カメの多頭飼育とベランダでの飼育:縄張り争いへの対策とインテリアとの調和

カメの喧嘩について。家でカメを飼っております。初めは屋内で多頭飼育飼しておりましたが、大きくなるとともに縄張り争い?でケンカをするようになってしまい、それぞれ屋内で単独飼育をしておりましたが、これ以上大きくなると、もう部屋に水槽を置ける場所がないので、ベランダを改造して放し飼いができる様にしました。ベランダに水を張った衣装ケースを2つ置いて、万が一ケンカが始まっても直ぐに陸に避難できるようにしたりと、工夫は凝らしたつもりですが、心配です。そもそもケンカはなぜ起こり、対処方法はないのでしょうか?ちなみに、家のカメは5匹居りますが全て♂で種類はキバラガメ2匹とリオグランデアカミミガメとウンキュウとミシシッピアカミミガメです。補足ベランダの大きさは2畳程度の正方形型のスペースでケースの水深も深めにし、レンガを重ねるなど、いつでも外に出れるような工夫もしました。ケースの大きさは80センチ程度です。ひとまず、毎日怪我をしたり調子が悪いカメがいないか観察しながら、ベランダでの飼育を続けてみます。一つ気になるのですが、よくペットショップでカメが多頭飼育されているのを見かけますが、なぜあのような場合はケンカもすることなくいるのでしょうか?

カメの喧嘩の原因:縄張り意識とストレス

カメの喧嘩は、主に縄張り意識ストレスが原因です。特にオス同士は、繁殖期や餌をめぐる競争、あるいは単に自分のテリトリーを主張する行動として喧嘩をします。 あなたの飼育環境では、5匹のオスのカメを2畳のベランダで飼育しているため、スペースの狭さや資源(餌、日光浴場所など)の不足がストレスとなり、喧嘩の原因になっている可能性が高いです。 種類も異なるカメを混在させていることも、ストレス要因の一つと考えられます。それぞれのカメの性格や個体差も影響します。

種類による性格の違い

キバラガメ、リオグランデアカミミガメ、ウンキュウ、ミシシッピアカミミガメと、種類も様々です。これらのカメの性格や縄張り意識の強さは種類によって異なり、特にアカミミガメは比較的攻撃的な傾向があると言われています。そのため、多頭飼育が難しい場合があります。

ペットショップでの多頭飼育とあなたの飼育環境の違い

ペットショップでカメが複数飼育されているのは、広い水槽を使用し、十分な隠れ家を用意している、個体数に合わせたスペース確保をしている、餌の量を十分に確保している、定期的な清掃を行っているなど、ストレスを最小限に抑える工夫がされているからです。また、ショップでは、若い個体を複数飼育している場合が多く、性成熟していないため、縄張り意識がそれほど強くないことも要因の一つです。

ベランダでのカメの多頭飼育:改善策と注意点

現状の飼育環境を改善し、カメたちのストレスを軽減するために、以下の対策を検討してみましょう。

1.飼育スペースの拡大

2畳のベランダでは、5匹のカメにとって狭すぎる可能性があります。可能であれば、ベランダ全体をカメの飼育スペースとして活用し、複数個の水槽やケージを設置することを検討しましょう。 それぞれのカメに十分なスペースと隠れ家を与え、縄張り意識によるストレスを軽減することが重要です。

2.隠れ家の設置

カメは隠れ場所を好みます。岩、流木、植物などを配置することで、それぞれのカメが落ち着ける場所を作り、視覚的な遮蔽を提供します。隠れ家を増やすことで、直接的な接触を避け、ストレスを減らすことができます。 インテリアとしても自然な雰囲気になり、ベランダの景観も向上します。

3.餌やり方法の工夫

餌やりは、喧嘩の原因になりやすい行動です。複数箇所に餌を置く時間をずらして餌をやる個体ごとに餌の量を調整するなどの工夫が必要です。 餌の奪い合いを防ぐことで、ストレスを軽減できます。

4.水質管理の徹底

カメの健康を維持するためには、水質管理が不可欠です。定期的な水換えフィルターの清掃を徹底しましょう。汚れた水はカメのストレスを高めます。

5.日光浴スペースの確保

カメは日光浴が必須です。紫外線ライトを設置し、十分な日光浴ができる環境を整えましょう。日光浴不足もストレスの原因となります。 ベランダのレイアウトを工夫し、日光が当たる場所を確保しましょう。

ベランダインテリアとカメの飼育の両立

ベランダをカメの飼育スペースとして利用する際には、安全面美観の両面を考慮する必要があります。

安全面

* ケージや水槽はしっかりと固定し、転倒防止対策をしましょう。
* カメが脱走しないように、ネットなどでしっかり覆いましょう。
* 有毒植物を置かないように注意しましょう。
* 冬場の寒さ対策、夏場の暑さ対策を十分に行いましょう。

美観

* 自然な素材を使用し、緑豊かな空間を演出しましょう。植物を配置することで、カメの隠れ家にもなり、ベランダの景観も向上します。
* 石やレンガなどを使い、自然な雰囲気を演出しましょう。
* 水槽やケージの配置にも気を配り、すっきりとした空間を保ちましょう。

専門家の意見:獣医師への相談

カメの飼育に不安がある場合は、獣医師に相談することをお勧めします。獣医師は、カメの健康状態をチェックし、適切な飼育方法についてアドバイスしてくれます。

まとめ

カメの多頭飼育は、スペース、隠れ家、餌やり方法、水質管理など、多くの点に注意が必要です。 ベランダでの飼育は、スペースに限りがあるため、より慎重な計画と管理が必要です。 カメの健康と安全を第一に考え、快適な環境を整えることで、喧嘩を防ぎ、長生きさせることができます。 ベランダのインテリアも考慮し、安全で美しく、カメにとっても快適な空間を創造しましょう。

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