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老朽化したガス給湯器の買い替え:最適な機種選びと設置方法
10年以上使用したガス給湯器の買い替えをご検討中とのこと、点火時の大きな音も気になりますね。30年前に建築された鉄筋コンクリートのテラスハウスという建物の特性も考慮し、最適な給湯器選びをサポートいたします。 まずは現状を整理し、具体的な機種選定についてアドバイスします。
現状の確認と課題
* 既存機器:大阪ガス エックスマーク2(16号)、10年以上使用、点火時の異音あり。
* 給湯方式:落とし込み方式
* 追い炊き:浴槽下バスヒーターあり、2ヶ所の穴から追い炊き可能。
* 設置場所:ベランダ
* リモコン:台所1台
* 暖房:5部屋の暖房コンセントあり、ガスコンベクター未使用。
* 給湯管経路:2階ベランダ→和室押入れ下→バスルーム
* 建物:30年前建築の鉄筋コンクリートテラスハウス
課題は、老朽化による給湯器の故障リスクと、点火時の大きな音です。 また、既存のガスコンベクターを使用しない点から、給湯器による暖房機能の有無も検討すべき点です。
給湯器選びのポイント
既存の給湯器が16号であることから、家族構成や使用頻度を考慮して、同等の能力か、少し余裕のある18号~20号を検討するのが良いでしょう。 重要なのは、以下の点を考慮することです。
- 給湯能力:家族構成、入浴頻度、シャワーの使用頻度などを考慮し、適切な号数を決定します。16号で問題なければ16号、余裕を持たせたい場合は18号や20号を選択しましょう。
- 設置スペース:ベランダへの設置であるため、給湯器のサイズと設置スペースの適合性を確認します。既存の給湯器の寸法を測り、新しい給湯器の寸法と比較しましょう。
- 配管:既存の配管と接続できる機種を選びます。落とし込み方式に対応しているかを確認しましょう。配管の経路(2階ベランダからバスルーム)も考慮し、必要に応じて業者に相談しましょう。
- 機能:追い炊き機能は必須です。さらに、省エネ機能やエコジョーズ(高効率給湯器)なども検討しましょう。エコジョーズは設置場所がベランダであるため、排気管の設置状況を事前に確認する必要があります。
- 安全性:安全装置が充実している機種を選びましょう。地震センサーや漏水検知機能などが搭載されていると安心です。
- 音:点火時の音が静かな機種を選びましょう。メーカーのカタログやレビューで音の静かさについて確認しましょう。低騒音設計の機種を選ぶことが重要です。
- メーカー:ノーリツ、リンナイ、パロマなど、信頼性の高いメーカーの製品を選びましょう。アフターサービス体制も確認しておきましょう。
高温水供給式と給湯+暖房タイプの比較
高温水供給式は、給湯器から高温のお湯を供給し、浴室のユニットバスなどで温水を作る方式です。一方、給湯+暖房タイプは、給湯と暖房を一つの機器で行う方式です。 現状のバスヒーターを考慮すると、給湯+暖房タイプは不要です。既存のバスヒーターと給湯器を組み合わせる方が効率的です。暖房に関しては、ガスコンベクターを使用しないとのことなので、給湯器に暖房機能を求める必要はありません。
具体的な機種選定と業者への依頼
ノーリツやリンナイなどのメーカーのウェブサイトで、上記条件を満たす機種を検索し、比較検討してみましょう。 複数の業者に問い合わせ、見積もりを取ることが重要です。 その際、以下の点を伝えましょう。
* 既存給湯器の状況(メーカー、型番、号数)
* 給湯方式(落とし込み方式)
* 追い炊き機能(バスヒーター使用)
* 設置場所(ベランダ)
* 配管経路
* 音の静かさへの要望
複数の業者から見積もりを取り、価格や保証内容、アフターサービス体制などを比較検討し、最適な業者を選びましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、安心して給湯器の買い替えを進めることができます。
インテリアとの調和
ベランダに設置される給湯器は、外観も重要です。 ベージュやアイボリーなどの落ち着いた色合いの給湯器を選ぶことで、ベランダの景観を損なわず、周囲のインテリアとも調和させることができます。
まとめ
ガス給湯器の買い替えは、専門業者に依頼することが重要です。 複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、最適な機種と業者を選ぶことができます。 今回のケースでは、給湯能力、設置スペース、配管状況、音の静かさ、安全性などを考慮し、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。 そして、ベランダの景観にも配慮した色合いの給湯器を選ぶことで、快適な浴室環境と美しいベランダを実現できます。