カビだらけのカラーボックスと壁の対策|賃貸でもできるカビ予防

カビがヒドイ! 棚(カラーボックス)の裏側が緑色のカビでいっぱいでした。 その棚が置いてあった場所が、トイレに面した壁に寄せていました。 その部屋は二方向に窓もあり、ちょくちょく換気はしているものの風通りは良くなく、家の周りが市の保有林があり緑がいっぱいで、2×4のアパート一階北側の部屋。。。 一年前にもその場所に、別の棚(カラーボックス)を置いていましたが、同様にカビが生えていました。この棚は日干しをして、後日別の部屋に置いていましたが、再びカビが発生してました。 もう、この棚は処分するしかありませんか?棚の奥まで、カビが根付いてしまったのでしょうか? また、毎回そのカビが発生する壁には、今後どのような対処をしていけばいいでしょうか?補足壁紙です。賃貸なのですが、勝手に壁紙剥がして大丈夫ですかね?不動産屋に相談するべきでしょうか。 アルコールとはどの様なものですか? お酢がカビにいいと聞きますが、威力は弱いですか?

カビ発生の原因とカラーボックスの処置

まず、ご自宅で繰り返しカビが発生する原因を分析し、適切な対策を講じることが重要です。ご質問にある状況から、いくつかの要因が考えられます。

1.湿気

* トイレに面した壁:トイレは常に湿気が高い場所です。壁に隣接してカラーボックスを置くことで、湿気がカラーボックスの裏側にこもりやすく、カビの発生を促進します。
* 風通しの悪さ:二方向に窓があっても、風通しが悪いと湿気が滞留し、カビの繁殖に最適な環境となります。
* 家の周囲の環境:周囲が緑豊かな環境であることも、湿度の高さを助長する可能性があります。特に、一階北側の部屋は日当たりが悪く、湿気が逃げにくい傾向にあります。
* 2×4アパート:2×4工法のアパートは、壁の断熱性が低い場合があり、外気の湿気を吸収しやすいため、カビが発生しやすい可能性があります。

2.カラーボックスの素材と構造

カラーボックスは、木材や紙素材を使用しているため、吸湿性が高く、カビが発生しやすい素材です。さらに、通気性が悪く、湿気がこもりやすい構造であることもカビ発生の一因となります。

3.カビの根付き

一度カビが発生すると、目に見える部分だけでなく、棚の奥深くまで菌糸が入り込んでいる可能性が高いです。日干しや別の部屋への移動では、完全にカビを除去することは難しく、再発の原因となります。そのため、残念ながら、カビの発生したカラーボックスは処分する方が良いでしょう。 再利用は、健康面からもおすすめできません。

壁のカビ対策と賃貸における注意点

賃貸住宅でカビ対策を行う際には、いくつか注意すべき点があります。

1.不動産会社への相談

まずは、不動産会社に状況を説明し、相談することが重要です。賃貸契約において、原状回復義務がありますが、借主の責めに帰さない老朽化や自然災害による損傷などは、大家負担となるケースがあります。カビの発生状況によっては、壁紙の張り替えなどの修繕を依頼できる可能性があります。

2.壁紙の剥がれについて

勝手に壁紙を剥がすことは避けてください。賃貸物件では、勝手に改修工事を行うことは契約違反となる可能性があります。不動産会社に相談し、適切な方法で対応してもらいましょう。

3.効果的なカビ対策

不動産会社への相談と並行して、以下の対策を行うことで、カビの再発を防ぎましょう。

* 換気:窓を開けて定期的に換気を行い、室内の湿気を排出することが最も重要です。特に、トイレ使用後や入浴後はこまめな換気を心がけましょう。
* 除湿:除湿機を使用したり、除湿剤を置くことで、室内の湿度を下げることができます。特に梅雨時期や雨の日は、積極的に除湿対策を行いましょう。
* 乾燥:壁に湿気がこもらないように、壁際に家具を置かない、あるいは通気性の良い家具を選ぶようにしましょう。
* 清掃:定期的に壁や家具の表面を清掃し、カビの胞子を落とすことで、カビの発生を防ぐことができます。
* 防カビ剤:市販の防カビ剤を使用することも効果的です。ただし、使用前に必ず使用方法を確認し、換気を十分に行ってください。

アルコールと酢の効果

* アルコール:エタノールなどのアルコールは、カビの細胞膜を破壊する効果があります。高濃度のアルコールほど効果が高いですが、壁紙への影響を考慮し、薄めて使用することをおすすめします。
* 酢:酢にもカビ抑制効果がありますが、アルコールに比べて効果は弱く、広範囲のカビに対しては効果が限定的です。軽いカビであれば、予防効果として使用できますが、既に発生しているカビに対しては、アルコールや防カビ剤の使用をおすすめします。

まとめ

繰り返しカビが発生する原因は、湿気と風通しの悪さ、そしてカラーボックスの素材と構造が複合的に作用している可能性が高いです。カビの発生したカラーボックスは処分し、不動産会社に相談の上、壁のカビ対策を行いましょう。換気、除湿、清掃を徹底し、防カビ剤などを活用することで、カビの再発を防ぎ、快適な住空間を保ちましょう。

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