Contents
クロス張替え:隅の処理と曲げ方
クロス張替えはDIYでも挑戦できますが、綺麗に仕上げるにはコツが必要です。特に、部屋の隅の処理は仕上がりの美しさに大きく影響します。
結論から言うと、部屋の隅でクロスを切るのが一般的で、綺麗に仕上げるためには必須です。無理に曲げて貼ろうとすると、シワができやすく、仕上がりが悪くなってしまう可能性が高いです。
なぜ隅で切るのが良いのか?
クロスは伸縮性のある素材ですが、限界があります。無理に曲げると、伸縮限界を超えて破れてしまったり、シワやたるみが目立ってしまい、せっかくの新しいクロスが台無しになってしまいます。隅でカットすることで、綺麗に貼り合わせることができ、仕上がりが美しくなります。
綺麗に切るためのコツ
カッターを使う際は、定規をあててまっすぐに切るのがポイントです。クロスを傷つけないように、カッターの刃を垂直に立てて、ゆっくりと切っていくことが重要です。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
- 切れ味の良いカッターを使用する:切れ味が悪いと、クロスが裂けやすくなります。
- 定規をしっかり固定する:定規がずれると、切り口が歪んでしまいます。
- 一度に切ろうとせず、数回に分けて切る:一気に切ろうとすると、力が入りすぎてクロスを傷つけてしまう可能性があります。
曲げる場合の注意点
どうしても隅で切らずに曲げなければならない場合(例えば、柄合わせが必要な場合など)は、極力緩やかな曲げにする必要があります。この場合、クロスを貼る前に、あらかじめ曲げ加工をしておくと、綺麗に仕上がります。
クロス張替え:天井と側壁、どちらから?
クロス張替えは、天井から始めるのが一般的です。
天井から始める理由
- 天井のクロスが壁に垂れてくるのを防ぐ:天井から作業することで、壁にクロスを貼る際に、天井からのクロスが邪魔になるのを防ぎます。綺麗に仕上げるためには、天井を先に仕上げておくことが重要です。
- 作業効率の向上:天井を先に仕上げておけば、壁を貼る際に、天井との境目を気にせずに作業できます。効率よく作業を進めることができます。
- 汚れ防止:天井のクロス張替えが完了していれば、壁の作業中に天井が汚れる心配がありません。
側壁から始めるケース
特殊な場合、例えば天井が高すぎる場合や、天井に複雑な造作がある場合は、側壁から始めることもあります。しかし、一般的な住宅では、天井から始めるのが推奨されます。
プロの視点:クロス張替えのポイント
クロス張替えは、一見簡単そうに見えますが、実際には技術と経験が必要です。綺麗に仕上げるためには、以下の点に注意しましょう。
下地処理の重要性
クロスを貼る前に、下地処理をしっかり行うことが重要です。古いクロスを剥がす際には、丁寧に剥がす必要があります。下地が凸凹していると、仕上がりが悪くなってしまうため、パテなどで平らに補修しましょう。
糊の量と貼り方
糊の量は、クロスによって異なります。説明書をよく読んで、適切な量を使用しましょう。また、クロスを貼る際は、空気が入らないように、丁寧に貼っていくことが重要です。ヘラを使って、空気を抜いていくと綺麗に仕上がります。
専門業者への依頼も検討
DIYに自信がない場合や、広い面積のクロス張替えを行う場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。プロは、綺麗に仕上げるための技術と経験を持っています。費用はかかりますが、仕上がりの美しさや作業効率を考えると、費用対効果が高いと言えるでしょう。
まとめ:美しい仕上がりを目指して
クロス張替えは、部屋の印象を大きく変えることができる作業です。この記事で紹介したポイントを参考に、DIYに挑戦したり、プロに依頼したりして、理想の空間を実現しましょう。隅の処理や天井と側壁の作業順序を意識することで、より美しい仕上がりになります。