カビが生えた部屋の対処法:天井・壁のカビ除去と再発防止

家の一室が天井や壁にカビが生えてしまい業者に頼んで天井を剥がしペンキで塗り直したんですがカビはまだ棲息しているのでしょうか?気持ち悪くてまだその部屋を使ってません

カビの再発リスクと現状確認

天井や壁のカビは、一度除去しても、完全に根絶できたとは言い切れません。特に、ペンキ塗り直しだけでは、壁内部や天井裏に潜むカビの胞子や菌糸を完全に除去しきれていない可能性があります。そのため、気持ち悪さを感じるのは当然です。 まずは、現状を正確に把握することが重要です。

カビの再発チェックポイント

* 臭い:カビ特有の湿った臭いが残っていませんか? わずかな臭いでも、カビの残存を示唆する可能性があります。
* 見た目:ペンキの下にカビが潜んでいる可能性があります。 ペンキの表面に、わずかな変色やシミ、膨れなどがないか注意深く確認しましょう。 特に、継ぎ目やコーナー部分などはチェックが必要です。
* 触感:壁や天井を触ってみて、湿っている部分や、ざらざらした部分はありませんか? これもカビの残存を示す可能性があります。
* 結露:カビの発生原因として最も多いのが結露です。窓や壁に結露が発生していないか確認しましょう。結露はカビの温床となります。

もし、上記のチェックポイントで何か気になる点があれば、カビが完全に除去できていない可能性が高いです。

専門家への相談と追加対策

ペンキ塗り直しだけでは不十分な場合、専門業者への相談がおすすめです。

専門業者に依頼するメリット

* 原因究明:カビ発生の原因を特定し、再発防止策を提案してくれます。 結露対策、換気対策など、根本的な解決策を提示してもらえます。
* 徹底的な除去:特殊な薬剤や機器を使用して、目に見えないカビの胞子や菌糸まで徹底的に除去します。 ペンキ塗り直しだけでは除去できない部分も、専門業者なら対応可能です。
* 安心感:専門家の目で確認してもらうことで、安心して部屋を使用できるようになります。

追加対策:

専門業者に依頼する前に、以下の対策を行うことで、効果を高めることができます。

* 換気:部屋を常に換気の良い状態に保ちましょう。 窓を開け放つ、換気扇を使用するなど、積極的に換気を行いましょう。
* 除湿:除湿機を使用したり、乾燥剤を置くなどして、部屋の湿度を下げましょう。 特に梅雨や夏の時期は、湿度管理が重要です。
* 清掃:カビの発生しやすい場所は、定期的に清掃しましょう。 掃除機や雑巾で汚れを落とすだけでなく、カビ取り剤を使用するのも効果的です。
* 乾燥:湿気がこもりやすい家具やカーペットなどは、定期的に乾燥させましょう。 天日干しをする、扇風機で風を当てるなど、様々な方法があります。

再発防止のための具体的な対策

カビの再発を防ぐためには、以下の対策が重要です。

1. 換気:

* 毎日、窓を開けて換気しましょう。少なくとも1日に2回、15分以上の換気を心がけましょう。
* 換気扇を効果的に活用しましょう。調理中や入浴後は、必ず換気扇を回しましょう。
* 室内空気の循環を良くするために、サーキュレーターなどを活用するのも効果的です。

2. 除湿:

* 除湿機を使用しましょう。特に梅雨や夏の時期は、除湿機を積極的に活用しましょう。
* 室内干しは避けましょう。室内で洗濯物を干すと、湿度が上がり、カビが発生しやすくなります。
* 湿気を吸着する乾燥剤を置いておきましょう。クローゼットや押入れなど、湿気がこもりやすい場所に置いておくと効果的です。

3. 清潔さ:

* 定期的に掃除を行いましょう。特に、カビが発生しやすい場所は、こまめに掃除しましょう。
* 掃除機や雑巾だけでなく、カビ取り剤も活用しましょう。
* 家具やカーペットなども定期的に清掃しましょう。

4. 原因特定と対策:

* カビの原因を特定しましょう。結露、漏水、通気不良など、様々な原因が考えられます。
* 原因に応じて適切な対策を行いましょう。例えば、結露が原因であれば、窓の断熱性を高める、換気を改善するなどの対策が必要です。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、ペンキ塗り直しだけでは不十分なケースが多いです。カビは、壁内部に深く根を張っていることが多く、表面を塗るだけでは根本的な解決にはなりません。 原因究明と適切な処置、そして再発防止策の立案が重要です。 特に、湿気対策は必須です。 換気、除湿、断熱など、多角的なアプローチが必要となります。 もし、再発が心配な場合は、専門業者に相談することを強くお勧めします。

まとめ

カビが生えた部屋を安全に使えるようにするには、現状の確認、専門家への相談、そして再発防止策の実施が不可欠です。 気持ち悪さを感じながら生活するよりも、専門家の力を借りて、安心して過ごせる空間を作りましょう。 この記事が、皆様の快適な住環境づくりの一助となれば幸いです。

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