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1. グリーンイグアナ飼育に必要なものと予算
グリーンイグアナを飼育するには、広いケージと適切な環境が必要です。最低限必要なものと、それぞれの概算予算は以下の通りです。
最低限必要なもの
- ケージ:大型のテラリウム(幅150cm以上、高さ180cm以上が理想)。自作も可能ですが、強度と安全性を考慮し、しっかりとしたものを選びましょう。予算:10万円~30万円
- 保温灯:バスキングライト(紫外線を含むもの)と、ケージ全体を暖めるためのセラミックヒーター。温度計・湿度計も必須です。予算:1万円~2万円
- 床材:新聞紙、キッチンペーパー、爬虫類専用の床材など。脱走防止のため、ケージ底面全体を覆いましょう。予算:1,000円~3,000円
- 隠れ家:岩や流木、人工のシェルターなど。グリーンイグアナは隠れ家が好きなので、複数用意しましょう。予算:3,000円~1万円
- 給水器:大きめの水入れ。常に新鮮な水を用意しましょう。予算:1,000円~2,000円
- 餌:野菜、果物、昆虫など。後述しますが、栄養バランスに配慮した食事が必要です。予算:月5,000円~1万円
初期費用と維持費の目安
初期費用は、ケージ代が大きく影響します。自作する場合は材料費を抑えられますが、手間と技術が必要です。最低限必要なものを揃えるだけでも15万円~45万円程度かかります。維持費は、餌代や電気代、床材の交換費用などで、月1万円~2万円程度を見込んでおきましょう。
2. 成長後の必要なもの
グリーンイグアナは成長に伴い、ケージのサイズアップが必要になります。成体になると全長1.5m~2mにもなるため、非常に大きなケージが必要です。
- 大型ケージへの交換:成体に対応できるサイズのケージを用意する必要があります。予算:10万円~30万円
- 枝やシェルターの追加:大きくなったグリーンイグアナが快適に過ごせるように、より多くの枝やシェルターを用意しましょう。
3. グリーンイグアナの成長
グリーンイグアナは成長が早く、生後1年で50cm程度、3~4年で成体サイズ(1.5m~2m)に達します。個体差はありますが、飼育環境が良いほど成長は早まります。
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4. グリーンイグアナの寿命
グリーンイグアナの平均寿命は10~15年と言われています。適切な飼育環境と適切な食事を提供することで、寿命を延ばすことができます。
5. グリーンイグアナを懐かせる方法
グリーンイグアナは警戒心が強く、すぐに懐くとは限りません。しかし、時間をかけて丁寧に接することで、懐かせることができます。
- 毎日同じ時間に餌を与え、優しく声をかける:信頼関係を築くためには、規則正しい行動が大切です。
- ゆっくりと近づき、無理強いしない:急に近づいたり、触ろうとしたりすると、ストレスを与えてしまいます。
- 安全な場所で過ごす時間を与える:隠れ家などを用意し、落ち着ける場所を作ってあげましょう。
- ハンドリングは慎重に:最初は短時間から始め、徐々に時間を長くしていきましょう。イグアナが嫌がったらすぐにやめることが重要です。
6. グリーンイグアナ飼育の危険性
グリーンイグアナは基本的に温厚な性格ですが、危険な面もあります。
- 爪と歯:鋭い爪と歯を持っているため、取り扱いには注意が必要です。怪我をしないように、必ず手袋などを着用しましょう。
- サルモネラ菌:爬虫類にはサルモネラ菌が潜んでいる可能性があります。飼育後には必ず手を洗い、子供には触らせないようにしましょう。
- 脱走:グリーンイグアナは脱走の名人です。ケージの隙間がないか、しっかり確認しましょう。
7. グリーンイグアナのエサ
グリーンイグアナは草食性で、主食は葉野菜です。
- 葉野菜:ケール、ダンディライオン、パセリ、ホウレンソウなど。毎日新鮮なものを与えましょう。
- 果物:少量であれば、バナナ、イチゴ、マンゴーなどを与えても構いません。ただし、糖分が多いので与えすぎに注意しましょう。
- カルシウムとビタミン剤:成長期には、カルシウムとビタミンD3のサプリメントを添加しましょう。
- 昆虫:幼体のうちは、コオロギなどを少量与えることもできますが、成体になるにつれて葉野菜中心の食生活に切り替えましょう。
専門家のアドバイス
爬虫類専門の獣医に定期的に健康診断を受けさせることをお勧めします。病気の早期発見・早期治療に繋がります。また、飼育に不安を感じたら、爬虫類専門のブリーダーやショップに相談しましょう。
インテリアとの調和
グリーンイグアナのケージは、インテリアの一部として考えることもできます。大型ケージは存在感があるので、部屋のレイアウトを工夫し、自然な雰囲気を演出しましょう。例えば、観葉植物を近くに置くことで、より自然な環境を再現できます。ただし、ケージの設置場所には、直射日光が当たらない、温度変化が少ない場所を選びましょう。