カメの病気?白カビ病と外傷の鑑別と治療法

天然スッポンの事なのですが他のカメにかまれたのか白カビ病という病気なのかわかりません。また治療法についても教えていただきたいです。 水はきれいにしています。 シェルターは入れています。 砂入れていません。 飼育ケージは70センチほどです。 まだ飼育してから一週間たっていなく餌(はさみを取ったザリガニ、メダカ、ドジョウ、タニシ)を食べているところは確認していません。いずれ人工飼料に変えていきたいと思っています。どうかよろしくお願いします。補足しじみは市販で売っているものを少しゆでてからあたえるのですか?

スッポンに起こる可能性のある症状:白カビ病と外傷の判別

ご質問ありがとうございます。天然スッポンを飼育されているとのこと、まずはお迎えおめでとうございます。 しかし、飼育開始から一週間で状態に不安を感じられているとのこと、ご心配ですね。 スッポンが白っぽいカビのような症状を示しているとのことですが、それが白カビ病なのか、他のカメに噛まれた傷なのかを判断するのは、写真や動画がないと難しいです。白カビ病は真菌感染症で、皮膚に白い綿状のものが付着し、進行すると皮膚がただれてきます。一方、他のカメに噛まれた傷は、出血や腫れ、傷口が見られるのが特徴です。

白カビ病の症状と鑑別ポイント

白カビ病は、水質悪化やストレス、栄養不足などが原因で発症することが多いです。症状としては、

  • 皮膚や甲羅に白い綿状のものが付着する
  • 皮膚が赤く腫れる、ただれる
  • 食欲不振、元気がなくなる
  • ひどい場合は、潰瘍や出血が見られる

などが挙げられます。 噛み傷との違いは、白いカビ状の菌糸の有無です。 噛み傷であれば、傷口がはっきりしており、カビのようなものは見られません。 写真や動画を獣医さんに見せることで、正確な診断を受けることができます。

外傷(噛み傷)の症状と鑑別ポイント

他のカメに噛まれた場合は、

  • 皮膚に傷がある
  • 出血している、または血痕がある
  • 腫れや痛みがある(スッポンは痛みを表現しにくいですが、行動の変化に注意)
  • 噛まれた部分が赤くなっている

といった症状が見られます。 白カビ病とは異なり、白いカビ状のものは見られません。 傷口の大きさや深さによって、治療法も変わってきます。

スッポンの治療法と飼育環境の改善

現状では、白カビ病か噛み傷か断定できませんが、いずれの場合も専門家の診察が不可欠です。 爬虫類に詳しい獣医さんを受診することを強くお勧めします。 獣医さんは症状を確認し、適切な診断と治療法を提案してくれます。

白カビ病の治療

白カビ病と診断された場合は、抗真菌薬の投与や、患部の洗浄、水質改善などが行われます。 自己判断での治療は危険です。 必ず獣医さんの指示に従ってください。

外傷(噛み傷)の治療

噛み傷の場合は、傷の洗浄と消毒、場合によっては縫合が必要となることもあります。 傷口の感染を防ぐため、清潔な環境を保つことが重要です。 傷口に直接触らないように注意し、獣医さんの指示に従って治療を進めてください。

飼育環境の見直しと餌について

飼育環境についても、改善の余地があるかもしれません。

飼育ケージについて

70cmのケージは、スッポンにとってやや狭いかもしれません。スッポンは成長すると大きくなるため、将来的にはより広いケージへの移行が必要です。 また、砂は入れていないとのことですが、スッポンが潜れるシェルターは十分な大きさで、安全な場所を確保しているか確認しましょう。

餌について

餌を食べているのを確認していないとのことですが、一週間程度であればまだ心配する必要はありません。しかし、今後食欲不振が続くようであれば、獣医さんに相談してください。 ザリガニ、メダカ、ドジョウ、タニシは、スッポンの餌として適切ですが、栄養バランスを考慮し、人工飼料も併用することをお勧めします。 人工飼料は、栄養価が高く、偏食を防ぐのに役立ちます。

しじみについて

市販のしじみをゆでて与えることは可能です。ただし、必ず加熱処理をしてから与えてください。 生きたまま与えると、寄生虫の感染リスクがあります。 また、しじみはカルシウム源として有効ですが、主食として与えるのではなく、補助的な餌として与えるようにしましょう。

まとめ:専門家への相談が重要

スッポンの状態が気になる場合は、迷わず爬虫類に詳しい獣医さんに相談しましょう。 早期発見・早期治療が、スッポンの健康を守る上で非常に重要です。 獣医さんの指示に従い、適切な治療と飼育環境の改善を行うことで、スッポンが健康に成長することを願っています。 写真や動画を撮って獣医さんに相談することで、より正確な診断を受けることができます。

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