ガス式床暖房の経済的な使い方|新築2×4住宅での賢い運用術

ガス式(都市ガス)床暖房の経済的な使用方法について。温かさが必要な時間は夫婦共働きの為 平日は6時~8時、19時~24時のみです。どのように使用するのが一番経済的でしょうか? 他の方の質問も見ましたが、不在時も点けっぱなしにした方が良いと言う回答も見ていますが本当でしょうか? ちなみに家のデータは ・新築木造2階建(築1ヶ月、2×4工法) ・部屋はLDK計20畳 ・床暖房はリビング、ダイニング、キッチンの3系統に分かれています ・吹き抜け、リビング階段有 ・他暖房に関連のある設備はエアコン20畳用、シーリングファン です。もし、補足が必要な場合はその項目を教えて頂ければと思います。補足お二方ともご回答ありがとうございます。では部屋全体を暖める(寒さを感じない程度)には どのようにするのが効率的ですか? 例)床暖房を抑えめにしエアコンの温度を上げて使う。床暖房を強くしエアコンは使用しないorエアコンを使っても設定温度を低くする 等教えて頂ければと思います。ちなみにエアコンは風量を大きくする方が逆に電気代は安くなると言うのは理解しています。

ガス式床暖房の効率的な使用方法

ご質問ありがとうございます。新築の木造住宅で、ガス式床暖房の効率的な使用方法についてお答えします。夫婦共働きで、暖房が必要な時間が限られている状況、そして吹き抜けやリビング階段など熱が逃げやすい構造であることを考慮すると、賢い運用が重要になります。

まず、不在時ずっと点けっぱなしにするのが良いかという点ですが、これは間違いです。 ガス式床暖房は、点火・消火にエネルギーを消費します。そのため、短時間だけ使用する場合は、必要な時間だけ点火するのが最も経済的です。常に微弱な火力を維持するよりも、必要な時に必要な温度に上げる方がガス消費量は少なくなります。

具体的な時間設定と温度調整

平日の暖房が必要な時間は6時~8時と19時~24時の計8時間です。この時間帯に集中して床暖房を使用するのが最も効率的です。

起床前(6時~8時)

* 起床1時間前(5時~6時)に床暖房をタイマーで始動させましょう。 ゆっくりと部屋が暖まることで、快適な起床を迎えられます。
* 温度設定は、18~20℃程度に設定するのがおすすめです。
* 各系統(リビング、ダイニング、キッチン)を個別に制御できるので、使用頻度の高いリビングを優先的に暖めるのも良いでしょう。

帰宅後(19時~24時)

* 帰宅時間に合わせて床暖房を始動させます。
* 温度設定は、20~22℃程度を目安に、ご自身の体感に合わせて調整しましょう。
* エアコンとの併用も効果的です。床暖房で床面を暖め、エアコンで室内の空気を暖めることで、効率的に部屋全体を暖めることができます。エアコンは風量を大きくして、設定温度を低めに設定することで、電気代の節約に繋がります。

吹き抜けとリビング階段対策

吹き抜けとリビング階段は、熱が逃げやすい構造です。これらの対策として、以下の点を意識しましょう。

* カーテンやブラインドを活用して、窓からの熱の逃げを防ぎます。特に夜間はしっかりと閉めておくことが重要です。
* シーリングファンを効果的に使用します。冬場は時計回りにゆっくりと回転させることで、暖かい空気を床面近くに循環させることができます。
* 断熱材の追加を検討するのも有効です。特に吹き抜け部分の断熱性を高めることで、暖房効率が大きく向上します。

エアコンとの併用について

床暖房とエアコンの併用は、状況に応じて使い分けることが重要です。

* 寒い日は、床暖房をメインに、エアコンを補助的に使用します。
* それほど寒くない日は、エアコンのみで済ませることも可能です。
* 床暖房を抑えめにし、エアコンの温度を上げる方法も有効です。床暖房は足元を暖めるのに優れている一方、エアコンは室温全体を効率的に暖めることができます。この併用により、ガス代と電気代の両方を節約できます。

専門家の意見

建築士やエネルギーコンサルタントに相談することで、より最適な暖房方法や省エネ対策を提案してもらうことが可能です。特に新築住宅の場合は、建築段階で断熱性能を高めるなどの工夫をすることで、長期的には大幅な光熱費の削減に繋がります。

まとめ

ガス式床暖房は、快適な暖房を実現する一方で、使い方によっては光熱費がかさんでしまう可能性があります。今回ご紹介した方法を実践することで、経済的で快適な暖房を実現できるでしょう。状況に応じて、床暖房とエアコンを併用し、温度設定を適切に行うことが重要です。また、家の構造的な特徴を理解し、断熱対策を講じることで、さらに効率的な暖房運用が可能になります。

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