ガルバリウム鋼板屋根の塗装:35年住宅のDIY塗装に挑戦!

ガルバリウム鋼板屋根の塗装(無落雪屋根)について教えてください。 築35年ですが、16年ほど前に、ハウスメーカーに依頼し屋根を上からかぶせました。 雪どけ時のすがもりがひどかったためです。 その時、既存の屋根の一部を残してかぶせたので、板金のつなぎ目はコーキングされています。画像のとおりです。当時は樋を交換しなかったのでこのような工事になりました。 そろそろ塗装したほうがよいのでは・・と思い、自分でやってみようと思い調べましたが、だんだん混乱してしまいました。 工程としては、屋根の掃除(さびとり含む)→コーキングはがしてコーキング→錆止め塗装→上塗りというのは理解できました。 上塗り塗料はalisco油性シリコン屋根用を考えいます。 質問は ①コーキングの上に錆止め塗料がついても問題ないのでしょうか? ②コーキングの下(コーキングはがしたあと)とコーキングの上には専用の塗るものがあるのでしょうか? ③硬くて取れなくなったコーキングはそのままにして、上からコーキング材をかぶせてもいいですか? ④各材料、相性の良いものを教えてください。 以上です。 お詳しい方、どうか教えてください。質問以外にもよきアドバイスがありましたらお願いします。 当方女性のため、あまり力はありません。 今回は2階建ての1階部分の屋根なので、2階の部屋から出入りできるので、自力でがんばることにしました。 次の週末に行ないたいです。よろしくお願いします。

ガルバリウム鋼板屋根塗装DIYへの挑戦:安全第一で美しく長持ちさせる方法

築35年の住宅、しかも16年前に重ね葺きされたガルバリウム鋼板屋根の塗装をDIYで挑戦されるのですね。素晴らしい行動力です! しかし、屋根の上での作業は危険が伴います。安全に作業を進めるための準備と、適切な材料選びが成功の鍵となります。この記事では、質問への回答と合わせて、安全で効率的なDIY塗装の進め方を詳しく解説します。

質問への回答

①コーキングの上に錆止め塗料がついても問題ないのでしょうか?

結論から言うと、コーキングの上に直接錆止め塗料を塗るのは避けた方が無難です。 アルキド系やシリコン系の錆止め塗料は、コーキング材との密着性が低く、剥がれやすくなる可能性があります。また、コーキング材の種類によっては、塗料との化学反応を起こし、コーキング材の劣化を早める可能性も否定できません。コーキング部分は、後述するように、専用のシーリング材で処理するのが適切です。

②コーキングの下(コーキングはがしたあと)とコーキングの上には専用の塗るものがあるのでしょうか?

はい、あります。

  • コーキングの上: シーリング材(コーキング材)を使用します。既存のコーキングを剥がす際に、下地処理剤を使用すると、新しいコーキング材の密着性を高めることができます。
  • コーキングの下(剥がした後): 下地処理剤(プライマー)を使用します。これは、ガルバリウム鋼板の表面をきれいにし、錆止め塗料や上塗り塗料の密着性を高めるためのものです。下地処理剤を使用することで、塗料の剥がれを防ぎ、塗装の耐久性を向上させます。

③硬くて取れなくなったコーキングはそのままにして、上からコーキング材をかぶせてもいいですか?

基本的には避けた方が良いでしょう。 硬化して劣化しているコーキング材の上から重ね塗りすると、剥がれやすくなり、雨漏りの原因になる可能性があります。可能であれば、古いコーキング材を丁寧に除去し、新しいコーキング材を充填するのが理想です。しかし、どうしても除去できない場合は、下地処理剤を塗布してから、新しいコーキング材を丁寧に重ね塗りするしかありません。この場合、重ね塗りの厚さに注意し、盛り上がりすぎないようにしましょう。

④各材料、相性の良いものを教えてください。

ガルバリウム鋼板屋根塗装に適した材料の組み合わせは以下の通りです。

  • 下地処理剤: ガルバリウム鋼板用のプライマーを使用しましょう。これは、ガルバリウム鋼板の表面処理に合わせた成分で、密着性を高める効果があります。
  • 錆止め塗料: ガルバリウム鋼板用の錆止め塗料を選びましょう。アルキド系やアクリル系、エポキシ系など種類がありますが、ガルバリウム鋼板への密着性と防錆効果の高いものを選択することが重要です。
  • 上塗り塗料: alico油性シリコン屋根用は、耐久性があり良い選択です。ただし、下地処理と錆止め塗料との相性を確認してください。シリコン系塗料は、下地との密着性が重要です。
  • コーキング材: ガルバリウム鋼板屋根用のシーリング材を使用しましょう。耐候性、耐久性に優れたものを選び、色も屋根の色に合わせましょう。

DIY塗装の具体的な手順と注意点

準備段階

  • 安全対策: 必ず安全帯を着用し、梯子や足場をしっかり設置しましょう。作業時はヘルメットも着用してください。2階からの出入りとはいえ、落下防止対策は万全に。
  • 材料の準備: 必要な材料を事前に準備し、リストを作成しておきましょう。不足があると作業が中断し、効率が悪くなります。
  • 天気予報の確認: 雨天時は作業を避けましょう。塗装後、十分に乾燥させる必要があります。
  • 近隣への配慮: 作業前に近隣住民に一声かけておきましょう。騒音や粉塵への配慮は必須です。

塗装手順

1. 屋根の清掃: 高圧洗浄機で汚れやサビを落とします。ブラシなどでこすり洗いするとより効果的です。
2. 古いコーキングの除去: ヘラなどで丁寧に古いコーキング材を除去します。硬くて取れない場合は、下地処理剤を塗布してから新しいコーキング材を丁寧に重ね塗りします。
3. 下地処理: ガルバリウム鋼板用のプライマーを塗布します。これは、錆止め塗料の密着性を高めるために非常に重要です。
4. 錆止め塗装: ガルバリウム鋼板用の錆止め塗料を2回塗りします。1回目は薄く、2回目は均一に塗布しましょう。
5. コーキング: 新しいコーキング材を丁寧に充填します。ヘラなどで均一に仕上げましょう。
6. 上塗り塗装: alico油性シリコン屋根用を2回塗りします。1回目は薄く、2回目は均一に塗布しましょう。
7. 乾燥: 十分に乾燥させます。塗料の乾燥時間は、製品によって異なりますので、必ず指示に従いましょう。

女性の方へのアドバイス

体力に自信がないとのことですので、無理せず作業を進めてください。一度に広い範囲を塗ろうとせず、休憩を挟みながら少しずつ作業を進めることをお勧めします。高所作業は危険が伴いますので、安全を第一に考えてください。必要であれば、専門業者に相談することも検討しましょう。

専門家の視点

DIYはコスト削減に繋がる反面、技術や知識不足による失敗のリスクも伴います。今回の作業は高所での作業となるため、安全面を特に考慮する必要があります。もし不安な点があれば、専門業者に相談することをお勧めします。専門業者は適切なアドバイスや施工を提供し、安全で高品質な仕上がりを実現してくれます。

まとめ

ガルバリウム鋼板屋根の塗装DIYは、準備と手順をしっかり守れば、費用を抑えつつ、美しい屋根を維持することができます。しかし、高所作業は危険が伴いますので、安全を第一に考え、無理のない範囲で作業を進めてください。この記事が、あなたのDIY塗装の成功に役立つことを願っています。

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