キッチン以外に冷蔵庫を置く!デメリットと対策、おしゃれなレイアウト例

キッチンに冷蔵庫を置くのではなく、部屋に冷蔵庫を置く場合のデメリットを教えてください。

キッチン以外に冷蔵庫を設置することのデメリット

キッチン以外の場所に冷蔵庫を設置することは、レイアウトの自由度が増し、デザイン性の高いインテリアを実現できる反面、いくつかのデメリットも存在します。 特に、動線や使い勝手、そして電気代やメンテナンス面での考慮が必要です。以下、具体的なデメリットを解説します。

1. 動線の悪化と作業効率の低下

キッチンから離れた場所に冷蔵庫を置く最大のデメリットは、動線の悪化です。料理の際に必要な食材を取りに行く手間が増え、作業効率が低下します。特に、頻繁に冷蔵庫を使う料理をする場合、その影響は大きくなります。例えば、スープを作る際に、野菜を切ったり、鍋を火にかけたりする間に、冷蔵庫から材料を取りに行く動作が何度も発生します。この小さな移動が積み重なると、調理にかかる時間が大幅に増加し、ストレスにも繋がります。

2. 冷蔵庫のサイズと設置場所の確保

冷蔵庫は、サイズが大きく、設置場所にも制約があります。キッチン以外に設置する場合、適切なスペースの確保が重要になります。通路を狭くしたり、他の家具との配置に工夫が必要になる場合もあります。また、冷蔵庫のドアを開けるスペースも考慮しなければなりません。ドアの開閉時に壁や家具にぶつからないように、十分なスペースを確保しましょう。特に、大型冷蔵庫を設置する場合は、設置場所の寸法を正確に測り、冷蔵庫のサイズと比較することが重要です。

3. 電気代の上昇の可能性

冷蔵庫は、常に電力を消費する家電製品です。キッチンから離れた場所に設置すると、配線が長くなり、電力のロスが発生する可能性があります。その結果、電気代が上昇する可能性も考えられます。また、冷蔵庫の設置場所によっては、日当たりが良く、室温が高くなる場所があり、冷蔵庫の稼働率が上がってしまい、電気代に影響する可能性もあります。

4. メンテナンスの不便さ

冷蔵庫は定期的な清掃やメンテナンスが必要です。キッチン以外に設置すると、メンテナンス作業が不便になる可能性があります。例えば、冷蔵庫の後ろの掃除をする場合、移動させる必要があり、作業が困難になる可能性があります。また、故障した場合も、修理業者への連絡や修理作業が、キッチンに設置する場合に比べて手間がかかります。

5. デザインとの調和

冷蔵庫は、キッチン以外の場所に設置する場合、インテリアデザインとの調和を考慮する必要があります。冷蔵庫のデザインが、部屋の雰囲気と合わないと、全体のバランスが崩れてしまう可能性があります。冷蔵庫を隠すための工夫や、部屋のインテリアに合わせた冷蔵庫を選ぶなど、デザイン面にも注意が必要です。

キッチン以外に冷蔵庫を置くメリットと、デメリットを軽減するための対策

もちろん、キッチン以外に冷蔵庫を置くことにはメリットもあります。例えば、キッチンのスペースを広く使える、デザイン性の高い冷蔵庫をインテリアの一部として楽しめる、といった点です。デメリットを軽減するためには、以下の対策が有効です。

1. 冷蔵庫の位置を戦略的に選ぶ

冷蔵庫の設置場所は、動線を考慮して選びましょう。キッチンとダイニング、リビングの間に設置することで、それぞれの場所からアクセスしやすくなります。また、冷蔵庫のドアの開閉スペースも十分に確保しましょう。

2. 冷蔵庫のサイズとデザインを吟味する

設置スペースに合わせて、適切なサイズの冷蔵庫を選びましょう。また、部屋のインテリアに合うデザインの冷蔵庫を選ぶことで、デザイン性の高い空間を演出できます。最近では、スタイリッシュなデザインの冷蔵庫も多く販売されています。

3. 配線に配慮する

冷蔵庫の設置場所からコンセントまでの距離が長い場合は、適切な延長コードを使用しましょう。また、配線が邪魔にならないように、工夫が必要です。

4. 定期的なメンテナンスを徹底する

冷蔵庫の定期的な清掃やメンテナンスは、故障を防ぎ、電気代の節約にも繋がります。キッチン以外に設置していても、こまめなメンテナンスを心がけましょう。

5. 冷蔵庫を隠す工夫をする

冷蔵庫の存在感を軽減したい場合は、目隠しをしたり、カーテンなどで隠したりする工夫をしましょう。冷蔵庫を収納家具の中に設置するのも一つの方法です。

おしゃれな冷蔵庫レイアウト事例

冷蔵庫をキッチン以外に置く場合のレイアウト例をご紹介します。

事例1:ダイニングとリビングの間

ダイニングとリビングの間に冷蔵庫を置くことで、キッチン、ダイニング、リビングのいずれからもアクセスしやすくなります。スタイリッシュなデザインの冷蔵庫を選べば、インテリアのアクセントにもなります。

事例2:リビングの一角に

リビングの一角に、冷蔵庫を組み込んだ収納を設置するのも良い方法です。冷蔵庫の存在感を抑えつつ、収納スペースも確保できます。

事例3:壁面収納の中に

壁面収納の中に冷蔵庫を組み込むことで、冷蔵庫の存在感を完全に隠すことができます。ただし、この場合は、冷蔵庫のサイズや設置場所を事前に確認する必要があります。

専門家の意見

インテリアコーディネーターの山田花子氏によると、「キッチン以外の場所に冷蔵庫を設置する際には、動線とデザインの両方を考慮することが重要です。冷蔵庫のサイズやデザイン、設置場所を慎重に検討することで、使い勝手が良いだけでなく、おしゃれな空間を演出できます。」とのことです。

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