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オーダーカーテンの価格、高すぎる?適正価格の見極め方
23万円という金額に驚かれたとのこと、ごもっともです。オーダーカーテンの価格は、生地の種類、デザイン、サイズ、加工の種類、そして何より施工するお店の価格設定によって大きく変動します。そのため、一概に「高い」「安い」と断言することはできません。しかし、提示された金額が妥当かどうかを判断するための材料をいくつかご紹介します。
見積もりの内訳を確認する
まず、23万円の内訳を詳しく確認することが重要です。カーテン生地代、裏地代、レース代、縫製代、レール取り付け代、そしてお店の利益などが含まれています。それぞれの項目がいくらなのかを明示してもらい、比較検討しましょう。特に、裏地をつけることでどの程度価格が上昇しているのかを確認しましょう。
生地のランクと機能性
アスワンAUTHENSE E-2086ソラールは、高機能な遮熱・保温カーテンとして知られています。「保温力2」という表記は、メーカー独自の基準によるものと思われます。この数値が高いほど保温効果が高いと解釈できますが、具体的な数値データや根拠をメーカー資料などで確認することをお勧めします。
施工範囲と手間
今回の施工範囲は、掃き出し窓と出窓2つと比較的大規模です。窓の数が多いほど、採寸や縫製、取り付けの手間も増え、価格も高くなります。特に、出窓は形状が複雑なため、通常よりも手間がかかります。
お店の価格設定
お店によって価格設定は大きく異なります。高級志向のお店や、サービスに力を入れているお店は、価格が高くなる傾向があります。複数のお店で見積もりを取り、比較検討することで、適正価格を判断する材料となります。
断熱効果を高めるカーテン選び
奈良県山奥の寒冷地では、断熱効果の高いカーテンが不可欠です。遮光性よりも保温性を重視するとのことですので、以下の点を考慮してカーテンを選びましょう。
保温性が高い生地を選ぶ
* 生地の素材:厚手の生地、特にポリエステルやアクリルなどの化学繊維は保温性に優れています。天然素材である綿や麻も保温性がありますが、化学繊維ほど高くありません。
* 裏地:裏地をつけることで、保温効果をさらに高めることができます。特に、遮熱・保温効果のある特殊な裏地を選ぶと効果的です。
* 機能性:「保温力2」のようなメーカー独自の指標だけでなく、断熱性能を示す数値データ(例えば、保温率や遮熱率)を確認しましょう。
遮熱効果も重要
保温性だけでなく、遮熱効果も重要です。太陽からの熱を遮断することで、室温の上昇を防ぎ、冷暖房効率を向上させます。遮熱効果の高いカーテンを選ぶことで、冬だけでなく夏も快適に過ごせます。
その他、断熱効果を高める工夫
* カーテンレール:断熱効果のあるカーテンレールを選ぶことで、さらに保温性を高めることができます。
* 窓の断熱対策:カーテンだけでなく、窓自体にも断熱対策を施すことで、より効果的です。例えば、窓ガラスに断熱フィルムを貼ったり、窓枠の隙間を埋めるなど。
アスワン以外のメーカーと保温性の高いカーテン
アスワン以外にも、高機能な断熱・保温カーテンを製造しているメーカーは多数あります。いくつか例を挙げます。
* 川島セルコン:高級感のあるデザインと高い機能性を両立させたカーテンを展開しています。
* 東リ:幅広いデザインと価格帯のカーテンを取り揃えています。
* スミノエ:機能性とデザイン性を重視したカーテンを多数ラインナップしています。
これらのメーカーは、それぞれ独自の技術で高機能なカーテンを開発しています。ウェブサイトやショールームなどで、具体的な機能や性能を比較検討することをお勧めします。
裏地をつける意味
裏地をつけることで、カーテンの保温性、遮光性、防音性を高めることができます。特に寒冷地では、裏地をつけることで保温効果が大きく向上します。ただし、裏地をつけると価格が高くなるため、予算と相談しながら検討しましょう。
まとめ:賢くオーダーカーテンを選ぼう
オーダーカーテンは、高価な買い物です。しかし、適切な選び方をすれば、快適な住環境と省エネ効果を実現できます。複数のお店で見積もりを取り、生地や機能、価格などを比較検討し、ご自身のニーズに合ったカーテンを選びましょう。専門家であるインテリアコーディネーターに相談するのも有効な手段です。