ケアハウス退去時の現状回復と注意点:高齢者施設からの退去に関するQ&A

ケアハウスの退去にあたり 部屋の現状回復と何日前までにだすか。 過去のアドバイスありがとうございました。いよいよ4/1に4ケ月前に入所願いを出しておいたグループホームに入居出来ることになりました。本人(80才女)認知症もかなり進みケアマネや認知専門医の方々と相談の結果でした。 そこで早速ケアハウスに退去しますのでと相談員(実質 経営者、女)にお話したところ、わかりました規約には2ヶ月前に出すことになっていますので今日より2ヶ月後の日でだしてくださいとの事、規約は見ていなかったのであっそうですかと一応書いて提出しました。また○○さんは たばこのニコチンでクロスを汚したので張替えていってくださいとの事です。また規約にはよくみると現状回復の義務とあり この調子だと内装と設備をふくめすべてやり変える事になりそうです。とりあえず年月による自然劣化もあるでしょう とりあえず見積もりを出して下さい。といっておきました。入居時の現状を思いだしますと 壁クロスのみの張替えだったと記憶しています。なぜなら私は若いころ建築関係の仕事をしていたのですぐわかりました。蛍光灯が点滅しているので取り替えて下さいと言ったら 自分もちですと言われた事を記憶しています。入居契約書をよくみますと 部屋すべてを入居時の現状にして出て下さいようです。 入居年数は12年です。契約時契約金として30万払い込み その後毎月 事務費+生活費+管理費+15000円(認知症の進行により施設独自のヘルパー利用料)です。 契約書は入所時よりいままでに10箇所も付加入改定されています。 ◎質問です 1 保障金30万は何に使用? 2 事務費又は管理費に居室の劣化の修理費は入っていないのか? 3 苦情等自分の言い分はどこで受けつけてもらえるか? 4 たばこのニコチンによるクロス汚れと言うがそのころは居室では禁煙と言われていたが 今のように厳しくなく 喫煙場所はあったが 正式な吸煙器もなく半分黙認していたようです。→入居者に対する管理の怠慢だったのでは? 5 契約書が10箇所も付加入されている→許諾印は押したが 施設が都合のよいように付加し許諾してもらえないなら退去してください、健常者ならともかく入居時の契約書ならしかたないが? 質問 以上です 担当ケアマネに報告した所びっくりしておられました、相談場を探しておきますとの事でした。 私の思いとして詳しい事はわかりませんが 言うだけ言って出してもらえればそれだけ得 だめもとではと? 施設員は施設の保険無敵用ヘルパー 厨房いれて20人ぐらいいます、その中入居時の人は施設長 相談員 寮母の3人のみです。管理者の方は年齢も80と75の二人ですので超ワンマンのようです。携帯、車,PC 不能 情報は本、テレビのようです。知恵袋の存在もしらないのではと思います。 いろいろとわかりにくいと思いますか゛質問1~5又アドバイスありましたらよろしくお願い致します。

ケアハウス退去時の現状回復に関するQ&A

ご高齢のご本人様のグループホーム入居、おめでとうございます。そして、ケアハウス退去に関するお悩み、大変お察しいたします。12年間のご入居、そして契約書の変更履歴など、複雑な状況ですね。一つずつ丁寧に見ていきましょう。

1. 保障金30万円は何に使用されるのか?

契約書に明記されているはずです。契約書を改めて確認し、保障金の使途を確認しましょう。通常、敷金・保証金は、退去時の現状回復費用に充当されます。しかし、自然消耗による劣化は、保障金から差し引かれないことが多いです。 契約書に具体的な記載がない場合は、施設側に明確な説明を求めましょう。 もし、説明が不十分な場合は、弁護士や消費生活センターに相談することをお勧めします。

2. 事務費または管理費に居室の劣化修理費は含まれていないのか?

多くの場合、事務費や管理費には、居室の修繕費用は含まれていません。 これは、通常の賃貸契約と同様です。 契約書に明記されているか確認し、不明な点は施設側に質問しましょう。 もし、修繕費用が含まれていると主張する場合は、その根拠を示してもらう必要があります。

3. 苦情や言い分はどこで受け付けてもらえるのか?

まず、施設の苦情受付窓口に直接相談しましょう。 窓口が明確にされていない場合は、施設長や経営者に直接訴えることも可能です。 それでも解決しない場合は、管轄の市町村の介護保険課や高齢者福祉課に相談しましょう。 さらに、弁護士や消費生活センターに相談することもできます。

4. たばこのニコチンによるクロス汚れについて

これは、施設側の管理責任を問える可能性があります。 過去に喫煙場所が曖昧だったこと、吸煙器がなかったことなどを証拠として提示し、施設側の管理の怠慢による汚れであると主張しましょう。 写真や証言など、証拠となるものを集めておくことが重要です。

5. 契約書が10箇所も変更されていることについて

契約書の変更は、必ず書面で行われ、入居者の同意を得ている必要があります。 10箇所もの変更がある場合は、すべての変更内容を確認し、それぞれの変更点に署名・押印した日付を確認しましょう。 もし、同意なく変更されている部分があれば、その変更は無効である可能性があります。 これも、弁護士や消費生活センターに相談することをお勧めします。

具体的なアドバイス

現状を打開するために、以下のステップを踏んでみましょう。

1. **契約書を徹底的に確認する:** すべての契約書と変更履歴を注意深く読み、保障金の使途、修繕費用の有無、苦情受付窓口などを確認します。不明点はすべてメモしておきましょう。
2. **証拠を集める:** 入居時の状態を証明する写真や動画、証言などを集めましょう。 特に、クロス汚れについては、写真や動画で現状を記録することが重要です。
3. **施設側と交渉する:** 集めた証拠を元に、施設側と冷静に交渉しましょう。 具体的な金額や修繕範囲について、書面でやり取りすることをお勧めします。 交渉の際には、第三者(ケアマネジャーなど)に同席してもらうと良いでしょう。
4. **専門家に相談する:** 交渉が難航する場合は、弁護士や消費生活センターに相談しましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、より有利に進めることができます。
5. **行政機関への相談も視野に入れる:** それでも解決しない場合は、市町村の介護保険課や高齢者福祉課に相談しましょう。

専門家の視点

高齢者施設の退去問題は、複雑な法的・倫理的要素を含みます。 弁護士や司法書士などの専門家に相談することで、適切なアドバイスと法的保護を受けることができます。 特に、契約書に不明瞭な点がある場合、または施設側との交渉が難航する場合は、専門家の力を借りることを強くお勧めします。 また、消費生活センターも相談窓口として有効です。

まとめ

ケアハウスの退去は、多くの手続きと交渉を伴う複雑な問題です。 焦らず、一つずつ丁寧に進めていくことが大切です。 契約書をしっかり確認し、証拠を集め、必要に応じて専門家に相談することで、ご自身の権利を守りながら、スムーズな退去を進めることができるでしょう。 今回の経験を踏まえ、今後の高齢者施設選びの際に、契約内容をより慎重に検討することをお勧めします。

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