない場所に設置しましょう。
  • 監視:どうしても同じ空間に置く必要がある場合は、常に監視が必要です。猫がインコに近づこうとした場合は、すぐに注意しましょう。
  • ケージの安全性:猫がケージにアクセスできないように、ケージの扉をしっかり閉め、猫が登れないように工夫しましょう。

専門家のアドバイス:獣医師の意見を参考に

鳥の行動や健康状態に不安がある場合は、獣医師に相談しましょう。獣医師は、鳥の専門家として、適切なアドバイスをしてくれます。

まとめ:忍耐と愛情で絆を深める

コザクラインコを懐かせるには、時間と忍耐が必要です。焦らず、鳥たちのペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。愛情を注ぎ、安全な環境を提供することで、きっとあなたとコザクラインコは深い絆で結ばれるでしょう。 猫との共存については、安全性を第一に考え、適切な対策を講じることを忘れないでください。

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