カビだらけの部屋!壁紙の対処法と大家さんとの上手な交渉術

壁紙のカビ&その跡の対処方法、そして今後の大家さんとのやりとりについて教えてください。 仕事の都合で今年の4月末から家を空けていた彼が、今日ようやく自宅へ戻ることができたそうなのですが…なんと部屋の至る所にカビが発生しており、とんでもないことになっているようなのです。 彼東京−私福岡で遠恋中なもので、途方に暮れている彼のところへ掃除の手伝いにも行けないのですが、とりあえず手袋・マスク・メガネをした上で、キッチンハイターやカビキラーのようなものを使用し壁紙の拭き取りをしてもらっています。(一部衣類や家具にもカビがあったようです) ただ、拭き取った物のその跡が残ってしまっていてそれがとれないそうです。 この跡を取ることはもう不可能なのでしょうか? また、こういった事例は大家さん(管理会社を仲介せず直接やり取りしているそうです)に相談すれば何かいい手だてをとってくれる可能性はあるのでしょうか? 色々調べたところ、「普通に生活していて室内に相当量のカビが発生するのは建物の構造上の欠陥と考えられるので、管理会社に相談を」という意見を見かけたのですが、「数ヶ月家を空けていた」状況が「普通に生活をしていた」とみなされるか否か…と感じたりもしています。 いまなんとか対処しても、退去時に原状回復の対象として費用はかかるのでしょうか? いま連絡しても同じく費用を徴収されるのであれば、健康のことも考え即大家さんに相談だと思っています。 その他、洗濯機の排水接続がおかしいとか、洗面台の止水栓と床の接合部分の部品が劣化?して匂いがあがってくるとか、大家さん相談すべき点は色々あるので、何はともあれ大家さんに連絡を入れるように伝えているのですが…。 なにぶんわたしも経験がない事態なのでどうすべきか、また、これからどういったことが予想されるかわからずにこちらに質問させていただきました。 みなさんのお知恵をお借りできると大変ありがたいです。 どうぞよろしくお願いいたします!

カビ発生の原因と対処法

数ヶ月間空家だった部屋にカビが発生してしまったとのこと、大変お困りでしょう。まずは落ち着いて、段階的に対処していきましょう。カビの発生原因は、大きく分けて以下の3つが考えられます。

  • 湿度が高い:空気が湿っている状態が続くと、カビの繁殖に最適な環境となります。長期間不在で換気が不十分だったことが原因と考えられます。
  • 温度が高い:高温多湿の環境はカビの繁殖を促進します。特に夏場は注意が必要です。
  • 結露:窓や壁などに結露が発生し、それが長期間乾燥しないことでカビが発生します。建物の断熱性や換気状況も関係してきます。

既にキッチンハイターやカビキラーで拭き取りを試みているとのことですが、漂白剤はカビの除去には有効ですが、壁紙の色落ちや変色を引き起こす可能性があります。特に、濃い色の壁紙や、素材によってはシミとして残ってしまう可能性が高いです。

カビ跡の除去方法

残念ながら、カビの跡が完全に消えるとは限りません。既に色落ちや変色が起こっている場合は、完全に元通りにするのは難しいでしょう。しかし、少しでも目立たなくするためにできることがあります。

  • 専用の洗剤を使用する:カビ取り剤以外にも、壁紙用のクリーナーや、重曹、セスキ炭酸ソーダなどの弱アルカリ性の洗剤を試してみましょう。ただし、事前に目立たない場所で試してから使用してください。
  • 研磨剤の使用は避ける:研磨剤を使うと壁紙が傷つき、かえって目立つ可能性があります。
  • 拭き取りは優しく:ゴシゴシこすると壁紙が傷むので、優しく丁寧に拭きましょう。
  • 乾燥させる:拭き取り後は、十分に乾燥させることが重要です。除湿機や扇風機などを活用しましょう。
  • 壁紙の張り替えを検討する:カビの跡が酷い場合は、壁紙の張り替えを検討する必要があるかもしれません。

大家さんへの相談と今後の対応

カビの発生は、建物の状態にも関係している可能性があります。大家さんへの連絡は必須です。状況を写真や動画で記録しておき、証拠として提示しましょう。

大家さんへの連絡方法

連絡する際には、以下の点を明確に伝えましょう。

  • カビの発生状況:写真や動画で状況を具体的に説明しましょう。
  • 発生場所:どの部屋のどの部分にカビが発生しているのかを具体的に伝えましょう。
  • 発生時期:いつ頃からカビに気づいたのかを伝えましょう。
  • 自身の対応:既にどのような対応をしたのかを伝えましょう。
  • 要望:壁紙の張り替えや修理などを希望する場合は、具体的に伝えましょう。

大家さんの対応と費用負担

大家さんの対応は、建物の状態や契約内容によって異なります。

  • 建物の老朽化や欠陥が原因の場合:大家さんが修理費用を負担する可能性が高いです。特に、換気不足や断熱不良などが原因の場合は、大家さんの責任が問われる可能性があります。
  • 入居者の不注意が原因の場合:例えば、適切な換気を行わなかった場合などは、入居者側の責任となる可能性があります。しかし、数ヶ月間の不在によるカビ発生は、必ずしも入居者の責任とは限りません。大家さんと話し合い、責任の所在を明確にする必要があります。

「普通に生活していて室内に相当量のカビが発生するのは建物の構造上の欠陥と考えられる」という意見は、一定の妥当性があります。しかし、数ヶ月間の空家状態は、通常の生活状況とは異なるため、大家さんの責任の程度は、専門家の判断が必要となる可能性があります。

専門家の意見

必要に応じて、不動産鑑定士や建築士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、カビ発生の原因を特定し、責任の所在を明確にする上で大きな助けとなります。また、修理費用についても客観的な判断をしてもらえます。

その他問題点への対応

洗濯機の排水接続や洗面台の止水栓の問題についても、一緒に大家さんに相談しましょう。これらの問題は、建物の老朽化や設備の不具合が原因である可能性があります。

まとめ

カビの発生は、住む人の健康にも影響を与える深刻な問題です。まずは落ち着いて、状況を整理し、証拠を確保しましょう。そして、大家さんと冷静に話し合い、適切な解決策を見つけることが重要です。必要に応じて専門家の意見も聞きながら、問題解決を目指しましょう。

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