グリーンカーテンに最適な植物の選び方と育て方|種から育てる方法と西向きのベランダへの植栽

種の選別や保存方法、植える時期等について質問です。先程、公園に遊びに行き、フェンスに絡み付くように生えていた蔦状の植物から種を採ってきました。来年にでも、住んでいる部屋の西側に植えて、夏場のグリーンカーテンに出来たら…と考えているのですが、まったくの素人なので、何も知識がありません。色々教えて頂けると、ありがたく思いますので、詳しい方お願いいたします。補足 早速の回答ありがとうございます。本文にある様に、私の部屋は西側に面しているので、夕方以降の室温上昇を抑えるのに効果があるよう、西側に植えたいのですが、大丈夫でしょうか?

1. 公園で採取した植物の特定と種の選別

まず、公園で採取した植物の種類を特定することが重要です。 グリーンカーテンに向く植物は様々ですが、生育速度や耐暑性、ツル性など、いくつかの条件を満たす必要があります。 写真や図鑑、植物アプリなどを利用して、採取した植物の種類を特定しましょう。 もし種類が分からなければ、植物に詳しい人に相談してみるのも良いでしょう。 間違った植物を植えてしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性があります。

採取した種は、選別が必要です。 傷んでいる種や、虫に食われた種は取り除きましょう。 種によっては、発芽率を高めるために、事前に処理が必要な場合があります(例えば、冷蔵庫で一定期間保存するなど)。 採取した植物の種類によって、適切な保存方法や処理方法が異なりますので、事前に調べておくことが大切です。

2. グリーンカーテンに適した植物の選び方

西側のベランダにグリーンカーテンを作る場合、夕方の西日対策として、耐暑性と生育速度が重要なポイントになります。 以下のような植物がおすすめです。

  • ゴーヤ:生育が早く、夏の強い日差しにも耐え、収穫も楽しめる人気のグリーンカーテン植物です。苦味が苦手な方は、他の植物も検討しましょう。
  • アサガオ:種類が豊富で、美しい花を咲かせます。比較的育てやすく、初心者にもおすすめです。ただし、ツルが伸びすぎるため、誘引が必要になります。
  • ヘチマ:生育が早く、大きな葉で日差しを遮ってくれます。実も収穫できますが、大きくなるため、支柱をしっかり準備する必要があります。
  • キュウリ:ゴーヤと同様に生育が早く、収穫も楽しめます。ただし、病害虫に注意が必要です。
  • ルコウソウ:鮮やかな赤い花が美しく、比較的育てやすいです。ただし、ツルが細いため、強風には注意が必要です。

これらの植物は、ホームセンターや園芸店で種や苗を購入できます。 公園で採取した種を使う場合は、植物の種類を特定し、発芽率が低いことを考慮して、予備の種を用意しておくことをおすすめします。

3. 種の保存方法と播種時期

採取した種は、乾燥した涼しい場所に保管しましょう。 ジップロックなどの密閉容器に入れて、乾燥剤と一緒に保存すると、発芽率を維持することができます。 種によって保存期間は異なりますので、パッケージに記載されている保存方法に従うか、植物の種類を調べて適切な保存方法を確認しましょう。

播種時期は、植物の種類によって異なります。 一般的に、ゴーヤやヘチマなどの夏の植物は、5月~6月頃が適しています。 アサガオなどは、少し早めの4月~5月頃が良いでしょう。 地域や気候によっても適期は変わるため、事前に地域の気候情報などを確認し、適切な時期に播種しましょう。

4. 西向きのベランダでの栽培方法

西向きのベランダは、夕方の直射日光が強く当たるため、植物への負担が大きくなります。 以下の点に注意して栽培しましょう。

  • 日除け対策:特に真夏は、午後からの強い日差しから植物を守る必要があります。 遮光ネットなどを利用して、日差しを遮りましょう。
  • 水やり:西向きのベランダは、乾燥しやすい傾向があります。 土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりを行いましょう。 特に夕方は、蒸散が少なくなるため、水やりのタイミングとしてはおすすめです。
  • 支柱の設置:ツル性の植物は、支柱を設置して誘引する必要があります。 しっかりとした支柱を用意し、植物が絡みつきやすいように工夫しましょう。 支柱の高さは、植物の種類やベランダの広さによって調整します。
  • 肥料:生育期には、定期的に肥料を与えましょう。 植物の種類に合った肥料を選び、パッケージの指示に従って使用します。
  • 害虫対策:アブラムシやハダニなどの害虫が発生する可能性があります。 定期的に植物の状態をチェックし、害虫を発見したら、適切な対策を行いましょう。

5. 専門家への相談

植物の栽培に不安がある場合は、園芸店や農業協同組合などに相談してみましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、より安心してグリーンカーテンを育てることができます。 また、地域によっては、グリーンカーテンに関するワークショップやセミナーが開催されている場合もあります。

6. まとめ

グリーンカーテンを作ることは、初心者でも十分に可能です。 適切な植物を選び、適切な時期に播種し、適切な管理を行うことで、夏の暑さ対策に役立つ美しいグリーンカーテンを作ることができます。 西向きのベランダでも、工夫次第で立派なグリーンカーテンを育てることができますので、ぜひ挑戦してみてください。

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