コウモリの糞と子どもの安全:安心できる対策とインテリアへの影響

我が家の外にはコウモリが出ます。 夏場はコウモリの糞があちこちに落ちていますが、対処法もなく、ほうきで掃いて掃除するくらいしかできません…。 先日、5歳の娘が外で一人でシャボン玉をして 遊んでいたので後から行ってみると、足元にたくさんコウモリの糞が落ちていました。 娘もコウモリの糞だと分かっているので直接口に入れる事はないとは思いますが、シャボン玉の棒を下に置いた時に舐めたりしていないか不安です。 娘はいつもと変わらず元気ですが、体に影響や害などはあるのでしょうか?

コウモリの糞と健康への影響

コウモリの糞には、ヒストプラズマ症という真菌が潜んでいる可能性があります。ヒストプラズマ症は、コウモリの糞を吸い込んだり、乾燥した糞の粉塵を吸入することで感染する可能性のある病気です。症状は軽度の場合、風邪のような症状で済むこともありますが、重症化すると肺炎や全身性の感染症を引き起こす可能性もあります。特に、免疫力の低い乳幼児や高齢者は注意が必要です。

しかし、ご質問のように、お子様がコウモリの糞に直接触れたり、口に入れたりしていなければ、感染リスクは比較的低いと言えます。お子様がいつもと変わらず元気であることも安心材料です。

ただし、念のため、以下の点をチェックし、気になる場合は医療機関への相談をおすすめします。

  • 発熱:38℃以上の発熱がある場合
  • 咳や呼吸困難:咳が止まらない、呼吸が苦しいなどの症状がある場合
  • 倦怠感:強いだるさや疲労感がある場合
  • 筋肉痛:全身の筋肉痛がある場合

コウモリの糞の除去と予防対策

コウモリの糞は、見た目だけでなく、健康面でも問題となるため、適切な除去と予防策が必要です。

安全な除去方法

コウモリの糞の除去は、直接手で触らないことが重要です。必ずマスクと手袋を着用し、ほうきとチリトリ、もしくはスコップを使って丁寧に集めます。集めた糞は、密閉できる袋に入れて、可燃ごみとして処分しましょう。掃除後は、念入りに手を洗い、うがいも忘れずに行いましょう。

コウモリの侵入を防ぐ対策

根本的な解決策は、コウモリの侵入を防ぐことです。

  • 家の点検:屋根裏や壁の隙間、換気口など、コウモリが侵入しそうな場所を点検し、隙間を埋めます。金網やパテなどを使ってしっかりと塞ぎましょう。専門業者に依頼するのも良いでしょう。
  • コウモリよけグッズ:超音波発生装置や忌避剤など、コウモリを寄せ付けないグッズを活用しましょう。ただし、効果には個人差があります。
  • 樹木の剪定:家の近くに生えている樹木が、コウモリの住処になっている可能性があります。樹木の枝を剪定して、コウモリが寄り付きにくい環境を作ることも有効です。
  • 照明の工夫:コウモリは光に集まる習性があります。外灯や玄関灯の光を調整することで、コウモリの侵入を防ぐ効果が期待できます。センサーライトなどを活用し、必要に応じて点灯するようにしましょう。

専門家の活用

コウモリの駆除や侵入防止対策は、専門業者に依頼することも可能です。特に、大量のコウモリが巣を作っている場合や、自分で対処できない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。専門業者は、安全かつ効果的な駆除方法を提案してくれます。

インテリアへの影響と対策

コウモリの糞は、インテリアにも影響を与える可能性があります。特に、外壁やベランダなどに糞が堆積すると、汚れや悪臭の原因となります。

外壁の清掃

定期的に外壁を清掃することで、汚れや悪臭を防ぎ、建物の美観を保ちます。高圧洗浄機を使用すると効果的ですが、専門業者に依頼するのも良いでしょう。

ベランダの対策

ベランダに糞が落ちないように、ネットなどを設置するのも有効です。また、定期的にベランダを清掃し、清潔に保つようにしましょう。

まとめ:安心安全な環境づくり

コウモリの糞は、健康面やインテリアにも影響を与える可能性があります。しかし、適切な対策を行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。お子様の健康状態に不安がある場合は、すぐに医療機関に相談しましょう。また、コウモリの侵入を防ぐための対策を講じることで、安心安全な住環境を保ちましょう。

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