グッピーの白点病・水カビ対策と水槽メンテナンス:薬剤不使用での対応

白点病?水カビ?発生の水槽の対応について。 グッピーが上記にかかりました。トリートメントタンクに移すとして、本水槽をどうするか?です。 最近水槽を変えたばかりで病気が発生しました  。 ヒーターの出力が低く水温が上がりきりませんのでヒーターは注文中です。 39.8cm→45cm水槽へ変更した。(金魚のお部屋Lからチャームさんに売ってたやつに) 濾過機はそのまま移動した。(エーハイム2213サブスト+エーハイム500サブ化したものエーハイメック) 低床プラチナソイル 草ヘアグラス エビも居るので薬は使いたくない。草があるので塩も入れたくない。 となると水換え位でしょうか?

グッピーの白点病と水カビ:症状と原因

グッピーに発生した白点病と水カビは、どちらも水槽環境の悪化が原因で起こりやすい病気です。白点病は、体表に白い点状の寄生虫が付着することで発生し、水カビは、傷ついた皮膚やヒレにカビが生えることで発生します。どちらも、水質悪化、水温変化、ストレスなどが原因として考えられます。今回のケースでは、水槽のサイズ変更とヒーター出力不足が、水温の安定性に影響を与え、病気の発症を招いた可能性があります。

薬剤不使用での治療と水槽の対応:トリートメントと本水槽の同時対策

エビや水草がいるため、薬剤を使用せずに治療を進める必要があるとのことです。この場合、トリートメントタンクでの治療と本水槽の徹底的なメンテナンスを同時に行うことが重要です。

1. グッピーのトリートメント

* トリートメントタンクの準備:清潔な容器に、本水槽と同じpH値の水を入れ、エアレーションとヒーターを設置します。適切な水温は26~28℃です。新しいヒーターが届くまで、一時的に他のヒーターを借りたり、保温ボトルを使用するなどの工夫も検討しましょう。
* グッピーの隔離:グッピーをトリートメントタンクに移し、安静を保たせます。
* 水質管理:毎日、20~30%程度の換水を行い、水質を清潔に保ちます。

2. 本水槽のメンテナンス

薬剤を使用しないため、本水槽の徹底的な清掃と水質改善が重要です。

* 濾過フィルターの清掃:エーハイム2213と500は強力な濾過能力を持つフィルターですが、水槽サイズ変更に伴い、濾材の汚れが蓄積している可能性があります。濾材を丁寧に洗浄し、吸着能力を回復させましょう。ただし、濾材をすべて交換するのではなく、一部ずつ洗浄し、バクテリアのコロニーを維持することが重要です。
* 底床の掃除:プラチナソイルの底床は、汚れが溜まりやすいので、底床掃除用の器具を使って、丁寧に汚れを取り除きましょう。ヘアグラスなどの水草は、根を傷つけないように注意しながら掃除します。
* 水換え:毎日、30~50%程度の換水を行い、水質を安定させます。新しい水は、カルキ抜きを行い、水槽の水温に合わせた温度にしてから投入しましょう。
* 水温管理:新しいヒーターが届くまでは、温度計で水温をこまめにチェックし、できる限り安定した水温を維持する努力が必要です。
* エアレーション:十分な酸素供給を行うため、エアレーションを強化しましょう。

3. 白点病と水カビへの対処法(薬剤不使用)

薬剤を使用しない場合、水質の改善とグッピーの抵抗力の向上に焦点を当てたケアが重要です。

* 水質の安定化:上記の通り、こまめな水換えと濾過フィルターの清掃で、水質を安定させます。
* 水温の安定化:水温の急激な変化は、グッピーにストレスを与え、病気の悪化につながります。新しいヒーターが届くまでは、できる限り水温を安定させましょう。
* ストレス軽減:水槽内のレイアウトをシンプルにすることで、グッピーのストレスを軽減できます。過密飼育も避けるべきです。
* 栄養バランス:栄養価の高い餌を与え、グッピーの免疫力を高めましょう。

専門家の視点:水槽環境の重要性

アクアリストの経験から、水槽環境の安定が病気予防の鍵となります。水槽の立ち上げ直後や、環境の変化直後は、特に注意が必要です。今回のケースでは、水槽のサイズ変更が、水質や水温の安定性に影響を与えた可能性が高いです。水槽のサイズ変更後、数週間は、水質のモニタリングを強化し、こまめな水換えを行うことが重要です。

まとめ:継続的なケアで健康な水槽を維持

薬剤を使用しない治療は、時間と手間がかかりますが、エビや水草への影響が少ないため、安全です。本水槽の徹底的なメンテナンスと、トリートメントタンクでのグッピーの治療を同時に行い、水質の安定化とグッピーの抵抗力向上に努めましょう。継続的なケアが、健康な水槽環境を維持する上で不可欠です。

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