ガスファンヒーターの異臭の原因と対策:安心安全な暖房空間のために

8年使用しているガスファンヒーターがありました。(リビングで)別の部屋で日曜大工をしていて木にオイルを塗ってた時のことです。使用していたガスファンヒーターから急に石油ストーブを消した時に臭うような石油臭いにおいがしてきて、怖くなり慌てて消しました。不完全燃焼みたいな….感じ。(一応不完全燃焼を察知する機能はついているようです)何かこの木に塗るオイルと反応してしまったのでしょうか?別の部屋だったんですが….その後、そのガスファンヒーターはもう古いからだろうと思い、使用せず、新しく購入しました。しかし、このガスファンヒーターも付け始めに機械の油のような臭いがします。古いもののような臭いほどではないですが、いったいどうしてでしょうか?ガスのにおいとは違います。

ガスファンヒーターから発生する異臭の種類と原因

ガスファンヒーターから発生する異臭は、原因によって大きく異なります。質問者様のケースでは、古いガスファンヒーターから発生した石油臭と、新しいガスファンヒーターから発生した機械油のような臭いの2種類が挙げられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1. 石油臭のような異臭:古いガスファンヒーターの場合

8年間使用したガスファンヒーターから石油臭がしたとのことですが、これは不完全燃焼の可能性が高いです。不完全燃焼は、燃焼に必要な酸素が不足したり、燃焼に必要な温度に達しなかったりすることで発生します。 質問者様は、別の部屋で木にオイルを塗布していたとのことですが、このオイルの種類によっては、揮発性の高い成分が空気中に拡散し、ガスファンヒーターの燃焼に影響を与えた可能性があります。オイルの成分が燃焼室に吸い込まれ、不完全燃焼を引き起こし、石油臭のような異臭を発生させたと考えられます。

さらに、8年間の使用で内部の汚れや劣化も原因として考えられます。長期間の使用により、燃焼室や熱交換器に煤や油脂が蓄積し、燃焼時にこれらが燃焼して異臭が発生する可能性があります。

2. 機械油のような異臭:新しいガスファンヒーターの場合

新しいガスファンヒーターから機械油のような臭いがするのは、製造過程で残った油分部品の潤滑油が、初期稼働時に加熱されて揮発するためです。これは多くの場合、数回使用することで臭いは軽減されます。ただし、臭いが長く続く場合は、故障の可能性もありますので、メーカーに問い合わせることをお勧めします。

具体的な対策と予防

それぞれの異臭に対する具体的な対策と、今後の予防策を以下に示します。

1. 古いガスファンヒーターの対策

残念ながら、古いガスファンヒーターで石油臭が発生した場合は、修理または交換が最善の策です。修理を試みる場合は、専門業者に点検・清掃を依頼しましょう。内部の汚れや劣化が原因であれば、清掃によって改善する可能性があります。しかし、経年劣化による部品の故障が原因の場合、修理費用が高額になる可能性もあります。その場合は、新しいガスファンヒーターへの買い替えを検討しましょう。

2. 新しいガスファンヒーターの対策

新しいガスファンヒーターの機械油のような臭いは、通常は数回の使用で消えることが多いです。しかし、臭いが続く場合は、以下の点を確認してみましょう。

  • 換気を十分に行う:使用中は窓を開けて換気を十分に行い、臭いを室外に排出しましょう。
  • 使用時間を短くする:最初は使用時間を短くし、徐々に使用時間を長くすることで、臭いの発生を抑制できます。
  • メーカーに問い合わせる:臭いが改善しない場合は、メーカーに問い合わせて故障の可能性がないか確認しましょう。

3. 予防策

今後の予防策として、以下の点に注意しましょう。

  • 定期的な清掃:ガスファンヒーターは、シーズン前に専門業者に清掃を依頼するか、自身で清掃を行いましょう。燃焼室や熱交換器の汚れを取り除くことで、不完全燃焼や異臭の発生を防ぎます。
  • 換気の徹底:使用中は常に換気を心がけましょう。特に、油を使う作業をしている際は、換気を十分に行うことが重要です。
  • 適切な設置場所:ガスファンヒーターは、換気の良い場所に設置しましょう。周囲に可燃物がないか確認し、安全な場所に設置することが大切です。
  • 点検・保守:定期的にガスファンヒーターの点検を行い、不具合があれば早めに修理しましょう。安全に使用するためには、専門業者による点検がおすすめです。

専門家の視点

ガス機器の専門家によると、異臭の原因究明には、機器の内部状態の確認が不可欠です。素人判断で分解したり、清掃したりせず、専門業者に依頼することが安全です。また、不完全燃焼は一酸化炭素中毒の危険性も伴いますので、異臭を感じたらすぐに使用を中止し、換気を十分に行うことが重要です。

まとめ

ガスファンヒーターから発生する異臭は、様々な原因が考えられます。古い機器の場合は経年劣化による不完全燃焼、新しい機器の場合は製造過程で残った油分などが考えられます。異臭を感じたら、原因を特定し、適切な対策を行うことが大切です。安全で快適な暖房空間を確保するために、定期的な清掃や点検、適切な換気を心がけましょう。

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