カメラで映すと見える!部屋の電球から見える緑色の横線…その正体と対処法

普通に電気を見ても普通なんですが カメラで自分の部屋の電気を写すと動いてる緑色の横線がずっと見えるんです。 他の部屋の電気をカメラ越しに見ても普通です。 なにかへんな電気なんでし ょうか? なにか悪い電波とか放ってるんでしょうか…( ノД`)…補足でも、他の部屋の電気では写らないのですよ?!( ノД`)…

カメラで緑色の横線が見える原因:蛍光灯のチラつき

ご質問にあるように、カメラで撮影した際に特定の部屋の電球から緑色の横線が動いて見える現象は、蛍光灯のチラつきが原因である可能性が非常に高いです。 人間の目では感知しにくい程度のチラつきでも、カメラの高速なシャッタースピードや感度の高さによって捉えられ、動画として緑色の線となって見えるのです。 特に、古い蛍光灯や、電圧の変動が激しい場合にこの現象は顕著に現れます。

蛍光灯の仕組みとチラつきの発生メカニズム

蛍光灯は、電極間を放電させることで水銀蒸気を励起し、紫外線を出します。この紫外線が蛍光物質に当たって可視光線(私たちが見ている光)に変換される仕組みです。この放電は、交流電流(50Hzまたは60Hz)によって行われるため、電流の周波数に合わせて光が一瞬ずつ点滅しています。この点滅が、人間の目には認識できないほど速いため、私たちは連続した光として認識しています。しかし、カメラは人間の目よりもはるかに高いフレームレートで撮影するため、この点滅を捉え、緑色の線として表示してしまうのです。

なぜ緑色に見えるのか?

緑色に見える理由は、蛍光灯の光源そのものの色温度や、カメラの特性、そして撮影時の設定(シャッタースピード、ISO感度など)に依存します。 蛍光灯の光は、完全に白色ではなく、わずかに緑がかった色味を含む場合が多いです。このわずかな緑色が、チラつきと相まって強調され、緑色の線として認識されるのです。 また、カメラによっては、特定の周波数のチラつきに対してより敏感に反応するものもあります。

他の部屋では見えない理由

他の部屋の電球では緑色の線が見えないのは、以下の理由が考えられます。

  • 異なる種類の電球を使用している:他の部屋がLED電球を使用している場合、チラつきはほとんど発生しません。LEDは、蛍光灯と異なり、直流電流で動作するため、チラつきが少ないのです。
  • 電球の寿命や状態:古い蛍光灯は、新しいものと比べてチラつきが大きくなる傾向があります。電球の交換を検討してみましょう。
  • 電圧の安定性:電圧の変動が激しい場合、チラつきが発生しやすくなります。他の部屋では電圧が安定している可能性があります。
  • カメラの設定:カメラの設定(シャッタースピード、ISO感度など)によって、チラつきの見え方が変わります。他の部屋では、これらの設定が異なっていた可能性があります。

対策と解決策

緑色の線が目障りな場合は、以下の対策を試してみてください。

  • 蛍光灯の交換:最も効果的なのは、蛍光灯をLED電球に交換することです。LED電球はチラつきが少なく、省エネ効果も期待できます。 色温度も様々な種類があるので、お部屋の雰囲気に合ったものを選びましょう。例えば、暖色系のLED電球はリラックスした雰囲気を演出します。
  • 高周波点灯方式の蛍光灯を使用する:従来の蛍光灯よりもチラつきが少ない高周波点灯方式の蛍光灯もあります。交換を検討してみましょう。
  • カメラの設定変更:カメラのシャッタースピードを速くしたり、ISO感度を下げたりすることで、チラつきが目立たなくなる可能性があります。 マニュアル設定で調整することで、より効果的な対策が可能です。 カメラの取扱説明書を参照してください。
  • 電圧安定器の設置:電圧の変動が原因と考えられる場合は、電圧安定器を設置することで安定した電圧を供給できます。専門業者に相談することをお勧めします。

専門家の意見:電気工事士の視点

電気工事士の視点から見ると、この現象は蛍光灯のチラつきが最も有力な原因です。 古い蛍光灯や劣化した安定器は、チラつきが発生しやすくなります。 もし、交換しても改善が見られない場合は、配線や安定器の点検が必要となる可能性があります。 電気工事士に相談し、安全に点検・修理を行うことを強くお勧めします。 自己判断での修理は危険を伴うため、専門家に依頼することが重要です。

まとめ:安心安全なインテリア空間のために

カメラを通して見える緑色の線は、多くの場合、蛍光灯のチラつきが原因です。 LED電球への交換は、チラつきの解消だけでなく、省エネや長寿命といったメリットもあります。 しかし、原因が特定できない場合や、電気系統に不安がある場合は、必ず専門家にご相談ください。 安全で快適なインテリア空間を実現するために、適切な対策を講じることが大切です。 「いろのくに」では、様々なインテリア照明に関する情報を提供していますので、ぜひ参考にしてください。

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