クローゼットの異常な湿気!原因と対策|築30年超え木造賃貸の事例

クローゼットの湿気が普通じゃない!壁が濡れてて、中の洋服にはカビ、紙製の箱は水分を吸って弱くなりグシャとつぶれてる。 梅雨時期ではない、この11月にですよ。この、尋常じゃない湿度の考えられる原因ってなんでしょう?また、効果的な対策などありましたら教えてください。築30年超えの木造の賃貸、デザイナーズリノベーション。借りて一年目です。大家さんとは穏便にゆきたいです。

クローゼットの異常な湿気:原因究明

11月という梅雨時期以外に、クローゼット内でカビが発生し、壁が濡れ、紙製の箱が湿気で潰れるほどの高湿度状態は、非常に深刻な問題です。築30年超えの木造賃貸、しかもデザイナーズリノベーション済みという点も考慮すると、いくつかの原因が考えられます。

考えられる原因1:結露

最も可能性が高いのは結露です。特に、木造住宅は外気温の変化に敏感で、外壁と内壁の温度差が大きくなると結露が発生しやすくなります。デザイナーズリノベーションによって断熱性が向上しているとは限りません。古い建物の場合、断熱材が不足していたり、劣化していたりする可能性があり、外気温の低下によってクローゼット内の温度が下がり、空気中の水分が結露として壁面に付着していると考えられます。

考えられる原因2:換気不足

クローゼットは密閉された空間であるため、換気が不十分だと湿気がこもりやすく、カビの発生や高湿度につながります。クローゼット内に換気口がない場合、空気の循環が滞り、湿気が溜まりやすくなります。

考えられる原因3:水漏れ

屋根や壁からの雨漏り、配管からの水漏れなどが原因で、クローゼット内部に湿気が侵入している可能性も考えられます。特に築30年を超える建物では、経年劣化による配管の破損などが起こりやすいため注意が必要です。目に見える水漏れがないか、天井や壁、床などを丁寧に確認しましょう。

考えられる原因4:生活習慣

クローゼット内に湿気を発生させるような物(濡れた衣類、植物など)を保管している可能性もあります。また、クローゼットの扉を閉め切ったままにして、換気を全くしていない場合も湿気がこもりやすくなります。

クローゼットの湿気対策:具体的なステップ

大家さんとの関係を良好に保ちながら、効果的な対策を行うには、以下のステップを踏むことが重要です。

ステップ1:原因の特定

まずは、上記の考えられる原因を一つずつ確認し、問題の原因を特定します。

* 壁の湿り具合を詳細に記録する:湿っている場所、程度、広がり方を写真やメモで記録しましょう。
* クローゼット内の温度と湿度を測定する:温度計と湿度計で数値を記録することで、客観的なデータに基づいた対策が可能になります。
* 水漏れがないか確認する:天井、壁、床に水漏れやシミがないか注意深く確認しましょう。
* クローゼット内の物を確認する:湿気を発生させる可能性のある物を一時的に取り除いて様子を見ましょう。

ステップ2:大家さんへの相談

原因が特定できたら、大家さんに状況を説明し、相談しましょう。特に、水漏れや建物の構造的な問題が原因である場合は、大家さんに修理を依頼する必要があります。

* 写真や測定データを示す:客観的な証拠を示すことで、大家さんも状況を理解しやすくなります。
* 穏やかな言葉遣いを心がける:感情的にならず、冷静に現状を説明しましょう。
* 修理の依頼と費用負担について確認する:賃貸契約の内容を確認し、修理の費用負担について合意を得ましょう。

ステップ3:具体的な対策

大家さんへの相談と並行して、できる範囲で以下の対策を行いましょう。

* 換気を改善する:クローゼットの扉を定期的に開けて換気をしましょう。可能であれば、小さな換気扇を取り付けることも検討できます。ただし、賃貸物件の場合、事前に大家さんの許可を得る必要があります。
* 除湿剤を使用する:クローゼット内に除湿剤を置くことで、湿気を吸収し、カビの発生を防ぐことができます。シリカゲルタイプの除湿剤は、繰り返し使えるので経済的です。
* 湿気を吸いやすい物を減らす:紙製の箱や湿気に弱い衣類は、できるだけクローゼットから取り出し、乾燥した場所で保管しましょう。
* 防カビ剤を使用する:カビが発生している場合は、防カビ剤を使用してカビを駆除し、再発を防ぎましょう。ただし、使用前に必ず使用方法をよく確認し、換気を十分に行いましょう。
* 衣類の乾燥を徹底する:洗濯後はしっかりと乾燥させてからクローゼットに収納しましょう。乾燥機を使用したり、風通しの良い場所で陰干しするなど、乾燥方法に工夫を凝らすことが重要です。

ステップ4:定期的なメンテナンス

湿気対策は一度で終わるものではありません。定期的にクローゼットの掃除を行い、換気や除湿を心がけることで、カビの発生や高湿度状態を防ぎ、快適な空間を維持することができます。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、クローゼットの湿気問題は、単なる湿気対策だけでなく、収納方法やインテリア全体のバランスにも影響します。例えば、通気性の良い収納ボックスを使用したり、クローゼット内のレイアウトを見直すことで、湿気対策と収納効率の両立を図ることができます。また、クローゼットの扉に換気口を設けるなどのリフォームも効果的ですが、賃貸物件の場合は大家さんの許可が必要となります。

まとめ

クローゼットの異常な湿気は、放置すると健康被害や建物の劣化につながるため、早急な対策が必要です。原因を特定し、大家さんとの良好なコミュニケーションを図りながら、適切な対策を行うことが重要です。上記のステップを参考に、快適な住空間を取り戻しましょう。

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