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オートロックの種類と仕組み
マンションのオートロックシステムは、大きく分けて以下の2種類があります。
- 1. ハンズフリータイプ(モニター付きインターホン): 部屋のインターホンで来訪者を確認し、ボタン操作でエントランスのドアを開錠できるシステムです。多くの場合、モニター付きインターホンが設置されており、来訪者の顔を確認できます。セキュリティ面で優れており、近年主流となっています。
- 2. セキュリティキータイプ(非ハンズフリー): 質問者様が内見されたマンションのようなタイプです。部屋にはモニターなしのドアホンが設置されており、来訪者の確認はできません。エントランスの解錠には、専用のキー(磁気カードや暗証番号など)が必要となります。来訪者が来た場合、居住者が自らエントランスまで降りて解錠する必要があります。
質問者様が見学されたマンションは、セキュリティキータイプのオートロックシステムを採用していると考えられます。不動産の方が普通の鍵で開けたのは、管理人などが持つマスターキーの可能性が高いです。
モニターなしドアホンタイプのオートロックのメリット・デメリット
セキュリティキータイプのオートロックは、ハンズフリータイプに比べてセキュリティ面では劣りますが、コストを抑えられるというメリットがあります。 築年数の古いマンションや、比較的低価格帯のマンションに採用されることが多いです。
メリット
- 初期費用が安い: ハンズフリータイプに比べて、導入費用が安価に抑えられます。
- 管理が比較的容易: システムがシンプルなので、メンテナンス費用も比較的安価です。
デメリット
- セキュリティ面での不安: 来訪者の確認ができないため、不審者への対応が難しいです。防犯カメラなどの併設が重要になります。
- 居住者の負担: 来訪者に対応するために、自らエントランスまで降りる必要があります。高齢者や小さなお子さん連れには負担が大きいかもしれません。
- 鍵の管理: 鍵を紛失した場合、交換費用が発生します。また、鍵の複製も管理する必要があります。
オートロック以外のセキュリティ対策
セキュリティキータイプのオートロックマンションでは、オートロックシステム以外のセキュリティ対策も重要になります。
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- 防犯カメラの設置: エントランスや共用部に防犯カメラを設置することで、犯罪抑止効果を高めることができます。
- 防犯灯の設置: 夜間の防犯対策として、エントランスや共用部に明るい防犯灯を設置しましょう。
- 管理体制の確認: 管理会社がしっかりと管理体制を整えているかを確認しましょう。定期的な点検や清掃、緊急時の対応体制などがしっかりしているか確認することが大切です。
- 個人での防犯対策: ドアチェーンや補助錠などの設置、防犯ブザーの携帯なども有効です。
インテリアとの関連性:安心・安全な空間づくり
オートロックシステムは、マンションのセキュリティに直結する重要な要素です。 安全・安心な住環境は、快適なインテリアライフを送る上で不可欠です。 安心して暮らせる住まいを選ぶことは、インテリア選びと同じくらい重要です。 例えば、防犯性を高めるための照明選び(玄関灯の明るさやセンサーライトの設置など)や、防犯カメラ映像を映せるモニターの設置なども、インテリアの一部として考えることができます。 また、落ち着ける空間を作るために、カーテンやブラインドの選定も重要です。
専門家への相談
オートロックシステムに関する疑問や不安がある場合は、不動産会社や管理会社に相談することをお勧めします。 また、防犯対策の専門家などに相談することで、より具体的な対策を立てることができます。
まとめ
オートロック付きマンションと言っても、様々なタイプがあります。 今回質問者様が内見されたマンションは、セキュリティキータイプと呼ばれるもので、部屋のインターホンで来訪者を確認できないタイプです。 セキュリティ面ではハンズフリータイプに劣りますが、費用を抑えられるメリットがあります。 安全性と費用を比較検討し、ご自身のライフスタイルに合ったマンションを選びましょう。 そして、オートロック以外の防犯対策も合わせて行うことで、より安全・安心な住まいを実現できます。