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ゲジゲジの生態と侵入経路
ゲジゲジ、正式名称はゲジゲジグモですが、クモではなくムカデの仲間です。不快害虫として知られ、家の中に侵入してくることがあります。 夜行性で、湿気を好むため、じめじめした場所を好みます。新築住宅でも、完璧な防虫対策は難しく、隙間から侵入してくる可能性があります。
あなたのケースでは、新築時にキッチンの収納内にいたことから、建築段階で侵入した可能性も考えられます。また、2年間で17回も目撃されていることから、継続的な侵入経路が存在している可能性が高いです。
ゲジゲジの侵入経路の特定
ゲジゲジの侵入経路を特定するために、以下の点をチェックしてみましょう。
- 外壁の亀裂や隙間:基礎部分、窓枠、配管周りなど、外壁に小さな亀裂や隙間がないかを確認します。特に、地面と接している部分に注意が必要です。
- 排水溝:排水溝から侵入してくる可能性があります。排水口のトラップが適切に機能しているか確認し、必要であれば交換しましょう。
- 通気口:換気扇や通気口から侵入する可能性も考えられます。網戸やフィルターの設置、または隙間を埋めるなどの対策が必要です。
- 窓やドアの隙間:窓やドアの隙間から侵入する可能性があります。パッキンの劣化や破損がないか確認し、必要であれば交換しましょう。防虫シールなどを活用するのも効果的です。
- 配管の隙間:給排水管やガス管などの配管の周りにも隙間がある場合があります。配管の貫通部をコーキングなどで塞ぐなどの対策が必要です。
これらの箇所に、ゲジゲジが侵入しやすい湿気や餌となる虫(ゴキブリなど)がないか確認することも重要です。
効果的なゲジゲジ対策
ゲジゲジ対策は、侵入経路の遮断と、家の中の環境改善の両面から行う必要があります。
1. 侵入経路の遮断
上記で挙げた侵入経路を一つずつ確認し、隙間を埋める、網戸やフィルターを設置するなどの対策を行いましょう。専門業者に依頼して、建物の点検を行うのも有効です。
2. 室内環境の改善
ゲジゲジは湿気を好みます。以下の点を改善することで、ゲジゲジの発生を抑えることができます。
- 換気:こまめに換気を行い、室内の湿度を下げましょう。特に、キッチンや浴室は湿気がこもりやすいので注意が必要です。
- 掃除:定期的に掃除を行い、ゴミやホコリを溜めないようにしましょう。特に、床下や家具の裏側などは、ゲジゲジが隠れやすい場所なので、念入りに掃除することが大切です。
- 乾燥:湿気がたまりやすい場所は、除湿機を使用したり、乾燥剤を置くなどして乾燥させましょう。
- 餌となる虫の駆除:ゲジゲジはゴキブリなどの昆虫を餌としています。ゴキブリなどの駆除も同時に行うことで、ゲジゲジの発生を抑えることができます。
3. 薬剤による駆除
市販の殺虫剤を使用するのも有効です。ただし、ゲジゲジは比較的強い毒性を持つため、使用する際は、必ず使用方法をよく読んでから使用しましょう。また、小さなお子さんやペットがいる家庭では、安全性の高い製品を選ぶことが重要です。
4. 専門業者への相談
上記の方法を試しても効果がない場合は、専門の害虫駆除業者に相談することをおすすめします。専門業者は、的確な原因究明と効果的な対策を提案してくれます。
インテリアとの調和
ゲジゲジ対策とインテリアの調和を考える上で、以下の点を考慮しましょう。
* 殺虫剤の保管:子供やペットの手の届かない場所に保管しましょう。デザイン性の高い収納ケースを使用するのも良いでしょう。
* 除湿剤:インテリアに合うデザインの除湿剤を選ぶことで、対策とデザイン性を両立できます。
* 隙間埋め:コーキングなどで隙間を埋める際には、目立たない色を選び、インテリアを損なわないようにしましょう。
まとめ
ゲジゲジ対策は、侵入経路の遮断と、家の中の環境改善の両面から行うことが重要です。 まずは、ゲジゲジの侵入経路を特定し、適切な対策を行いましょう。それでも効果がない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。 快適な住空間を保ち、美しいインテリアを長く楽しむためにも、適切な対策を講じていきましょう。