カランコエの開花と室内管理:札幌での越冬と花芽の成長

花芽がついたカランコエの水遣りなど、環境についてアドバイスをよろしくお願いします。 園芸初心者です。 以前頂いたこのお花がなんだか分からず、こちらでご質問させてもらったところ カランコエでしょうと教えて頂きました。 ずっと室内で育てていたのですが、当初はカランコエと分からず育てていたため、 なぜ花が咲かないのか分かりませんでしたが、短日処理というものを行わなければ 花芽がつかないということを知り、納得しました。 徒長してしまっていたため、今年の夏に思い切って全部切ってしまい、それぞれ枯れても 諦めようと思って個別にビニールポットに挿し芽をし、外に出しておきました。 すると全部根がついたようでグングン葉をつけ始め、すくすく成長しました。 ネットで見ると「雨に当てない」とか直射日光を避けて、など書かれていたのですが 本当にずっと外に出しっぱなしにしていました。 しかし一向に枯れることはなく、むしろ活き活きと成長し続けて、みんな元気になって いきました。 そのまま外に置いておきたかったのですが、私の住む地域が札幌のため 秋ギリギリまで外に出しておきましたが11月に入る前に室内に入れました。 (室内に入れる前にポットから素焼きのプランターに植え替えました) その後も枯れることなく順調で、ある日変な芽が出てきたな?と思って様子を見ていたら・・・ 写真を掲載しましたが、これって花芽ですよね? 全く短日処理もせず、本当にほったらかしだったので驚いています。 しかしなかなかパッとは咲かないで、本当にゆっくり花が膨らんでいるような気がします。 室内の平均気温は22度。湿度が乾燥気味で35%ほど。 南向きのベランダから光が当たる場所に置いています。部屋の明かりが消えるのが夜中1時から2時頃。 今は朝7時でもやや暗めですが、部屋が真っ暗という訳ではありません。 水遣りは本当に少なめで2週間~3週間に1度程度。 こんな状態でも花芽がつきました。なかなかマニュアル通りではないのですね(笑) 花芽がついてもこの生活パターンは変えずにこのままで大丈夫でしょうか? 水をもっとあげた方がいいとか、霧吹きした方がいいとか・・・何かありますでしょうか。 余談ではありますが、私自身偶然ガンが見つかり、来月早々入院して手術を受けることになりました。 縁起を担ぐ、といったら変な言い方かもしれませんが、綺麗にお花が咲いてくれたら 手術も無事終わるような気がして・・・。 アドバイスよろしくお願いします。

カランコエの開花と生育環境

カランコエは多肉植物の一種で、比較的育てやすい植物ですが、開花にはいくつかの条件があります。質問者様は札幌という寒冷地で、短日処理をせずに花芽を付けることに成功されましたが、その成功要因と今後の管理について詳しく見ていきましょう。

札幌でのカランコエ越冬と生育

札幌でのカランコエの越冬は、寒さ対策が重要です。11月には室内に取り込むのは適切な判断です。カランコエは霜に弱いため、屋外での越冬は難しいでしょう。室内に取り込んだ後は、南向きのベランダからの光が当たる場所に置くことで、十分な光合成を確保できます。

水やりと湿度

2週間~3週間に1度の水やりは、カランコエにとって適切な頻度です。多肉植物は過湿に弱いため、土が完全に乾いてから水やりをするのがポイントです。乾燥気味な湿度35%も、カランコエにとっては問題ありません。むしろ、過湿による根腐れを防ぐ上で好ましい環境です。霧吹きは必要ありません。葉に水滴が付着すると、病気の原因となる可能性があります。

光と温度

南向きのベランダからの光は、カランコエの生育に十分な光量を提供しています。ただし、真夏の直射日光は葉焼けを起こす可能性があるため、注意が必要です。室内での平均気温22度も適温です。

花芽の成長と開花

花芽がゆっくりと膨らんでいるとのことですが、これはカランコエの生育サイクルによるものです。短日処理をしなくても開花するケースはあります。特に、挿し芽から育てた株は、生育が旺盛で、自然と開花条件を満たす場合があるのです。

今後の管理

現在の管理方法で問題ありません。水やりは土の乾燥具合を確認しながら、必要に応じて行いましょう。肥料は、開花期にはリン酸分の多い肥料を控えめに与えるのが効果的です。

専門家の視点:カランコエの開花と生育に関するポイント

植物専門家によると、カランコエの開花には、日照時間と温度が重要な要素です。短日植物であるカランコエは、日照時間が短くなると花芽を形成しやすくなります。しかし、質問者様のケースのように、必ずしも短日処理が必要とは限りません。生育状況や品種、環境条件によって、自然と開花条件を満たす場合もあるのです。

短日処理について

短日処理とは、開花を促進するために、日照時間を人工的に短くする方法です。一般的には、午後6時から午前8時まで暗くする処理を行います。しかし、質問者様のカランコエは、札幌の短い日照時間と、比較的涼しい環境下で自然に開花条件を満たしたと考えられます。

その他の開花促進方法

* 適切な温度管理:カランコエの生育適温は15~25度です。温度が高すぎると開花が遅れることがあります。
* 肥料の与え方:開花期にはリン酸分の多い肥料を控えめに与えることで、花付きが良くなります。
* 風通しの良い場所:風通しの良い場所で育てることで、病気や害虫の発生を防ぐことができます。

まとめ:カランコエの開花と今後のケア

質問者様のカランコエは、厳しい環境下でも見事に花芽をつけ、順調に生育しています。現在の管理方法を継続することで、美しい花を咲かせることができるでしょう。手術を控えているとのことですが、カランコエの花が咲くのを見ることで、少しでも気持ちが安らぎ、手術が成功することを願っています。

  • 水やりは土が完全に乾いてから行う
  • 肥料は開花期にリン酸分の多い肥料を控えめに与える
  • 風通しの良い場所に置く
  • 直射日光を避ける
  • 温度は15~25度を保つ

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