リビングとつながっているオープンキッチンのお家って不潔じゃないですか？キッチンはあくまでも楽屋裏であり、メインになるべきではないと思っています。油を使っていためものをすれば、小さな油が蒸気と一緒に空気中に漂います。そのまま壁や天井や家具にこびりつきます。料理をすればさまざまな匂いが出ますが、それが家具や壁、天井に染みつきます。マンションの間取り図を見ていて、オープンキッチンになっていると本当に残念だなと感じます。オープンキッチンって不潔だと思いませんか？どんなに普段綺麗にしていても、料理の際に出る匂いや蒸気や油は空気中に漂い、部屋を汚しますから。
Contents
オープンキッチンのメリットとデメリット：清潔さとの両立
オープンキッチンは、リビングとの一体感を高め、家族のコミュニケーションを促進するなど多くのメリットがあります。しかし、油汚れやニオイの広がりといったデメリットも無視できません。 「不潔」というご意見は、これらのデメリットへの懸念からくるものでしょう。 本記事では、オープンキッチンの清潔さを保ち、快適な生活空間を実現するための具体的な方法を解説します。
オープンキッチン特有の汚れ問題：油汚れ、ニオイ、ホコリ
オープンキッチンにおける汚れの主な原因は、以下の3点です。
- 油汚れ：揚げ物など油を使う調理では、油煙が空気中に拡散し、壁や天井、家具に付着します。目に見えない微細な油粒子が徐々に蓄積され、ベタつきや黄ばみの原因となります。
- ニオイ：魚料理やカレーなど、強いニオイの料理は、リビング全体に広がりやすく、カーテンやソファなどに染み付く可能性があります。換気扇だけでは完全に防ぐのは難しいでしょう。
- ホコリ：調理中は食材のカスや油が飛び散りやすく、調理後にはホコリが舞いやすい環境になります。リビングと繋がっているため、ホコリがリビングに広がる可能性も高まります。
オープンキッチンの清潔さを保つための具体的な対策
オープンキッチンのデメリットを解消し、清潔さを保つためには、以下の対策が有効です。
1. 高性能レンジフードの設置と適切な換気
- 強力な排気力を持つレンジフードを選ぶ：油煙やニオイを効果的に除去するために、吸込口のサイズが大きく、排気能力の高いレンジフードを選びましょう。フィルターの清掃頻度にも注意が必要です。
- 換気扇をこまめに使用：調理中はもちろん、調理後も換気扇を回して、空気の循環を促しましょう。窓を開けて自然換気を行うのも効果的です。換気扇のフィルターは定期的に清掃または交換しましょう。
- 換気システムの確認：マンションの場合は、全体の換気システムが適切に機能しているか管理会社に確認しましょう。換気システムの不具合は、ニオイや湿気の滞留につながります。
2. 油汚れ対策：素材選びと清掃方法
- 油汚れに強い素材を選ぶ：キッチンカウンターや壁には、油汚れに強い素材（ステンレス、人工大理石など）を選びましょう。清掃が容易な素材を選ぶことで、こまめな清掃を促し、汚れの蓄積を防ぎます。
- こまめな清掃：調理後には、すぐにキッチンを清掃しましょう。油汚れは放置すると固着し、落としにくくなります。マイクロファイバークロスなど、油汚れに効果的なクロスを使用しましょう。
- 定期的なプロの清掃：年に一度程度、プロのハウスクリーニング業者に依頼して、レンジフードや換気扇などの徹底的な清掃を行うことをおすすめします。専門的な知識と技術で、普段の清掃では落としきれない汚れを除去できます。
3. ニオイ対策：消臭剤と空気清浄機
- 消臭効果のある空気清浄機：リビングとキッチンを繋ぐ空間には、脱臭機能の高い空気清浄機を設置しましょう。活性炭フィルターなど、ニオイを吸着する機能がついた製品がおすすめです。
- 消臭スプレーやアロマ：調理後のニオイを軽減するために、消臭スプレーやアロマを使用するのも有効です。ただし、香りが強すぎると逆効果になる場合があるので、控えめに使いましょう。天然成分の消臭剤を選ぶのがおすすめです。
- 換気と併用：消臭剤や空気清浄機は、換気と併用することでより効果を発揮します。換気によって空気を入れ替えることで、ニオイの滞留を防ぎます。
4. 間仕切りやパーテーションの活用
- 視覚的な区切り：キッチンとリビングの間に、間仕切りやパーテーションを設置することで、視覚的に空間を区切り、キッチンの油汚れやニオイがリビングに広がるのを防ぐ効果があります。デザイン性の高いパーテーションを選ぶことで、インテリアのアクセントにもなります。
- 可動式パーテーション：必要に応じて開閉できる可動式パーテーションは、開放感とプライバシーの両立に役立ちます。調理中は閉じて、普段は開けておくことで、状況に応じて使い分けられます。
5. インテリアの素材選び
- 撥水加工の家具：リビングの家具は、撥水加工が施された素材を選ぶことで、油汚れやニオイの付着を防ぎます。こぼれたものを拭き取りやすく、お手入れも簡単です。
- 汚れが目立ちにくい色：壁や家具の色は、汚れが目立ちにくい色（ダークブラウン、グレーなど）を選ぶと、汚れを気にせず快適に過ごせます。アイボリーのような明るい色は汚れが目立ちやすいので注意が必要です。
専門家の意見：インテリアコーディネーターの視点
インテリアコーディネーターの視点から見ると、オープンキッチンの清潔さは、適切な設計と素材選び、そして日々の丁寧な清掃によって十分に保てます。 重要なのは、単に「オープンキッチン＝不潔」と決めつけるのではなく、具体的な問題点と解決策を検討することです。 上記の対策を参考に、ご自身のライフスタイルに合った工夫を取り入れてください。
まとめ：オープンキッチンでも清潔な空間を
オープンキッチンは、確かに油汚れやニオイの問題を抱えますが、適切な対策を行うことで、清潔で快適な空間を維持できます。 高性能な換気設備、こまめな清掃、適切な素材選びなどを組み合わせることで、リビングと一体となった開放的な空間を楽しみながら、清潔さを保つことが可能です。 本記事で紹介した対策を参考に、理想のオープンキッチンを実現してください。
