犬。8ヵ月になるキャバリアの♂を飼っています。留守番させるとき、寝るときはケージにいれています。ケージにいるときに部屋から出るとワンワン鳴いてうるさいです。ケージで寝ていても私が少しでも動いたり立ち上がるとケージ内で暴れだしワンワン鳴きます。ケージから出して遊ばせると部屋を走り回り私のあとをついてきたり落ち着きがありません。トイレもまだ覚えていなくて家の中でマーキングします。ケージにいれてるときもトイレにはせずそのままおしっこやうんちをして踏みつけます。落ち着きがないのはそのうち大人しくなるのでしょうか?無駄吠え、トイレ、マーキングのしつけはどうしたらいいのでしょうか?
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8ヶ月の子犬の落ち着きのなさ、無駄吠え、トイレ、マーキング問題への総合的な解決策
8ヶ月のキャバリアの子犬は、活発で好奇心旺盛な時期です。留守番時の鳴き声やケージ内での暴れ、トイレの失敗、マーキングなど、様々な問題を抱えているとのこと、ご心配ですね。しかし、これらの問題は適切なトレーニングと環境整備で改善できます。焦らず、根気強く取り組んでいきましょう。
1. 落ち着きのなさと無駄吠えへの対処法
- ケージトレーニングの見直し: ケージは安全な空間であると認識させることが重要です。ケージの中で快適に過ごせるように、お気に入りのベッドや玩具を入れてあげましょう。最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくのがポイントです。無理強いせず、ケージに入ることを良い経験に結び付けることが大切です。ケージの中で落ち着いていられるよう、おやつを与えたり、褒めてあげましょう。
- 無視とリワード: 吠えている間は一切反応しないようにしましょう。吠えが止んだら、静かに座ったり、おもちゃを与えたりして褒めてあげます。この「無視とリワード」を繰り返すことで、吠えることよりも静かにしている方が良い結果が得られると学習させます。ただし、吠える原因が恐怖や不安である場合は、根本的な解決策が必要です。
- 運動不足の解消: キャバリアは適度な運動が必要です。毎日、十分な散歩や遊びの時間を取りましょう。運動不足はストレスとなり、無駄吠えや落ち着きのなさに繋がります。ボール遊びや引っ張りっこなど、犬が楽しめる遊びを取り入れると効果的です。疲れるまで遊ばせることで、夜間の落ち着きも向上します。
- 環境エンリッチメント: ケージ内や室内に、犬が楽しめるアイテムを配置しましょう。知育玩具や噛むおもちゃ、安全な探索場所などを用意することで、犬のストレスを軽減し、落ち着きを促します。様々な素材や形のおもちゃを用意することで、飽きさせない工夫も大切です。
- 専門家への相談: 問題が改善しない場合は、動物行動学の専門家や獣医師に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、犬の行動の根本原因を特定し、適切な解決策を見つけることができます。
2. トイレトレーニング
- 決まった場所を決める: トイレシートを置く場所を決め、常に同じ場所に設置しましょう。犬は決まった場所で排泄する習慣を学びます。
- タイミングを見極める: 散歩後、食事後、睡眠後などは排泄のタイミングです。これらのタイミングでトイレシートに連れて行き、排泄したら必ず褒めてあげましょう。
- 失敗したら叱らない: トイレの失敗は叱らず、静かに片付けましょう。叱ると犬はトイレをすることを怖がってしまう可能性があります。代わりに、成功した時をしっかり褒めることで、トイレの場所を覚えやすくなります。
- クレートトレーニングとの連携: ケージトレーニングと並行して行うことで、犬がケージ内で排泄しないことを学習しやすくなります。ケージから出す度にトイレに連れて行き、排泄を促しましょう。
- エンザイム系洗剤の使用: 万が一、室内で排泄してしまった場合、臭いを完全に除去するためにエンザイム系洗剤を使用しましょう。臭いが残っていると、犬は同じ場所で排泄しようとしてしまいます。
3. マーキング対策
- 去勢手術: マーキングはオス犬によく見られる行動です。去勢手術を行うことで、マーキングの頻度を減らすことができます。獣医師と相談の上、検討してみましょう。
- マーキングしやすい場所の特定: 犬がどこでマーキングしているかを把握し、その場所に犬が近づけないように工夫しましょう。例えば、家具を移動したり、フェンスを設置したりするなどです。
- 臭い対策: マーキングされた場所には、犬が嫌がる臭いのスプレーなどを利用しましょう。ただし、犬に安全な製品を選ぶことが重要です。柑橘系の香りが効果的です。
- 代替行動の強化: マーキングの代わりに、犬が他の行動をするように促しましょう。例えば、おもちゃで遊んだり、散歩に行ったりするなどです。代替行動を強化することで、マーキングの頻度を減らすことができます。
4. インテリアとの調和
犬と快適に暮らすためには、インテリアも重要です。
- 犬が安全に過ごせる空間: ケージの設置場所や、犬が自由に動き回れるスペースを確保しましょう。家具の配置にも注意し、犬がケガをする可能性のあるものを避けましょう。また、犬が落ち着いて過ごせる場所として、犬用のベッドやクッションなどを用意しましょう。
- 汚れに強い素材: ソファやカーペットなど、汚れやすい場所には、汚れに強い素材を使用しましょう。また、こまめな掃除も大切です。ベージュのソファは汚れが目立ちやすいので、カバーをかけるなど工夫しましょう。汚れが目立ちにくいダークブラウンのソファや、お手入れしやすいレザー素材のソファも検討できます。
- 犬が触れても安全な素材: 犬が噛んだり舐めたりしても安全な素材を選びましょう。特に、おもちゃやケージなどは、犬が口にしても安全な素材であることを確認しましょう。
まとめ
犬のしつけは根気と愛情が必要です。焦らず、小さな成功体験を積み重ねていくことが重要です。上記のアドバイスを参考に、犬との生活をより快適なものにしていきましょう。それでも改善が見られない場合は、専門家の助けを借りることを躊躇しないでください。