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グリーンイグアナのハンドリング:時期と方法
半月飼育して餌を食べるようになったグリーンイグアナですが、手や顔に近づくと木に登ってしまうとのこと。これはまだ完全に慣れていない証拠です。いきなりハンドリングしようとせず、段階的に信頼関係を築くことが重要です。
ハンドリング開始の目安
35cmのグリーンイグアナはまだ幼体で、警戒心が強い時期です。ハンドリングは、最低でも2ヶ月~3ヶ月は様子を見ることをおすすめします。 イグアナが自らあなたの手から餌を食べたり、近づいても逃げなくなったりするまで待ちましょう。 焦らず、ゆっくりと信頼関係を築くことが、ストレスのない飼育に繋がります。
安全なハンドリング方法
* イグアナの落ち着いている時間帯を選ぶ:朝方や夕方は比較的落ち着いていることが多いです。
* ゆっくりと近づき、無理強いしない:イグアナが逃げ出さないように、ゆっくりと手を近づけ、無理強いは絶対に避けましょう。
* 最初は短い時間から:最初は数分間だけ、イグアナを優しく撫でる程度から始め、徐々に時間を延ばしていきます。
* イグアナの反応をよく観察する:イグアナが嫌がっている様子(尻尾を振る、体を膨らませるなど)が見られたら、すぐにハンドリングをやめましょう。
* 安全な場所で行う:高さのある場所や、イグアナが逃げ込める場所がない場所でハンドリングしましょう。万が一落下してもケガをしないように、柔らかいマットなどを敷いておくのも良いでしょう。
* ハンドリング後は必ず元のケージに戻す:ハンドリング後は必ず元のケージに戻し、落ち着けるようにしましょう。
ハンドリングの頻度
毎日ハンドリングする必要はありません。イグアナの状態に合わせて、頻度を調整しましょう。 毎日ハンドリングすることで、イグアナがストレスを感じてしまう可能性があります。最初は週に1~2回程度から始め、イグアナの様子を見ながら徐々に回数を増やしていくのが良いでしょう。
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逃げるようなら中止
イグアナが激しく抵抗したり、逃げようとしたりする場合は、無理強いせずハンドリングを中止しましょう。 無理にハンドリングすると、イグアナにストレスを与え、ケガをする可能性もあります。 イグアナがリラックスしてハンドリングを受け入れてくれるまで、辛抱強く待ちましょう。
冬場の保温対策
人用のオイルヒーターを使用とのことですが、グリーンイグアナの飼育には、爬虫類専用の保温器具の使用が推奨されます。人用のオイルヒーターは、温度調整が難しく、火傷の危険性もあるため、注意が必要です。
適切な保温方法
* バスキングランプ:紫外線と熱を供給するバスキングランプは必須です。イグアナは日光浴をすることで、カルシウムの吸収を促進し、健康を維持します。
* サーマルマット:ケージの底面に敷くサーマルマットは、床面の温度を一定に保つのに役立ちます。
* 温度計と湿度計:ケージ内の温度と湿度を常にチェックするために、温度計と湿度計を設置しましょう。
* ケージの材質:保温効果を高めるために、ガラス製のケージを使用することをおすすめします。
適切な温度設定
グリーンイグアナの最適な温度は、バスキングスポットで30~35℃、ケージ全体の温度は25~30℃です。夜間は、20℃を下回らないように注意が必要です。 温度計で常に温度を確認し、必要に応じて保温器具の調整を行いましょう。
専門家のアドバイス
爬虫類専門の獣医や飼育経験豊富なブリーダーに相談することも有効です。彼らは、イグアナの行動や健康状態について専門的な知識を持っており、適切なアドバイスをしてくれます。
まとめ
グリーンイグアナとの信頼関係構築には、時間と忍耐が必要です。焦らず、イグアナのペースに合わせて、ゆっくりとハンドリングに慣れていきましょう。 冬場の保温対策も適切に行い、健康な状態を維持することが大切です。 何か心配なことがあれば、専門家に相談することをおすすめします。