カメの飼育ガイド:拾ってきたカメの幸せな暮らし方

カメの飼育について教えて下さい。主人がカメを拾ってきて子供達は大喜び。私も嬉しく思います^^でも拾ってきたカメの種類も飼い方も何も知らないので死なせてしまったら…と少し不安もあります。少しでも長生きしてもらえるように、カメの飼い方を教えて下さい。今は10センチ程のカメです。田んぼで見付けて拾ってきたみたいです。エサ、エサをやる回数、時間帯など…カメの部屋作りや置き場など…基礎から何でもいいのでお願いします。

拾ってきたカメの飼育:種類の見分け方と適切な環境づくり

まず、拾ってきたカメの種類を特定することが大切です。田んぼで見つかったとのことですので、クサガメの可能性が高いです。しかし、ミシシッピアカミミガメなどの外来種である可能性も否定できません。種類によって飼育方法が異なるため、写真などを参考に種類を特定し、その種類に合わせた飼育方法を調べてください。 インターネット検索や、爬虫類専門の動物病院に相談するのも良いでしょう。 カメの種類が特定できない場合は、専門家に相談することを強くお勧めします。

カメの種類別飼育環境の違い

クサガメとミシシッピアカミミガメでは、必要な飼育環境が異なります。クサガメは日本の在来種で、比較的飼育が容易ですが、ミシシッピアカミミガメは外来種で、日本の生態系に悪影響を与える可能性があるため、飼育には注意が必要です。 飼育前に、そのカメが日本の在来種であるか、外来種であるかをしっかり確認しましょう。 外来種である場合は、適切な飼育方法だけでなく、法律にも抵触しないよう注意が必要です。

カメの飼育環境:水槽選びからレイアウトまで

10cmのカメであれば、水槽選びが重要です。

水槽の選び方

* 水槽のサイズ:カメの大きさや種類、将来的な成長を考慮して、十分な広さの水槽を選びましょう。最低でもカメの甲羅の長さの3倍以上の長さの水槽が推奨されます。10cmのカメであれば、60cm水槽以上が理想的です。
* 水槽の種類:ガラス水槽が一般的で、清掃もしやすくおすすめです。
* フィルター:カメの排泄物による水質悪化を防ぐため、外部フィルターや強力な内部フィルターが必要です。水質維持には、フィルターの定期的な清掃が不可欠です。

水槽のレイアウト:自然環境を再現

カメは自然環境に近い環境を好みます。

* 隠れ家:流木や石、人工のシェルターなどを配置し、カメが落ち着ける隠れ家を作りましょう。これは、カメのストレス軽減に繋がります。
* 陸地:カメは陸上で日光浴をする必要があります。陸地は、水槽の面積の約1/3を確保しましょう。 バスキングスポット(日光浴場所)には、暖房器具を設置する必要があります。
* 水深:カメが自由に泳げる深さが必要です。 ただし、小さすぎるカメの場合は、溺れる可能性があるので、浅い水位から始め、徐々に深さを増していくことをお勧めします。
* 底砂:底砂は、カメの種類や好みに合わせて選びましょう。クサガメであれば、川砂などが適しています。底砂を使用しない場合も、清掃が容易になります。
* 植物:水草や観葉植物を配置することで、より自然に近い環境を作り、カメの隠れ家にもなります。ただし、カメが食べてしまう可能性のある植物は避けましょう。

カメの餌やり:種類と頻度

カメの餌は、種類や年齢によって異なります。

餌の種類

* 主食:カメの主食は、市販のカメの餌です。 種類に合った餌を選びましょう。 安価な餌は栄養価が低い場合があるので、高品質な餌を選ぶことをお勧めします。
* 補助食:レタス、小松菜などの野菜や、ミミズ、ザリガニなどの生き餌を少量与えることもできます。 ただし、野菜はビタミンやミネラルの補給に役立ちますが、主食にはなりません。 生き餌は、寄生虫の危険性があるため、与える際は注意が必要です。

餌やりの頻度と時間帯

* 頻度:幼体のうちは、1日に1~2回与えます。成体になると、1日に1回、または隔日に与える程度で十分です。
* 時間帯:特に決まった時間帯はありませんが、朝か夕方に与えるのが一般的です。 食べ残しは、すぐに取り除きましょう。

カメの健康管理と病気のサイン

カメの健康管理は、長生きさせるために非常に重要です。

定期的な観察

毎日、カメの様子を観察し、以下の点に注意しましょう。

* 食欲:餌を食べなくなったり、食べ方が変わったりしたら注意が必要です。
* 排泄:排泄物が異常に少ない、または多い場合も病気のサインです。
* 皮膚:皮膚に傷や腫れがないか確認しましょう。
* 動き:元気がなく、動きが鈍くなっている場合は注意が必要です。

病気のサイン

上記の症状以外にも、以下のような症状が現れた場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

* 呼吸困難
* 浮腫
* 眼の異常
* 甲羅の異常

専門家への相談

カメの飼育に不安を感じたり、病気の兆候が見られたりする場合は、爬虫類に詳しい獣医に相談することが重要です。 早期発見・早期治療が、カメの寿命を延ばすことに繋がります。

まとめ:愛情と知識でカメの幸せな生活を

拾ってきたカメを飼育することは、責任ある行動です。 カメの種類を特定し、適切な環境を整え、健康管理を怠らないことで、カメは長生きし、あなたに多くの喜びを与えてくれるでしょう。 この記事が、カメとの幸せな生活の助けになれば幸いです。

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